2017/10/28

現実と過去と虚構と偽り


 実在した作家ネリー・アルカン、36年の生涯を描いた映画『NELLY』。現実と過去と虚構と偽りと、な設定を理解できたのは、最後の最後。めまぐるしく入れ替わる設定に戸惑いも覚えるが、主演のミレーヌ・マッケイの七変化な演技力が圧巻。素晴らしい。

2017/10/26

春ねむり


 衝撃のSSW、春ねむりのワンマン「ぼくを最終兵器にしたのはきみさ」@武蔵野公会堂ホール。仕事が推して、約40分ほど遅れて会場へ。観客が座ったまま、観ている。面白い。そして、春ねむりのパフォーマンス、清々しくて、痛々しくて、何だろう初めてだけど、慣れ親しんだような空間。エレカシ、ブランキー、後藤まりこ、そして、ベルハー。
結局観れたのは、短い時間だったが、来て良かった。12月から3ヵ月連続企画があるとか。マストでしょう。

2017/10/22

エレファントカシマシ


 エレファントカシマシ、30th ANNIVERSARY TOUR ”THE FIGHTING MAN”。やって来ました新潟へ。土曜日に期日前投票を済ませ、そして台風が関東直撃という中、どうにでもなれやって感じで、初エレカシ。
 その前に、旧知の小林さんとしこたま飲んで、ホテルでちょい休憩して、果たして我ら保つのだろうかという不安は、エレカシのライブの前では、まったく不要。
 前半は、シングルやタイアップ曲中心だが、ライブならではのパフォーマンス。ゆったりめの曲は、よりゆったり。激しい曲はつんのめるかのごとく、激しく。宮本の声もよく出ているというか、すげーな。曲を追えるごとに、MCで曲の説明をするのだが、だから、ずーっと声を出しっぱなし。
 後半は、ダークに、よりうねって、フリーに。この公演、終わるのかしらと思うほどに、勢いがある。
  いやー、想像以上に素晴らしいライブだった。そして、新潟の皆さんのノリも良し。と言うことなのかな、11月8日リリースの新曲を、急遽、初披露。ぐっと来るね。そして、12月の富山公演が楽しみで仕方ない。チケットを取っておいて、大正解、だと思う。

Set LIst
1. 歴史
2. 今はここが真ん中さ!
3. 新しい季節へキミと
4. ハロー人生!!
5. テーデ
6. 悲しみの果て
7. 今宵の月のように
8. 戦う男
9. 風に吹かれて
10. 翳りゆく部屋
11. 桜の花、舞い上がる道を
12. 笑顔の未来へ
13. Destiny
14. 3210
15. RAINBOW
16. ガストロンジャー
17. やさしさ
18. 四月の風
19. 俺たちの明日
20. 風と共に
21. ズレてる方がいい
22. 奴隷天国
23. コール アンド レスポンス
24. 生命賛歌
25. TEKUMAKUMAYAKON
26. 夢を追う旅人
27. 今を歌え
28. ファイティングマン

En. 花男

2017/10/21

物悲しい人間ドラマ


 北野武監督作品『アウトレイジ 最終章』。三部作も、これで終焉。脚本、映像、いつものとおり大好物だった。
 『アウトレイジ』や『仁義なき戦い』などのヤクザものを、「見終わった後、男性なら、肩で風を切って歩きたくなる」と評する人がいるのだが、そして、先日も、某テレビ番組で、本作について、そういうタレントがいたのだが、決して、そんなことはない。
 物悲しい悲喜劇、人間ドラマなのである。

2017/10/19

無事帰宅部番外編


 今宵は、「九州北部豪雨災害支援ライブ〜無事帰宅部番外編〜」@高円寺HIGH。KAZI君と高野哲さんの企画。今年7月に九州北部を襲った豪雨被害に対するチャリティイベント。KAZI君は、お父さんが、豪雨に見舞われた日田出身で、今回、ご親戚が亡くなられたそうだ。私も日田出身、いまも両親は日田に住むだけに、他人事ではない。というか、すべての災害、戦争、紛争は他人事ではない。
 そして、繰り広げられたカバー曲の饗宴。すばらしい夜だった。大分県日田市の出身者として、企画したKAZI君、高野哲さん、出演したミュージシャンの皆さん、観客の皆さん、そして、高円寺HIGHに感謝。

2017/10/16

アミア・ミラー


 土曜日に映画『猿の惑星 聖戦紀』を鑑賞。シリーズをずっと観ていたし、バート・ランカスターのオリジナル『猿の惑星』も子供の頃に、テレビの映画番組で観ていたので、『猿の惑星』って、何となく引かれてしまう。
 で、『聖戦紀』。シーザーシリーズは、どうなるのか。息子のコーネリアスは、今後どうなるのかという期待はあるのだが、一番気になるのは、言葉を失った謎の少女役のアミア・ミラー。スクリーンに現れた瞬間、クロエ・グレース・モレッツのデビューを思い出し、そして、それをも超えるのかと思った、いや、思っている。 
 今後、どんな作品に出演するのか、楽しみ。

2017/10/14

猿の惑星


 『猿の惑星 聖戦記』。『創世紀』『新世紀』に次ぐ、シーザーシリーズ、ラスト? 文句なし。シリーズを全て観てきたが、ぶれない設定。言い換えれば、まぁ都合はいい感じ。でも、すがすがしく劇場を出ることができた。シーザー、好きです。
 そして、今作のヒットは、ノバ役のアミア・ミラー。この配役が、この映画を飽きさせないものとしたな。

民主主義は、これだ!


 立憲民主党の「20171014 東京大行動」。応援弁士が、一水会の鈴木邦男氏と、小林よしのり氏。
 これが、良かった。真の保守とは何か。自民、希望は、米国追従、隷属だと。
個々の政策では違うことはあれども、右左真ん中が一同に介した風景は圧巻。そして、これこそが、説得と納得を繰り返し、苦労しながら前に進む民主主義の姿。
 枝野代表の言う、「右でも左でもない、下から前へ」「草の根」。いいね、サンダース、コービン、枝野で、日英米同盟を組んじゃいな。

2017/10/10

SAiNT SEX


 BiS、BiS、GANGPARADEの所属するWACK、前述の3ユニットから2人ずつの選抜、SAiNT SEX、「タワーレコード新宿店19周年 × WACK スペシャルライブ」のアンコールで、初お披露目。単純に、プー・ルイとアイナ・ジ・エンドが同じステージでパフォーマンスしていると、アガル。限定音源、ゲットしたい。来週、がんばらねば。

夢の途中


 「タワーレコード新宿店19周年 × WACK スペシャルライブ」。BiSH、BiS、GANGPARADEのスリーマン。
 トリは、BiSH。圧巻だった。シンガロングな曲が中心のセットリスト。今日は、男性が多かったせいもあって、否が応でも盛り上がる。アイナ・ジ・エンドの歌唱力と、セントチヒロ・チッチの表現力が素晴らし過ぎた。


 BiS、先週、プー・ルイが復活。「BiSBiS」からスタートのセットリストは、ラストの「NERVE」意外は、新生BiSの曲。それだけ、現体制を大切にしているのかと。良かったけど、多分、何かが足りない。こないだのBLITZでも感じたんだよね。夏の味園ユニバースのライブとか良かったんだけど。ただ期待値は最大限。


 GANGPARADE。カミヤサキがいた頃とは、がらっと雰囲気も変わっている。アイドル色が強くなったかな。現BiSオリジナルのアヤプリがいるのだが、馴染んできたかな。BiSに戻って来るのかね。

 同じ事務所で、それぞれに。思うこともあるだろうし、こういうイベントはいい。まだまだ、みんな、夢の途中。楽しみたい。

2017/10/06

Road to KOKUGIKAN


 BiS「IDOL is DEAD」。8月に延期となった赤坂BLITZ公演の仕切り直し。しかし、活動停止中のプー・ルイ抜きの6人編成。さて、いろいろあったし、マニアックなので詳しく、後ほどということで、速報的に報告すると、プー・ルイ、途中から復活。やっぱ安定するね。そして、メジャー・デビューの発表に続いて、来た!3.4両国国技館公演が決定。行くしかないでしょ。

2017/10/04

ディーセント


 今晩は、ライターで保育士のブレイディみかこさんと哲学者の國分功一郎さんのトークイベント@神楽坂 LA KAGU。ブレイディさんの『子どもたちの階級闘争』は新潮ドキュメント賞を、國分さんの『中動態の世界』は小林秀雄賞を受賞と、今年特に話題のお二人のトークは熱くて、冷静で、楽しくて、刺激的だった。
 このご時世、話題は日本の政治状況にも及んだのだが、國分さんが、樋口陽一先生が、「魯迅が、当時の中国人について、砂のようだ」と紹介していたことを引用し、いま、右や左に縦横無尽に流れる日本人は「砂のよう」だと。
 ブレイディさんも、「日本人は、スティッキーじゃない。粘性、ある種の保守性がない」と。サッチャリズムに乗っ取られたイギリスが、評価はいろいろあるが、ブレア労働党政権になるには、ある程度の時間を要したし、また保守党政権になって、そして今、コービンが社会主義者を自任し若者の支持を得ているのも(労働党党員は、コービン以前の2倍だとか)、コービンが80年代から主張を一貫して変えなかったこと、粘性のある運動を展開してきたからだと分析。
 それぞれ、「アナーキズムは尊厳」(ブレイディさん)、「出発点は自由」(國分さん)と著書でも記しているが、アナーキズムは自由であり、リンクしループする。
 コービンが、終始「ディーセント」な暮らしを求め、ディーセントな政治手法で他者を攻撃しないという話を聞き、あー、この国の政治リーダーってと頭を抱えても仕方がないので、腰を据えて、立憲民主党を支援することにするので、立憲民主党、少なくとも20年は、なくならないように。