2024/12/31

颯太郎、風生夏と、新宿の三平でランチ


 今日は、颯太郎、風生夏と、新宿の三平でランチ。ご飯を食べたり、プリクラを撮ったり、歌舞伎町を偵察に行ったりと、楽しい時間を過ごせた。今年もありがとう。来年もよろしくね。
 

2024/12/27

すべての人に勧めたい『I Like Movies』

 『I Like Movies』。ニューヨーク大学で映画の勉強をすることを夢みて、レンタルDVD屋でバイトする高校生。人とうまく接することが、とことんできない彼と母親、友人らのストーリー。
 映画らしい映画、ラストシーンが特にいい。映画好きは必見と話題の作品たが、すべての人に勧めたい。

今年一番見た映画『ルックバック』を年の瀬に


 年の瀬に『ルックバック』。今年一番見た映画となった。京アニ事件がモチーフだとか、OASISの「Don't look back in anger」オマージュだとか、知れば知るほど、痺れる作品。アマプラでも見たし、Blu-rayも買うと思うが、やはり映画館で見るのがお勧め。

 これで最後かなと思いながらも、年明け1月2日から下高井戸シネマでの上映が決定。行ったりして。

2024/12/25

子供たちが学ぶ権利を誰も奪うことは許されない。『型破りな教室』


 『型破りな教室』。麻薬と殺人など治安が最悪な地域にある、学力が最低な小学校が舞台。実話に基づく、生徒の可能性を信じる教師と生徒たちの物語。
 原題は、『Radical』。机上の教育ではなく、ある意味破天荒な授業を通して、子供たちが自主的に学ぶよう促す教師、そして段々と学ぶ楽しさを覚えていく生徒。
 まさに、「Education for All」。子供たちは等しく学ぶ権利を持っている。日本でも、ガザでも、ウクライナでも、ミャンマーでも。それは、誰も奪うことのできない権利である。

2024/12/23

来年もぜひ!『アナと世界の終わり』1回限りのクリスマス復活上映会

 『アナと世界の終わり』1回限りのクリスマス復活上映会! 入場者全員に、「本国ビジュアルステッカー」、上映前には、元ギャンパレの寺嶋夕賀さん、芸人・あんこさんによる「『アナせか』盛り上げ&クリスマスに観たいホラー映画座談会」と盛りだくさん。
 そして、上映。クリスマスに街をゾンビが襲い、女子高生がバッタバッタと倒していく、家族愛、切ない恋愛要素もありのミュージカルって、もう最高過ぎる。大好きな作品。分かっちゃいるけど、やはり、あのシーンで号泣。音楽も、いいわ。また劇場で見たい。

2024/12/22

KYOKO KOIZUMI TOUR2025 "BALLAD CLASSICS”ファイナル

 KYOKO KOIZUMI TOUR2025 "BALLAD CLASSICS”ファイナル@シェルターなんようホール。「Flapper」で始まり、「魔女」からの「Smile Again」でしびれ、「木枯らしに抱かれて」のアレンジに感動。そしてアンコールのラストは、「The Stardust Memory」ですよ。
 途中で、ガザの詩人の詩を朗読。小泉さん、素晴らしい。良かった!
 そして、なんようホール、音がいい。他のアーティストも見てみたい。

 

2024/12/20

生と死を重くなくて、ふわっと感じさせる『地獄でも大丈夫』

 『地獄でも大丈夫』。いじめに遭ってきた二人が自殺を図ろうとするも断念し、いじめっ子に復讐しようとするのだが、そのいじめっ子は新興宗教にハマっていてと、目まぐるしい展開を見せるシスターフッド映画。
 生と死を重くなくて、ふわっと感じさせる。『ゴーストワールド』が好きなら、お勧め。見た目上、何かが解決したわけではないが、二人の中で何かが変わった。いい作品。

2024/12/18

『MOOSIC LAB 2025』。今日は、『芋虫女の恋』と『はるの行き先』

 毎年、秀作に出会えるので楽しみなイベント『MOOSIC LAB 2025』。今日は、『芋虫女の恋』と『はるの行き先』の二本立て。設定も作風も全く違うのだが、見知らぬ人との出会いと交流が、主人公の一歩を促す。舞台あいさつでは、『芋虫女の恋』から、松田理奈監督と脚本の永妻優一さん、『はるの行き先』からは、柴野太朗監督、そして両作品に出演のボブ鈴木さん。柴野監督のこだわりには、頷くばかり。もっと話が聞きたかった。

2024/12/17

『喫茶店の水』


 左右社から出版されたフォトエッセイ『喫茶店の水』。喫茶店の水の写真だけなのに、物語が見えてくる。スタバじゃ、こうはいかん。というか、スタバに水ってあった?
 で、家にあるいろいろな写真集を見るの巻。ロンドンで買ったルチャドールの写真集『SLAM』、そして、ルート66沿いにあるダイナーのハンバーガーやサンドイッチと女性店員を写し取った『PLATES+DISHES』。この他にも、音楽ものや風景なども。年末に、引っ張り出して、楽しもうかしら。

ページをめくっては戻りを繰り返し、ようやく読了。『すべての、白いものたちの』

 ハン・ガン『すべての、白いものたちの』読了。「白」を巡る散文的な小説、シンプルに思えて複雑な作りで、ページをめくっては戻り、めくっては戻りを繰り返した。著者、訳者それぞれのあとがきを読み、また最初から読み直したくなった。

2024/12/15

ふうさんが、和太鼓日本一決定戦で、鐘、笛、銅鑼と大活躍


 太鼓祭2024 日本一決定戦に、ふうさんの学校が出場する、というか、ふうさんが出場するというので、大宮ソニックシティまで、応援に。
 会場に入ると、偶然、ふうさんが居合わせたので、京子さんと記念撮影。緊張しているとのこと。負けず嫌いだしね。
 大会は、大太鼓の部(大人、個人戦)、ジュニア(中学生以下、団体戦)、シニア(高校生以上、団体戦)があり、ふうさんが所属する日本航空高校太鼓部は、シニアの部に出場。
 で、ふうさん。今回は、鐘、笛、銅鑼を担当し、ステージ狭しと移動もあり、まるで忍者のよう。かわいらしかったよ。
 結果は、惜しくも二位だったが、一位が大人の離れしたパフォーマンス集団。悔しいとは思うが、次もあるしね。来年も出場すれば、応援に行きますよ。

2024/12/12

『ココでのはなし』。美味しいおむすびと味噌汁があれば、とりあえずは落ち着く、そんな場所があってほしい


 『ココでのはなし』。主演は、またまた山本奈衣瑠。今回は、ゲストハウス「COCO」に住み込みで働く詩子を演じる。吉行和子が、SNSにハマる泉役で共演。悩みを抱える人たちが引き寄せられるように「COCO」に集う。何も解決しないかもしれないが、美味しいおむすびと味噌汁があれば、とりあえずは落ち着く。そんな場所が誰にでもあれば、いい。そんな話。

 上演後に、出演の結城貴史さん、中川紅葉さん、こささりょうま監督の舞台あいさつ。スーパーカブの話で、あんなに盛り上がるとは。バイク査定シーンをじっくり見たいので、もう一度。サイン、ありがとうございました。

2024/12/11

幾重の切なさが促す成長の物語『夜のまにまに』


 『夜のまにまに』二回目。彼女と別れたばかりの男性と、彼の浮気の現場を抑えるため一緒に張り込もうという男性に頼む女性の物語。寒いこの時期にお勧めの、切なさが幾重にも重なりながら成長する主人公らが愛おしい。
 シネマカリテでの上映が一週間延長されたとのこと。もう一回は、見そうな予感がする。

いま山本奈衣瑠が熱い。『SUPER HAPPY FOREVER』


 『夜のまにまに』二回目の前に、同作品主演の山本奈衣瑠が出演している『SUPER HAPPY FOREVER』。亡き妻と出会ったリゾートホテルは閉館寸前。ホテルで、妻にプレゼントした赤いキャップ男性は探すが…。妻とホテルのベトナム人スタッフとの交流が温かく、切なさを増幅させる。
 それにしても、今年は、山本奈衣瑠が出ている作品として、『走れない人の走り方』『夜のまにまに』も上映されて、さらに他の2作も公開中とあって、山本奈衣瑠が、今年一番見た俳優となるかも。

圧倒的な表現力『別れを告げない(エクス・リブリス)』


 ハン・ガン著『別れを告げない(エクス・リブリス)』読了。韓国最大の愚挙「済州4.3事件」をモチーフに、作家のキョンハと映像作家のインソンが、インソンの母の記憶に寄り添い、虐殺による痛みと悲しみを今へとつむぐ物語。圧倒的な表現力だが、これを訳した斎藤真理子氏、そして編集者らもすごい。
 次は、光州事件をモチーフにした『少年が来る』を読まねば。このタイミングで、韓国人作家の作品にふれる偶然性も、ある意味奇跡。

2024/12/10

ヘザー、最高! PALE WAVES 「Smitten JAPAN TOUR」


 PALE WAVES 「Smitten JAPAN TOUR」。昨年のサマソニ以来2回目で、ワンマンライブは初体験。ところが、ギターのヒューゴが病気のため来日せず。何と3人編成ですよ。
 で、素晴らし過ぎた。何と言っても曲がいい。80年代から連なるUKのツボをすべて抑えてある。体にドス、ドスっと響くベースとドラムも気持ちいいね。
 そして、何と言ってもヘザー。彼女は今、世界一のシンガーではなかろうか。立ち姿もかっこいい。アンコール含めて18曲で80分弱。大満喫した。
 また来日してほしいし、イギリスで見てみたい。来年のレディングか?

Set List
1.Perfume 
2.Not A Love song
3.There’s A Honey
4.Change
5.Gravity
6.Drive
7.You’re So Vain
8.Eighteen
9.Last Train Home
10.Red
11.Unwanted
12.Easy
13.Thinking About You
14.Kiss Me Again
15.Television Romance 
16.She’s My Religion

en1.Glasgow
en2.Jealousy

2024/12/08

ビートルズの演奏シーンはありません。『No Hamburg No Beatles』


 『No Hamburg No Beatles』。ビートルズの演奏シーンはないのだが、ピート・ベストのインタビューや若くして亡くなった初代ベーシストのスチュアート・サトクリフのエピソードなど、知らない話が多くおもしろかった。

2024/12/07

紆余曲折を経て公開へ。『春をかさねて』『あなたの瞳に話せたら』

 映画の公開に合わせてインタビューした佐藤そのみ監督『春をかさねて』『あなたの瞳に話せたら』初日。上映前に、佐藤さんとお話することができたのだが、そうとうに緊張しているとのこと。2019年の制作スタートから5年、紆余曲折があったことは、上映後の舞台あいさつで話されていた。
 大川小学校を襲った津波で妹を失った佐藤さんの実体験を元に撮影された両作品。震災の記憶を忘れないとともに、何よりも、自分にまっすぐでありたいと思った。

2024/12/04

オリオン座を眺めながら歩きたい。『夜のまにまに』

 『凪の憂鬱』の磯部鉄平監督作品。『夜のまにまに』。『凪の憂鬱』が、ドンピシャだっただけに楽しみにしていたのよ。ダブル主演として『走れない人の走り方』主演の山本奈衣瑠が、どこか不躾でつかみどころのない佳純を演じる。『凪の憂鬱』の辻凪子が、町田亜門演じる新平の姉役とあり、期待はマックス。
 そして良かった。主人公二人の関係にハラハラしつつ、新平のイマジナリーフレンドの存在に惹かれる。
 終わってからの帰り道、駅から、冬の空気を感じつつ、オリオン座を眺め歩きたくなる、そんな作品。

人身売買や児童虐待撲滅へ。『サウンド・オブ・フリーダム』


 『サウンド・オブ・フリーダム』。南米コロンビアに侵入し、児童人身売買組織の闇を探る捜査官。実話を元にした話だというが、彼の行動が、アメリカ国内法の強化につながったとか。
 フィクションであるため、脚色は加えられているのだろうが、スリリングな展開で、サスペンスとしても、いいし、こういうエンターテインメント作品が、シネコンで上映されるようになってほしい。
 「知ったからには伝えてほしい」。エンディングで流れる主演のジム・カヴィーゼルのメッセージも胸を打つ。人身売買や児童虐待撲滅に向けた本気度を感じる。

2024/12/03

PULPとWEEZERも見ようかと思える『rockin’on sonic』のタイムテーブル


 『rockin’on sonic』のタイムテーブル発表。両日共に開場が遅めだし、初日が21時前に終わるとか、翌日から仕事の二日目が20時前に終わるとか、いいね。これなら、PULPとWEEZERも見ようかと思える。

2024/12/01

テレビ向き? 『海の沈黙』


 『海の沈黙』。主演は本木雅弘、そして共演が小泉さん。悪くはないが役者だよりの感は否めず。倉本聰は、テレビの人なんだと思う。テレビで一年くらい掛けて放送すれば良かったかと。もったいない。
 菅野恵は、よかった。

2024/11/28

他人の不幸は蜜の味? 『石とシャーデンフロイデ』

 『石とシャーデンフロイデ』。シャーデンフロイデとは、“他人の不幸は蜜の味”というニュアンスを含む言葉だとか。見ていて感情移入する先が変化し、それぞれに自分を重ね合わす不思議な感覚に。
 上映後に、白磯大知監督、三村和敬さん、田中美晴さん、富田健太郎さん(左から)によるトークイベント。気づきが多々。また、いつかどこかで再会したい。

2024/11/24

アンチルッキズムと整形推奨は両立するのか? 『太陽がしょっぱい』


 『太陽がしょっぱい』。愛知県豊橋のお寺で育った女子高生。整形した友人を見て、自分も、と思うのだがという話。アンチルッキズムと整形推奨という相反する考えは両立するのか。いい作品です。
 上映後には、企画・主演の重松りささん 梁瀬泰希さん 金野美穂さんのトーク。盛り上がっていました。

2024/11/23

おとぎ話のようなシスターフッド作品『アイミタガイ』

 黒木華主演『アイミタガイ』。おとぎ話のようなシスターフッド作品。亡くなった親友のラインにメッセージを送り続ける梓、その親友・叶海の中学校時代のエピソード、サイドラインのストーリーと複雑な構成だが、脚本の妙で、とても分かりやすい。好きです。
 ところで、アイミタガイとは、相身互いなのだが、近畿地方ではよく使うと、京子さん。知らなかった。

2024/11/22

主人公ポールの夢だったのではないのか? 『ドリーム・シナリオ』

 『ドリーム・シナリオ』。製作は、A24&アリ・アスター、監督が『シック・オブ・マイセルフ』のクリストファー・ボルグリ、そして主演ニコラス・ケイジとあれば、見ない理由はまったくない。
 が、とんでもないものを見せられてしまった。何が起こったのか? もしかしたら、初めから、主人公ポールの夢だったのではないのか? そういうシナリオだったのも〜。なんて、モヤモヤ。かなり混雑しているので、ちょっと日を置いて、また見たい。

映画って本当に素敵ですね。『チネチッタで会いましょう』

 『チネチッタで会いましょう』。撮影も家庭も順調、じゃない。うまくいかないことだらけのイタリア映画の監督・ジャンニは、理想の映画を撮れるのか。
 往年の映画へのオマージュもたっぷりだし、Netflixをくさすシーンもあって、映画館で映画を見るのが好きな人には、特にお勧め。

2024/11/21

待ちわびて待ちわびて、でも会えない『ロボット・ドリームズ』


 『ロボット・ドリームズ』。待ちわびて待ちわびて、でも会えない。一人ぼっちのドッグと友達ロボットの少し切ない友情物語。激中で流れるアース・ウィンド・アンド・ファイアーの「SEPTEMBER」が、切なさを増長させるし、ラスト、グッと来る。

2024/11/18

ねーちゃんが、やって来た


 私と弟の慎が、幼いころから本当にお世話になっている、ねーちゃんこと福田恵美子さんが上京。 京子さんと三人ではとバスに乗ったり、おいしいものを食べたりの、三泊四日。楽しんでもらえたかな~。次回は、東京を起点に地方に行ってもいいかも。

2024/11/15

登場人物のほぼ全員がクズ。『対外秘』


 韓国の国会議員選挙を巡って繰り広げられるだまし合い。議員候補、フィクサー、ヤクザ、検事と出て来る人物ほぼ全員がクズ。うそだろう?のラストまで、息つく暇なし。面白かった。

2024/11/12

QUEで、ロックンロールの祭典、ボヘミアン暴動


 QUEで、ボヘミアン暴動。楽しかった。いつもマツシマライズ寄りで見てしまうのだが、次回は、絶対にROSIE側で。

2024/11/11

肉食も減らすしかないか? 『2040 地球再生のビジョン』


  人類の営みによる破壊が続く地球。2040年に少しでも改善された姿を取り戻すための策を探る『2040 地球再生のビジョン』。改められるところから生活を見直したい。肉食も減らすしかないかな~。

2024/11/10

静かに、熱い。『国境ナイトクルージング』

 『国境ナイトクルージング』。中国と北朝鮮の国境の街、延吉で出会った3人の男女。それぞれが抱える痛みを感じつつも探ることなく数日を過ごす。静かだけど、熱い。劇中の音楽が良かった。

2024/11/09

いい。今年一番。泣いた『動物界』

 『動物界』。共存か排除か。自然界での人間の立ち位置、そして世界にはびこる排他主義を問う。いい。今年一番。泣いた。

2024/11/07

Laura Day Romance「crash landing ツアー」ファイナル

 Laura Day Romance「crash landing ツアー」ファイナルを見に、初ZEPP TOKYO。ローラズの音楽を最大に再現する音の良さ。井上さんの歌もだが、鈴木さんのギターの音色も最高。
 今年は、ワンマンを3回見られたが、今日が一番良かった、というか成長が半端ない。来年4月には、東京国際フォーラム・ホールCでのワンマンが決定している。ライブハウスで見られる機会は減るかもな~。

2024/11/05

これでもかという長さのエンドロール。『ヴェノム:ザ・ラスト・ダンス』


 『ヴェノム:ザ・ラスト・ダンス』。目まぐるしい展開と圧倒的な映像ゆえに、これでもかという長さのエンドロール。ヴェノムシリーズの最終章と言いつつ、続編を匂わせる場面が多々。さて、どうなる。

2024/11/02

想像力を全開にし、没入。セリフがまったくない『ゴンドラ Gondola』


 『ゴンドラ Gondola』。ヨーロッパのジョージアにある旧ソ連時代に作られたゴンドラ。このゴンドラに乗ったら、どこまでも行けるのだとか。
 で、この作品、セリフがまったくない。説明もなくて、何が起きているかは、観客に委ねられる。初めは戸惑うも、想像力を全開にし、没入。かなり楽しんだが、リピートした方が、いいかもな。

2024/10/31

「イギリス」を料理する 『舌の上の階級闘争 』

 『舌の上の階級闘争 「イギリス」を料理する 』。ブレイディみかこさんの著作にタイトルが似ているのは、さて置いて、フィシュ&チップス、イングリッシュブレックファーストなど、イギリスの料理を巡るエッセイとレシピ。
 なぜ、フィッシュとチップスが同じプレートに盛り付けられているのかなど、興味深い話が満載。こんなの見ると、イギリスに行きたくなるよね。マニックスのツアーも始まることだし。


 

2024/10/28

マクラでは、故・柳家小さん師匠の話も。柳亭市馬師匠の「二番煎じ」

 昨日は『連合寄席』。本来出演する予定だった柳屋喬太郎師匠が病気のため、柳亭市馬師匠が急遽の出演。演目は、「二番煎じ」。これが、よかった。何役も演じ分けるのだが、話もいいし、声がいい。マクラが、故・柳家小さん師匠の話というのも、なかなかにぜいたくかと。

そして、ジョシュ・ハートネット演じる主人公が、異様に怖い『トラップ』


 M.ナイト・シャマラン最新作『トラップ』。シャマラン監督は、プリンスの『パープルレイン』のような映画と音楽を融合させた作品を作りたかったのだとか。しかも「テイラー・スウィフトのコンサートで、『羊たちの沈黙』のようなことが起こったら」という、何だ、それは?な設定。
 どうなるんだ?の連続で、なかなかエンディングがやって来ない。そして、ジョシュ・ハートネット演じる主人公が、異様に怖い。

2024/10/27

強迫症って知ってますか? 『悠優の君へ』


 【強迫症とは】自分にとって無意味またはおかしいと判断される考えや行動を制御できなくなるという症状を特徴とする疾患。50人~100人に1人くらいの割合で存在するとされる。(出典:兵庫医科大学病院ホームページ「もっとよく知る!病気ガイド」)
 『悠優の君へ』。悩みを抱える女性のストーリー。良かった。

2024/10/26

現代版『グーニーズ』ではない。『リトル・ワンダーズ』


 現代版『グーニーズ』と言われている『リトル・ワンダーズ』。いや、『グーニーズ』とは違う。何だ、これ?な異色作。カルト的な人気が、そのうちに来るかも。いや、来る。

2024/10/23

もっと時代背景を理解していれば、良かった。『BAGHEAD』


 『BAGHEAD』。主演は、『バービー』のグレタ・ガーウィグ監督。2000年代のアメリカ・インディペンデント映画界に起こった「マンブルコア」なる運動の作品だとか。中産階級の白人の若者の悩みや葛藤などが描かれている低予算の映画らしい。
 この作品は、四人の男女が映画を撮影しようと、週末に田舎の別荘を訪れたことに端を発する作品。もっと時代背景を理解していれば、良かったのだろうが、悪くないけど、引っかかるものは少なかった。

人々が集い語らう映画館『キノ・ライカ』


 アキ・カウリスマキが仲間と作った町の映画館『キノ・ライカ』の試写会へ。映画を見るだけではなく、バーカウンターがあったり展覧会やライブが行なわれたりと、人々が集い語らう空間。いいね。とても素敵な作品でした。一度行ってみたい。

2024/10/22

『アナと世界の終わり』もよろしく。『Shaun of the dead』

 『Shaun of the dead』。くだらない「PANIC」映画。でも、超絶に感動。『アナと世界の終わり』に連なるのよね。ロンドンに行きたいわ。

2024/10/20

投票に行こう!『HAPPYEND』

 『HAPPYEND』。緊急事態条項、監視カメラ、職務質問、差別、区別…不条理に不器用に抗う若者たち。「近い将来の話」ではない。まさに今を描いた作品。投票先に悩むなら、この作品を見て、投票所へ。

2024/10/19

SUICIDE「Dream Baby Dream」に答えがあるのか。『Civil War』

 『Civil War』。二回目は、京子さんと一緒に。
 テキサスとカリフォルニアの共闘、理由が明かされない反乱、ジャーナリズムとナショナリズム。
 勝てば正意義なのか。夢破れたアメリカの行くすえは?。エンディングで流れるSUICIDEの「Dream Baby Dream」に答えがあるのかな。

2024/10/18

ジョン・クレーマーは、子供には優しい。『ソウX』

 『ソウX』。毎回、もういいかと思いつつも、見てしまうのよね。それにしても、末期癌のジョン・クレーマーを医療詐欺に掛けてバレたら、ゲームが始まるでしょ。しかも、罪のない子供まで殺すとなれば、ジョンの怒れる炎に油を注ぐだけ。と言いつつ、ジョンも、もっと優しくすればいいのにと思う。子供には優しかったけどね。
 前半の静けさが、中~後半の密室での惨さを倍増。ストーリーもよくて、シリーズの中でも、上位に来る作品かと。

鬼とかした武者の呪い。『破墓 パミョ』


  『破墓 パミョ』。巫堂(ムーダン)と呼ばれるシャーマン二人と、風水師、葬儀師の四人が、呪われた墓の改修を依頼され、墓を掘り起こしてみると、出てきたのは、鬼と化した武者。秀吉なのか、日本軍なのか? 日本の陰陽師も絡んできて、まじか!な展開で、最後まで息付くヒマなし。楽しめた。

映画『五香宮の猫』の想田和弘監督にインタビュー


 明日から公開、映画『五香宮の猫』の話を聞くため、新宿の東風で、想田和弘監督にインタビュー。猫の話から、地域コミュニティ、自助・共助・公助、そして政治まで、いろいろと話を聞けた。
 今日発売の監督の新著『猫様』をあらかじめ購入し、インタビュー後には、厚かましくもサインを頂いた。さて、文字起こしを始めますか。

2024/10/15

大好きな要素しかない暴動クラブ


 レッドシューズで、「69☆TRIBE」。暴動クラブとLITTLE BOY(from Italy)のツーマン。大好きな要素しかない、暴動クラブ。最高。
 来月は、Que。その前に、来週のレッドクロスも行こうかな。


今日のセトリは、こちら↓

できることを。ミャンマー・チャリティーライブ


 ミャンマー・チャリティーライブ。軍による殺戮に加え、9月の台風で甚大な被害。にもかかわらず、軍は、台風被災地にも空爆を繰り返している。自分が何をできるかは分からないが、少しでも動きたい。

2024/10/14

ノンフィクションは、ノンフィクションであり得るのか。『Civil War』


 『Civil War』。ジャーナリズムとは。ノンフィクションは、ノンフィクションであり得るのかを問う。そしてオープニングがSUICIDE、エンディングもSUICIDE。この余韻が素晴らしい。音へのこだわりがすごいので、次は、Dolby Cinemaで見たい。

2024/10/12

レディー・ガガ、トゥ・マッチ。『JOKER:FOLIE A DEUX』


 『JOKER:FOLIE A DEUX』。レディー・ガガ、トゥ・マッチ。劇中で流れる歌の数々を知っていると、また印象が違ったのかも。

2024/10/11

圧巻!「ビキニ水爆実験被災70年<山内若菜 ふたつの太陽ー命を紡ぐちいさな生きものたち>」

 「ビキニ水爆実験被災70年<山内若菜 ふたつの太陽ー命を紡ぐちいさな生きものたち>」を見に、都立第五福竜丸展示館へ。圧巻!
 山内さんは、当時を知らなくても、「自分事にする妄想力」を持つことが大切だと。
 会期は、2024年10月10日~2025年1月19日。ぜひに。

※「第五福竜丸事件」=1954年3月1日に、ビキニ環礁で行なわれたアメリカの水爆実験で、静岡県焼津のマグロ延縄漁船「第五福竜丸」をはじめとする日本の船舶八五六隻が「死の灰」を浴び、捕獲したマグロからは大量の放射能が検出された。
 この「第五福竜丸事件」を契機に、日本で反核運動が本格的に始まる。東京杉並区の女性たちが始めた原水爆禁止を求める署名運動が全国的な広がりを見せ、「原水爆禁止署名運動全国協議会」の結成へとつながり、この年だけで2000万を超える署名を集めた。翌1955年には海外13ヵ国の代表が参加し、広島で「第1回原水爆禁止世界大会」が開かれた。

2024/10/09

気付けば、信仰と愛の物語『エストニアの聖なるカンフーマスター』


 『エストニアの聖なるカンフーマスター』。ソ連時代のエストニアで、国境警備隊員の青年が、中国から来た革ジャン、ベルボトムジーンズ、ロンドンブーツの盗賊3人衆に感化され、ブラック・サバスとカンフーに目覚めるというイントロなのだが、気付けば、信仰と愛の物語だったという、ね。
 オカルト(『悪魔と夜ふかし』)に続いて、カルトな作品とは、今晩は、どんな夢を見るのかしら?

コメディを見ているような感覚にも陥る、不思議なホラー『悪魔と夜ふかし』


  『悪魔と夜ふかし』。生放送番組で起きる超常現象は、リアルなのかフェイクなのか。ドキュメンタリー仕立ての作りで、CM中のバックステージも描かれている。途中、コメディを見ているような感覚にも陥る、不思議なホラー作品だった。
 イングリット・トレリが演じる少女リリーの悪魔憑依ビフォーアフターが、エクソシストのリンダ・ブレアを彷彿とさせ、より1970年代っぽさを醸し出している。

2024/10/07

前田敦子がトゥーマッチ、『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』


 『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』2回目は、京子さんと朝一番の新宿ピカデリー・スクリーン1。ほんと、いい作品で、特に、宮内さん役の中井友望のポジションが最高なのだが、本作では、前田敦子がトゥーマッチ。誰だったら、良かったんだろう?

2024/10/02

この世に未練があれば、モノになって戻れるらしい。『とりつくしま』


 小泉さん演じる、人生が終わってしまった人間の前に現れる「とりつくしま係」は、この世に未練があるならば、死んでもモノになって戻ることができると、言う。
 東かほり監督が、母・東直子さんの小説『とりつくしま』を元に、脚本・監督を手がけた作品で、小泉さんは、小説のファンだとか。


 上映後には、石井心寧さん、千賀由紀子さん、鈴木喜明さん、富士たくやさん、大槻圭紀さん、東かほり監督によるトークも。そして、サイン会には、橋本紡さん、櫛島想史さんも参加。


 パンフレットにサインをもらい、帰りに紀伊国屋で、原作を買って帰宅。映画は、4つだったがだが、原作には、11のエピソードが収録されているとのこと。楽しみ。


 ちなみに、武蔵野館ロビーには、お客さんが書いたなりたいモノが掲示されていたが、死んだら何になるって、けっこう難しい質問かと。悩む。

2024/10/01

原題は、『KINDS OF KINDNESS』。こっちの方が、しっくりくる『憐みの3章』


  ヨルゴス・ランティモス監督最新作『憐みの3章』。主演は、エマ・ストーンで『愚かなるものたち』コンビ再びだが、またすごい作品を作ったね。
 上司からの支配を至福と感じる男、海難事故から救出された妻と彼女を待つ夫、カルト宗教に洗脳された女を、それぞれに主軸とした三部構成。エマ・ストーン、ジェシー・プレモンス、ウィレム・デフォー、マーガレット・クアリーら同じ出演者が、違った役を演じている。
 『愚かなるものたち』よりも、観客を置いていく感じかな。おしゃれではないし、好き嫌いは別れそう。私は、二回目もありだが、あまりお勧めはしません。
 ちなみに、原題は、『KINDS OF KINDNESS』。こっちの方が、しっくり来る。

中井友望の飄々とした演技が、何とも言えない。『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』


  『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』。シリーズ第三弾。9月からテレビシリーズもスタートし、この後、ドキュメンタリーも公開されるという、複合映像コンテンツへと進化している。宮崎を舞台にした大胆かつスリリングな展開が、いい。
 杉本ちさと(高石あかり)と、深川まひろ(井澤彩織)、そして今回は、冬村かえで(池松壮亮)を加えた、超絶なアクションは圧巻。
 そして、個人的には田坂さん(水石亜飛夢)、宮内茉奈さん(中井友望)二人の死体処理業者が、今回も最高。特に、中井友望の飄々とした演技が、何とも言えない。

特典映像・音源CD付パンフレットは、マスト。てか、ほかのグッズ、ほぼ完売だった。すごいね。

2024/09/28

ウィノナ・ライダー、最高。『ビートルジュース ビートルジュース』

 『ビートルジュース』36年ぶりの続編『ビートルジュース ビートルジュース』を見に、丸の内ピカデリーDolby Cinemaへ。前作を見たのは、だから36年前。で、単純に、ウィノナ・ライダーが見たくて行ってのだが、何となく前作のストーリーも思い出し、いや、前作を知らなくっても、全然いいじゃんな仕上がり。
 もちろん、ウィノナ・ライダーは最高だし、そして、『X』での絶叫シーンが忘れられないジェナ・オルテガが、とてもいい。

家族は難しい。『どうすればよかったか?』

 ドキュメンタリー作品『どうすればよかったか?』。統合失調症が疑われる姉、状況を信じようとしない両親の姿を撮影し始めた弟。その後、事態は悪化。両親は、姉を、南京錠を掛けた部屋に閉じ込めることになるのだが。
 私と、両親、そして弟との関係性を振り返ってしまったし、この作品を見て、自分の家族を思い出す人は、多いのでは。家族って難しい。

コミュニティーの良さと難しさ『五香宮の猫』

 想田和弘監督作品『五香宮の猫』の試写会へ。瀬戸内の港町・牛窓にある五香宮に住む猫たちと地元民のドキュメンタリー。
 想田監督と妻の柏木規与子プロデューサーは、長く住んだニューヨークから、柏木さんの故郷、牛窓に移住。そこには、地域猫の問題や超高齢化といった現実が横たわっているのだが、何だろう、強かに、しなやかに、対話する住民たち。古いしきたりもあって、新参者にはハードルが高いようにも感じる。コミュニティーの良さと難しさを問われた気がする。

2024/09/26

東京23区の火葬場問題

 東京23区内の火葬場の値段って、先日モーニングショーを見るまで、まったく気にしたことがなかった。
 23区には、火葬場が、9ヵ所あって、そのうち2ヵ所が、公営。その金額相場は、「瑞江葬儀所」は、7万5000円。大田区、目黒区、世田谷区、品川区、港区が共同運営する 「臨海斎場」であれば、故人か施主が区民であった場合、4万円で利用できる。

 一方、7ヵ所ある民間火葬場は、一社が独占運営しており、9万円。しかも、この一社は、外資系ファンドだとのこと。今後、火葬ニーズは増えることが予想されており、ファンドによる火葬場の売却、利用料の値上げも考えられるとのことだった。

 この件について、今日の都議会一般質問で、立憲の銀川ゆい子都議が質問したところ、昨日に引き続き、知事が答えることはなく、官僚がこれまた紋切り型の答弁に終始。
 これって、どうなの?と都民の皆さんは、思うべき。なぜなら札幌市や同じ東京都の立川市をはじめ、火葬場の使用料が無料の自治体が多々。東京23区が、他と比べて極端に高いのよ。
 人は必ず死んで、日本に住んでいれば火葬される。そこに差があるのは、いかがなものかだと思いませんか、東京23区民の皆さん。