大韓義軍アン・ジュングン(安重根)が、伊藤博文を暗殺する過程を描いた『ハルビン』。サスペンス、アクションの要素もあり、『魔女』みたいなテイストも。と言うか、オープニングの数分は「『魔女』か?」と疑うようなシーンで、びっくり。映像の色味や陰影の使い方は、好み。苦しさが漂う音楽も良かった。
日本人役がリリー・フランキー以外、韓国人だったのは少し違和感があったな。でも、よかった。
オンガク、プロレス、シャシン、ムカシカラスキナモノタチ。
『フォーチュンクッキー』。予告編を見て、こりゃ絶対に好きなやつでは?と思ったのだが、予告とは違った流れも、なるほどねと納得。
米軍基地で通訳として働いていた主人公の女性が、タリバン政権復活後に、追われるようにしてアメリカに渡り、西海岸のフォーチュン・クッキー工場で働いている。アフガン時代の記憶が原因で、不眠症に陥る彼女。友人や精神科医、工場のオーナーらとのやりとりには、クスっとしたり。
何やかんや言いつつ、これが、自由の国・アメリカだったのだと思う。トランプのは、偽物。