2025/02/27

ゆるやかに、しなやかに、したたかに。「港まち手芸部」


 今日は、手芸アーティストの宮田明日鹿さんが主宰する「港まち手芸部」を取材するため、日帰りで名古屋へ。
 午前中は、主に町に住む人たちが参加する定例の「港まち手芸部」に参加。写真を撮ったり話を聞いたりしながら、初手芸に挑むの巻。そして、自分の不器用さを痛感。スイカあみキット(経費を除いた売り上げは、パレスチナ支援に)を成し遂げることできず。家に持ち帰り、再び挑む。
 そして、午後は、場所を、カフェ・イベントスペースNUCOに移動して、今度は、「誰でも手芸部」の取材。こちらには、ふらっと来る人もいて、編み物の話をしたり、本の話をしたり。
 ゆるやかに、しなやかに、したたかにつながる皆さんに、たくさん刺激をいただいた。

2025/02/26

ROSIEの立ち姿とベースプレイ、かっこよ過ぎ


 『The “Top Beat” goes on!!』 〜2nd Anniversary of Top Beat Club〜!』。暴動クラブとキノコホテルのツーマン。今日は、ROSIEサイドに陣取って。ROSIEの立ち姿とベースプレイ、かっこよ過ぎ、そして、髪型もいい。
 暴動の勢いも凄いけど、キノコホテル、恐るべし。楽しかった。

2025/02/25

日本語版のタイトルや予告に肩透かし。『あの歌を憶えている』


 『あの歌を憶えている』。ソーシャルワーカーとして働く女性と、若年性認知症による記憶障害を抱える男性の物語。
 原題は、『MEMORY』。それでよかったし、劇中で流れるプロコル・ハルムの「青い影」を、二人にとってかけがえのない曲であるかのように取り上げる日本語版のタイトルや予告は、どうかと思う。

2025/02/22

一家に最低でも1枚はある『ヒプノシス レコードジャケットの美学』

 

 『ヒプノシス レコードジャケットの美学』。ヒプノシス創始者の一人オーブリー・パウエル、Pink Floyd、Led Zeppelin、10ccのメンバーらのインタビューによって、ジャケット製作エピソードが明らかにされていく。それにしても、今だったら無駄とか非効率とか言われる作業が満載で素晴らしいのよ。
 一家に最低でも1枚はある(多分)であろうヒプノシスによるレコードジャケット。この週末は、じっと眺めながら、音楽に浸りたい。

2025/02/19

「ゆむいくさ ならぬ(憎い戦争 絶対にいやだ)」。山里節子さん

 自衛隊ミサイル基地が建設された石垣島で取材。映画『戦雲』に出演し語りも担当した山里節子さんにお話を聞いた。
 「いのちと暮らしを守るオバーたちの会」の会長である、山里さんは、「ゆむいくさ ならぬ(憎い戦争 絶対にいやだ)。自衛隊基地は出来てしまったが、撤去されるまで運動を続ける」と、88歳になった現在も、スタンディングを続けている。
 短い時間ではあったが、山里さんの熱い言葉を聞けて、聞いたからには行動しなければと心に刻んだ。
 ※『戦雲』のパンフレットに、ちゃっかりサインをしていただきました。

2025/02/17

 技能実習制度に切り込んだ『ナマズのいた夏』


 『ナマズのいた夏』。ある地方都市を舞台に、悩める日本の若者が打ち解けきれずにぶつかり合いながら、ひと夏を過ごす。隣に住むベトナム人技能実習生との出会いが、彼らの一歩にもつながる。
 いろいろあっても、悪い人はいないのだと回収していく展開には、ちと不満も。そうであれば、いいのだが。
 技能実習制度の闇にも切り込む良作で、制度が見直されても、なお課題が山積であるとの字幕は評価したい。

シンクロする落語と漫才に泣き癒される『みんな笑え』

 『みんな笑え』。認知症で引退した師匠であり父の介護をしながら舞台に立つ50歳の売れない落語家が、こちらも売れない若手女性漫才師に出会い・・・。主人公より少し上の世代、染みる。ラストのシンクロする二人の話芸に泣いて癒されること間違いなし。
 上映後舞台あいさつは、大阪からリモートで、辻さん 鈴木太一監督。そして、劇場には、主演の野辺富三さん、出演の伊沢弘さん、プロデューサーの沖正人さん、映画監督の海老澤憲一さん。映画が再現されているかのようなトーク、楽しかった。そして、大阪の劇場・土間シネマ、行ってみたい。

2025/02/16

『ベルばら』と合わせて見るのも一興、『愛を耕すひと』

 『愛を耕すひと』。18世紀のデンマーク、未開の地を開拓する男、それを妨げようとする男、傍観する男。そんな時代もあっよねではなく、今もそうなのだと。主人公を突き放しながらも、抱擁するラストが、また、ある意味で男らしくて、嫌。
 でも、作品としては、とてもいい。『ベルばら』と合わせて見るのも一興かと。

2025/02/14

「女性・命・自由」を求めて。 『聖なるイチジクの種』

 『聖なるイチジクの種』。自作映画で母国の政府を批判したとして、有罪判決を受けていたイラン人監督モハマド・ラスロフの作品。
 2022年に起こったヒジャブの被り方を巡り、女性が殺害された事件をきっかけに広がった「女性・命・自由」運動。映画は、このムーブメントを背景に、ある家族の視点を通じて、宗教、家父長制、女性差別などを描く。
 167分と長めだが、最後まで緊張が持続。SNS動画を交えた演出もいい。社会派であり、サスペンス・スリラーの傑作。


2025/02/13

とにかく後味が悪い『邪悪なるもの』


 アルゼンチン・ホラー『邪悪なるもの』。大して怖くはないしグロさもほどほどだが、主人公の判断ミスが悲劇を生みまくり、とにかく後味悪し。映画の前宣伝を真に受けると、肩透かしを喰らうかも。
 映像と音楽は好き。

2025/02/11

主人公の名前が、アナなのは、偶然か?『アンデッド/愛しき者の不在』

 『アンデッド/愛しき者の不在』。タイトルで察しはつくが、ゾンビ映画です。愛する人をなくした三つの家庭。蘇りアンデッドとなった人を愛せるのか。とてつもなく愛おしくて切なく怖い。これは、名作。
 『ヌルボムガーデン』『ザ・ルーム・ネクスト・ドア』と、死生観について考えさせられる映画を見ているな、と。あまり意識はしていないのだが、ハン・ガンの影響はあるな。
 あと、主人公の名前が、アナなのは、偶然か? オマージュか?


2025/02/09

招魂再生『ヌルボムガーデン』


 『ヌルボムガーデン』2回目。理不尽さが、被害者であり加害者である少女と、ある意味、加害者でもある被害者の妻が家族になるラストシーンが、切なく、そして、たまらなくいい。次の展開を想像せずにはいられないほどに、怖いけど。
 ところで、この作品に漂う死生観について、仏教の輪廻転生ではなく、儒教の招魂再生なのかな、と。

2025/02/08

生と死は、連なっている。『ザ・ルーム・ネクスト・ドア』


 ティルダ・スウィントン、ジュリアン・ムーア主演『ザ・ルーム・ネクスト・ドア』。安楽死を望む主人公と、彼女を見守る旧友の死と生についての物語。さまざまな課題提起に溢れたストーリーもさることながら、衣装を含めた鮮やかな色合い、耳に残る優しい音楽に、生と死の連なりを感じ、その余韻が胸を締め付ける。素晴らしい作品。

2025/02/05

無関係であることはできない「日米地位協定」と「PFAS問題」「那覇軍港の浦添西海岸への移転問題」

 昨日2月4日から1泊2日で、「日米地位協定」と「PFAS問題」「那覇軍港の浦添西海岸への移転問題」の取材で、沖縄本島へ。沖縄国際大学の前泊教授や宜野湾ちゅら水の会・照屋事務局長、浦添市・港川自治会の銘苅副会長に話を聞くなど、充実した取材になったのだが、各問題が共にリンクし合っていて、かつ根深く、どう伝えていくかを考えている。
 今月は、中旬にも、「南西諸島への自衛隊配備」の取材で石垣島へ。
 これらは、すべて人権問題であり、命の問題である。もはや無関係と言える人など日本にはいないはず。身近な人にも伝えていきたい。

2025/02/03

RGのあるあるディナーショー


 「RGのあるあるディナーショー」を見に、初めて、荻窪のThe Top Beat Clubへ。ディナーショーということで、受付で食事を注文してドリンクチケットを受け取り、地下の会場へ。席を確保して、ビールを飲みながら待つ。食事の提供は、ゆっくりめかな。
 で、開演時間ちょうどに、中森明菜の『Deair』の衣装をまとったRG登場。そして、『テイク・オン・ミー」や「ネバーエンディングストーリーのテーマ」に乗せた「フジテレビあるある」「中居正広あるある」に大爆笑。約1時間30分、大満足。次回は、バンドセットで対バンもあるらしい。これは、楽しみ。

2025/02/01

涙なしには、見られんよ、勢いでコミックも購入。『ベルサイユのばら』


 劇場版『ベルサイユのばら』。まさかのミュージカル仕立てで戸惑ったのだが、絵はきれいで、素敵。そして、そして何といっても、話が素晴らしい。涙なしには、見られんよ。


 そして、京子さんが、コミックを購入。いいんですわ。

おのれのBlur好きを再確認。『blur:Live At Wembley Stadium』『blur:To The End』

 『blur:Live At Wembley Stadium』『blur:To The End』。どちらを先に見るか悩ましいところだが、上映時間の関係もあり、先にライブ、そしてドキュメンタリー。

 『Live At Wembley Stadium』は、2023年9月8~9日、ブラー初めてのウエンブリースタジアムでのライブ映像。最高過ぎた。ベストライブな選曲とは言え、全部歌えるわ。私、blur好きなのね。

 猛烈にロンドンに行きたくなった。やっぱり地元は強いわ。

 続けて、『blur:To The End』。8年ぶりの復活からウエンブリーでのライブまでを追ったドキュメンタリー。これも、いい。緊張感があるんだけど、40年以上の付き合いが育んだ関係が素晴らしい。太ったし膝も悪いが、無問題。それが、ブラー。
今日は、ライブを先に見たが、私は、この順番が好き。


 『blur:To The End』上映前には、ホフディラン小宮山と永野のトークショー。とてつもなく楽しかった。永野は、OASIS来日に合わせて、「Don’t Look Back in Anger」を演奏しないよう求める署名を集め、OASISに送る、と。絶対に署名したい。