2024/11/28

他人の不幸は蜜の味? 『石とシャーデンフロイデ』

 『石とシャーデンフロイデ』。シャーデンフロイデとは、“他人の不幸は蜜の味”というニュアンスを含む言葉だとか。見ていて感情移入する先が変化し、それぞれに自分を重ね合わす不思議な感覚に。
 上映後に、白磯大知監督、三村和敬さん、田中美晴さん、富田健太郎さん(左から)によるトークイベント。気づきが多々。また、いつかどこかで再会したい。

2024/11/24

アンチルッキズムと整形推奨は両立するのか? 『太陽がしょっぱい』


 『太陽がしょっぱい』。愛知県豊橋のお寺で育った女子高生。整形した友人を見て、自分も、と思うのだがという話。アンチルッキズムと整形推奨という相反する考えは両立するのか。いい作品です。
 上映後には、企画・主演の重松りささん 梁瀬泰希さん 金野美穂さんのトーク。盛り上がっていました。

2024/11/23

おとぎ話のようなシスターフッド作品『アイミタガイ』

 黒木華主演『アイミタガイ』。おとぎ話のようなシスターフッド作品。亡くなった親友のラインにメッセージを送り続ける梓、その親友・叶海の中学校時代のエピソード、サイドラインのストーリーと複雑な構成だが、脚本の妙で、とても分かりやすい。好きです。
 ところで、アイミタガイとは、相身互いなのだが、近畿地方ではよく使うと、京子さん。知らなかった。

2024/11/22

主人公ポールの夢だったのではないのか? 『ドリーム・シナリオ』

 『ドリーム・シナリオ』。製作は、A24&アリ・アスター、監督が『シック・オブ・マイセルフ』のクリストファー・ボルグリ、そして主演ニコラス・ケイジとあれば、見ない理由はまったくない。
 が、とんでもないものを見せられてしまった。何が起こったのか? もしかしたら、初めから、主人公ポールの夢だったのではないのか? そういうシナリオだったのも〜。なんて、モヤモヤ。かなり混雑しているので、ちょっと日を置いて、また見たい。

映画って本当に素敵ですね。『チネチッタで会いましょう』

 『チネチッタで会いましょう』。撮影も家庭も順調、じゃない。うまくいかないことだらけのイタリア映画の監督・ジャンニは、理想の映画を撮れるのか。
 往年の映画へのオマージュもたっぷりだし、Netflixをくさすシーンもあって、映画館で映画を見るのが好きな人には、特にお勧め。

2024/11/21

待ちわびて待ちわびて、でも会えない『ロボット・ドリームズ』


 『ロボット・ドリームズ』。待ちわびて待ちわびて、でも会えない。一人ぼっちのドッグと友達ロボットの少し切ない友情物語。激中で流れるアース・ウィンド・アンド・ファイアーの「SEPTEMBER」が、切なさを増長させるし、ラスト、グッと来る。

2024/11/18

ねーちゃんが、やって来た


 私と弟の慎が、幼いころから本当にお世話になっている、ねーちゃんこと福田恵美子さんが上京。 京子さんと三人ではとバスに乗ったり、おいしいものを食べたりの、三泊四日。楽しんでもらえたかな~。次回は、東京を起点に地方に行ってもいいかも。

2024/11/15

登場人物のほぼ全員がクズ。『対外秘』


 韓国の国会議員選挙を巡って繰り広げられるだまし合い。議員候補、フィクサー、ヤクザ、検事と出て来る人物ほぼ全員がクズ。うそだろう?のラストまで、息つく暇なし。面白かった。

2024/11/12

QUEで、ロックンロールの祭典、ボヘミアン暴動


 QUEで、ボヘミアン暴動。楽しかった。いつもマツシマライズ寄りで見てしまうのだが、次回は、絶対にROSIE側で。

2024/11/11

肉食も減らすしかないか? 『2040 地球再生のビジョン』


  人類の営みによる破壊が続く地球。2040年に少しでも改善された姿を取り戻すための策を探る『2040 地球再生のビジョン』。改められるところから生活を見直したい。肉食も減らすしかないかな~。

2024/11/10

静かに、熱い。『国境ナイトクルージング』

 『国境ナイトクルージング』。中国と北朝鮮の国境の街、延吉で出会った3人の男女。それぞれが抱える痛みを感じつつも探ることなく数日を過ごす。静かだけど、熱い。劇中の音楽が良かった。

2024/11/09

いい。今年一番。泣いた『動物界』

 『動物界』。共存か排除か。自然界での人間の立ち位置、そして世界にはびこる排他主義を問う。いい。今年一番。泣いた。

2024/11/07

Laura Day Romance「crash landing ツアー」ファイナル

 Laura Day Romance「crash landing ツアー」ファイナルを見に、初ZEPP TOKYO。ローラズの音楽を最大に再現する音の良さ。井上さんの歌もだが、鈴木さんのギターの音色も最高。
 今年は、ワンマンを3回見られたが、今日が一番良かった、というか成長が半端ない。来年4月には、東京国際フォーラム・ホールCでのワンマンが決定している。ライブハウスで見られる機会は減るかもな~。

2024/11/05

これでもかという長さのエンドロール。『ヴェノム:ザ・ラスト・ダンス』


 『ヴェノム:ザ・ラスト・ダンス』。目まぐるしい展開と圧倒的な映像ゆえに、これでもかという長さのエンドロール。ヴェノムシリーズの最終章と言いつつ、続編を匂わせる場面が多々。さて、どうなる。

2024/11/02

想像力を全開にし、没入。セリフがまったくない『ゴンドラ Gondola』


 『ゴンドラ Gondola』。ヨーロッパのジョージアにある旧ソ連時代に作られたゴンドラ。このゴンドラに乗ったら、どこまでも行けるのだとか。
 で、この作品、セリフがまったくない。説明もなくて、何が起きているかは、観客に委ねられる。初めは戸惑うも、想像力を全開にし、没入。かなり楽しんだが、リピートした方が、いいかもな。