2021/02/28

『あの頃。』、2回目。松浦の破壊力に気づく


 『あの頃。』、2回目。推しがあるって、いい。そんな作品なのだが、今さらながらに、松浦の破壊力に気づく。

2021/02/25

正気か? 狂気か? ヤン・シュバンクマイエル『ルナシー』

 

 驚愕のホラー作品が、アップリンク渋谷で行なわれてたチェコアニメ祭りのラストを飾る。ヤン・シュバンクマイエル監督作品『ルナシー』である。
 精神科病院を舞台に、正気とは? 狂気とは?を問い、その議論の矛先は、神やキリストにも向けられていく。まー、そうとうにエログロな内容だけに、好き嫌いは別れるだろうが、ストーリーは、この間見た『悦楽共犯者』よりは分かりやすいと思う。
 ちなみに、帰りの井の頭線で、若ちゃんと偶然に会ったのだが、この作品の話をすると、「気持ち悪くなりそうですね」とのことだった。仰るとおり。

2021/02/23

あやや最強? 『あの頃。』


 ハロヲタムービー『あの頃。』。分かるわーなエピソード、あれこれ。さて、私の推しは、誰でしたっけ?と思うくらい、冒頭シーンのあやや、凄すぎて。最強かも。分かるかな?

2021/02/22

堀田真由、すごくいいです。『殺意の道程』


 WOWOWで放映されたドラマの劇場版。井浦新たとバカリズムがW主演の『殺意の道程』。脚本は、バカリズム。細い設定、重箱の隅を突きまくり。ほろっともするし、いい作品かと。共演の、堀田真由、ものすごくいいです。びっくりした。

2021/02/20

クオリティー高し中国アニメ、『熊出没・ワイルドランド大冒険』


 中国春節映画週間。おもしろいねと、アップリンクのサイトで予約。まったく見るつもりがなかった作品を予約してしまったよ。
 『熊出没・ワイルドランド大冒険』ですと。中国の人気CGアニメシリーズだって。結果オーライ。悪くなかった。と言うか、中国アニメ、すごいクオリティーでした。

『怪盗ルビー』感あり、『マーメイド・イン・パリ』


 『マーメイド・イン・パリ』。予告編を見て、人魚役のマリリン・リマが気になりましてね。ファンタジー、悪い人が誰もいない。『怪盗ルビー』な感、ありました。

2021/02/17

高橋浩司もお勧め、何を見せられているのか、まったく分からない『悦楽共犯者』


 アップリンク渋谷で『チェコアニメ映画特集』が開かれている。旧共産圏だったチェコスロバキアは、他の規制はとにかく厳しいが、なぜだか国営だったアニメは、規制が緩く、ほんわかと量産されていたそうだ。期間中、長編・短編合わせて、140作品が上映される。
 で、そのほんわかした中にあって、異彩を放つのが、ヤン・シュヴァンクマイエルの特集上映。個人的に見たことがある作品は、『オテサーネク』。不妊に悩む夫妻が、木の人形をわが子として育てる話だが、最終的にはハードコアな怪獣映画の様相に。彼女が、この映画のファンで、うちにはDVDもあるのだが、他の作品は未見。
 で、今日、『悦楽共犯者』を鑑賞。自分の快楽をどう満たしていくかという内容なのだが、これが、酷い(褒めています)。何を見せられているか分からない度合いは、昨年見た映画でも上位の『ミッドサマー』をはるかにしのぐ。
 嫌いじゃないですが、他の人には勧めません。なぜなら、インスタに投稿したところ、髙橋浩司から「大好きです」の返信。怖いでしょ。

※『悦楽共犯者』の動画が見つからなかったので、『オテサーネク』のトレーラーを貼ってみました。参考までに。

2021/02/14

言葉が理解できればと残念でもある『天国に違いない』


 パレスチナ系イスラエル人であり、イエスの故郷ナザレに生まれたエリア・スレイマン監督・主演『天国にちがいない』。いろいろ確認の4回目。結局のところ、言語をちゃんと理解できないのは、つらいなと。挿入歌の歌詞が分かると、またおもしろいんだろうね。
 ちなみに、本作には、ガエル・ガルシア・ベルナルが本人役で出演しているのだが、メジャーな制作会社の方針を小ばかにするセリフが、スレイマンと共通のアティテュードの表れに思えた。

2021/02/13

タモリの「ひた隠し」は、終わったのか?


 『ブラタモリ』、今週は、生まれ故郷の大分県日田市。以前、『タモリ倶楽部』、安齋肇が、「日田では、タモリが日田にいたことを隠しているので、『タモリのひた隠し』」と言うなんて言っていたが、そうタモリは日田で働いていたのである。
 番組は、『進撃の巨人』の作者・諫山創が生まれ育った大山町からスタート。あまり馴染みのない場所で新鮮。
 その後は、勝手知ったる何とかで、特にタモリが働いていたボウリング場の辺りは中学の校区内。画面左のこんもりとした緑は、亀山公園。筑後川の上流・三隈川が、いったん分かれる(その後、合流)場所があって、せせらぎの音がいいのよ。帰ったら必ず行きます。焼きそばが抜群の三久も、この近く。
 その他には、祇園会館、豆田町、小鹿田焼などなど。番組のエンディングでタモリがちゃんぽんを食べていたのは、寶屋。両親がボランティアなんかでお世話になっている老舗の大衆料理屋である。あー懐かしや。


 亀山公園。天気がいい日は、橋のたもとにこしかけて、のんびりするのが、いい。


 三久の焼きそば。自家製麺をこんがりと「焼いた」パリッ、モチッ食感のうまいやつ。あー食べたい。


芦田愛菜もびっくり、優しくて切ない『わたしの叔父さん』


 恵比寿ガーデンシネマが今月で休館。最後の上映作品として選ばれたのが、デンマーク映画『わたしの叔父さん』。下半身に障害を持つ叔父、そして姪の二人が共に暮らし農家を営んでいる。今の生活から踏み出せるのか出せないのか、互いに葛藤を抱えつつも、互いを優しく包む。が、切ない。音楽がほぼ流れない作りも、その切なさを増幅させてるのかな。いい作品だと思う。
 ちなみに、主演の二人は、本当の叔父と姪。しかも、叔父さん役は、初演技だと。うそでしょ、と、芦田愛菜が言いそうである。

2021/02/11

シンメトリーって気持ちいい、『天国にちがいない』


 パレスチナ系イスラエル人であり、イエスの故郷ナザレに生まれたエリア・スレイマン監督・主演『天国にちがいない』。3回目。「パレスチナは世界の縮図」といい、世相を風刺するブラック・コメディー・ロード・ムービー。説明は少ないし、初見だと理解が難しいところもあったので、個人的には複数回見るのは正解。そして、パンフは必需、パレスチナ問題の理解にもつながるし。
 それにしても、ですよ。この画角とシンメトリーの絵作りは相当好み。気持ちいいわ〜。もう一度パンフを見直して、出掛けよう。
 

2021/02/09

やり過ぎ感さえある妥協のないデスマッチFREEDOMS『Go Byond the Limit 2021』@後楽園ホール


 約13ヵ月ぶりのプロレス観戦は、FREEDOMS『Go Byond the Limit 2021』@後楽園ホール。感染拡大防止のため、開場・開始時刻の前倒し、検温・消毒・マスク着用、座席数は半分に。選手との交流、ドリンク類の販売なし。時間短縮のため休憩もない。ま、このご時勢だから、仕方ないとは言え、物足りなさは否めない。
 が、そんな感情を試合が吹き飛ばしてくれたよ。特に、ラスト二試合。セミファイナルの「葛西純、吹本賢児 vs 竹田誠志、植木嵩行」から、メインのチャンピオンシップ「杉浦透vs 佐久田俊行」は、さすがの一言。やり過ぎ感さえある、妥協のないデスマッチ。今後の展開も楽しみ。
 杉浦は、後頭部からの出血がすごくて、ちょっと心配ではあったが、試合後、病院できちんと処置をしてもらったそう。ひとまず安心。


2021/02/06

「疑問と希望」


  “現代のチャップリン”エリア・スレイマン監督・主演の『天国に違いない』。2回目。イスラエル系パレスチナ人であるスレイマン(劇中でも映画監督)が、ナザレ、パリ、ニューヨークと旅する中で、自らのアイデンティティーと他者の受けとめについて見つめていく、ブラック・コメディー・ロード・ムービー。
 監督曰く「疑問と希望」の提示であり「パレスチナは世界の縮図」。テーマ、台本、絵(構図)も含めて、かなり好み。超絶にお勧めですよ。


2021/02/03

アイロニーたっぷりのブラック・コメディー『天国にちがいない』


 イスラエル・ナザレ出身のパレスチナ人、現代のチャップリンと称されるエリア・スレイマン監督・主演のブラック・コメディー『天国にちがいない』。生まれ故郷、そしてパリ、ニューヨークを巡るパレスチナ人映画監督の目を通じて、アイデンティティとは何かを問うていく。重くなりがちなテーマが、センスのいいアイロニーを交えながら描かれている。ワンカットが長めでセリフ少なめなところは、ロイ・ロイアンダーソンみたいな印象も受けるけど、あちらが絵画なら、こっちはスナップフォトのよう。また見たい。いや見るに決まっている。