2024/04/03

予感はしていたが、切な過ぎるラストシーン。『コット、はじまりの夏』


 『コット、はじまりの夏』。貧しい家庭に育つ物静かな少女コットが、遠くの親戚夫妻と過ごす一夏の物語。貧困、育児放棄がテーマではあるが、両親や姉妹と離れて、優しいおばさん、寡黙だが温かいおじさんと暮らすコット。温かい食事を一緒に食べたり、髪をといてもらったり、コットが経験したことがなかった「ふつうの暮らし」。その日々に未来を感じるのだが、来るであろう、切な過ぎるラストが訪れる。
 シネマカリテでは、明日までの上映予定が、来週木曜日まで延長だとか。また見たい。