2024/03/03

疑念が拭い去り切れない。『落下の解剖学』


 『落下の解剖学』。雪深い山の自宅で、夫が転落死。第一発見者は、視覚に障害がある息子。夫は自殺したのか、妻による殺人か。法廷のシーンを交えたドラマティックなサスペンスだった。クライマックスでグッときつつも、疑念が拭い去り切れないあたりの作りが、好み。
 あと、フランスの司法・裁判制度について、もっと知りたくなった。誰か詳しい人は、いないかしら?