2025/04/01

七代目三遊亭圓楽


 今宵は、紀伊國屋寄席。三遊亭圓楽襲名記念しての一夜。出演は、順番に、春風亭一花『馬大家』、五明樓玉の輔『お菊の皿』、春風亭小朝『鰍沢』と続き、圓楽襲名披露口上。この口上は、襲名披露ならではだし、これが、なかなかおもしろかった。
 後半は、わが家では、林家木久扇と双璧の三遊亭好楽の桂文枝作『優しい言葉』、そして、三遊亭圓楽『宗珉の滝』。七代目圓楽、いいね。ほんと、寄席に通わんと。

2025/03/30

久々の英国ドラマの傑作! 『Adolescence』


 ブレイディみかこさんに「久々の英国ドラマの傑作」と教えてもらったNetflixの『Adolescence』を一気見するため、Netflixを一時的に再契約。
 『This Is England』のコンボ役のスティーヴン・グレアムが、主人公の父親役。全シーンがワンテイクで、流れるように物語が進む。自分が、殺人を犯した主人公の家族でもあり、セラピー、そして刑事でもあるような感覚に陥る。重たくて、辛い内容だが、確かに傑作かと。

「ネムルバカ」は、いい曲。『ネムルバカ』


 『ベイビーわるきゅーれ』の阪元裕吾監督作品『ネムルバカ』。最後の最後まで引っ張って引っ張って、泣かせる手法。泣けた。タイトルにもなっている「ネムルバカ」、いい曲です。

2025/03/29

黒い巨人は、何? 『Away』

 『Flow』のギンツ・ジルバロディスの2019年作『Away』が再上映。黒い巨人から逃げる、飛行機事故から生き残った青年。セリフなし、脳をフル回転させながら、映像美に酔いしれる。

2025/03/28

もっとおもしろくなったはず。『ぶぶ漬けどうどす』


 『ぶぶ漬けどうどす』の試写会へ。京都の老舗扇子屋の14 代目と結婚したライターが、京都に移り住み、赤裸々マンガレポートを連載したことがきっかけで起きるドタバタ。ケンミンショー的で中途半端なストーリー。もっとおもしろくなったはず。

すぐにでも読み返したい、ハン・ガン『ギリシア語の時間』


 ハン・ガン著『ギリシア語の時間』読了。突然言葉を発することができなくなった女性が、視力を失いつつあるギリシア語講師の男性の出会いの物語。とてつもなく長いように感じるプロローグで二人の痛みが語られたと思ったら、すでにエピローグに。そして、再びプロローグへと。すぐにでも読み返したくなる一冊。

2025/03/25

主人公の建築物に対する異様なまでの執着する理由は? 『ブルータリスト』


 『ブルータリスト』。ホロコーストを生き延びてアメリカへ渡ったハンガリー系ユダヤ人建築家ラースローが主人公の大河ドラマ。ホロコースト、トラウマ、シオニズム、人種差別、フェミニズムと、テーマが盛りだくさんだが、構成が分かりやすく、本編215分で、途中15分の休憩でも長さは感じない。
 ラースローが、請け負った建物の設計に異様なまで執着したのか、ラストで納得。


 入場者特典として、ラースローの展覧会ルーフレット。ちょっとした解説も掲載されていて、これを読んで、もう一回見るのもありかと。

2025/03/23

政治好きならぜひとも見たい。『教皇選挙』


 『教皇選挙』。コンクラーベですよ、コンクラーベ。世界史の授業を思い出す。教皇の死去に伴う教皇選挙。各候補者(これが、そもそも誰かが分からない)は票を獲得するために、いろいろな工作を行ない、候補者おろしに奔走するのだが、これがなかなか複雑。騙し騙されな要素もあって、おもしろかった。
 日本でも総裁選とか代表選で似たようなことをやっているわけで、選挙とか政治に興味があれば(ないと困るのだが)、楽しめはず。

2025/03/21

映像と音楽も圧倒的。多様性、共存、分断を描いた『FLOW』


 『FLOW』。大洪水に飲み込まれた世界に生きる一匹の猫と仲間の動物。セリフはないのだが、動物たちの声が聞こえてくる。多様性、共存、分断について考えさせられる、いい作品。映像と音楽も圧倒的。
 アカデミー賞長編アニメーション賞を受賞した本作。アニメとして優れているというよりも、日本のそれでアニメ部門を制した『ルックバック』もそうであるように、優れた映画作品に間違いなく、もはやアニメ部門は、必要ないと思う。

2025/03/20

青に染まった、私立恵比寿中学15 Anniversary 「大学芸会2025 〜LOVE & BRAVE」

 私立恵比寿中学15 Anniversary 「大学芸会2025 〜LOVE & BRAVE」。エビ中10年ぶり3回目のSSA、私たちも3回目のエビ中のSSA。サイリウムを忘れたが、とてもいいライブだった。
 ちなみに、今日は、青のコンバースを履いて会場へ。最後は、衣装も、会場も、青でいっぱいに。