2021/06/29

もう少し時空を超えたかった『NO CALL NO LIFE』。主演の二人は、きれいですよ。

 ホリプロ60周年企画作品『NO CALL NO LIFE』。きれいで切ない作品でした。ストーリーの要であるはずの時空を超えるという設定は、もう少し強めでも良かったかな。あと、パンフ、もっと力を入れてほしかったね。
 今週木曜日までアップリンク吉祥寺で上映。連日、優希美青さん、井上祐貴さんのアフタートークあり。お二人、とても演技が素晴らしく、きれいな俳優でした。撮影秘話を聞くのは、いいね。もう一回、見てもいいかも。 #NOCALLNOLIFE

2021/06/27

いい感じに裏切られる『1秒先の彼女』

 いつもワンテンポ早い女の子の失われたバレンタインデーの話。『1秒先の彼女』。確かに、そうなのだが、なかなかに深い人間ドラマだった。タイトルを予告を見て気に入ったら、ぜひ! いい感じに、裏切られるはず。
 主演のリー・ペイユーが、素晴らしくチャーミング。テーマ曲も歌っているんだけど、この曲が、また、いい。

2021/06/24

世に溢れる韓流のイメージを覆す『逃げた女』


 ホン・サンス監督作品『逃げた女』。予告編やフライヤーを見て気になっていたのだが、ようやく見ることができた。で、何とも不思議な作品である。
 五年間の結婚生活の中一度も夫と離れたことのなかったという主人公ガミが、友人やら先輩を訪ね歩くのだが、この「夫と離れたことがない」というフレーズを、彼女は繰り返す。それは、真実なのか。行く先々で再開する女性もそれぞれに問題を抱えていそうで、本心からガミを歓迎しているのかは不明。そんな感じのやりとりが最後まで続く。そして、ラストも観客に委ねられる。
 カメラの長回しとズームが独特で、前半は慣れないこともあり、違和感もあり。でも、それが感情表現であるのだろうと推測すれば、その手法もありなのかと納得。
 世に溢れる韓流のイメージを覆すような作品かと。

2021/06/23

激しく物悲しい『True History of the Kelly Gang』


  19世紀、オーストラリアに移民したアイルランド系、ネッド・ケリーの生涯を描いた衝撃作『True History of the Kelly Gang』。ネッド・ケリーを演じるのは、『1917 命をかけた伝令』のジョージ・マッケイ。表情がいいね。
 それにしても映像といい音楽といい、まー激しい。物悲しいストーリーが、より煽られていく。どんよりした気分で劇場を後にした。好き嫌いは分かれるだろうね。いいと思うけど

2021/06/19

『へんしんっ!』初日!


 電動車椅子に乗った石田智哉監督作品『へんしんっ!』が、6月19日、上映初日を迎えた。で、ポレポレ東中野への初回へ。
 「障害者と表現活動」をテーマに、さまざまな障害者、表現者を取材していくうちに、自らも取材の対象となり、表現者となっていく石田さん。まー、おもしろい作品ですよ。見たことないタイプ。試写や内覧用映像も含め、今日が四度目だったけど、新たな発見が。
 上映後には、石田監督のトークもあり、フロアの質問では、次回作への意気込みも。楽しみだね。ZOOMでした会ったことなかったのだが、会場を後にする際、あいさつしたところ、覚えていてくれた。この辺が、石田監督っぽいところだと思う。

2021/06/16

エキセントリックかつサイコ、しかもパンキッシュな『クルエラ』


  『101匹わんちゃん』に登場するクルエラ・ドゥ・ヴィル誕生秘話『クルエラ』。エマ・ストーン演じるクルエラのヴィジュアルを見て、気になっていたのだが、けっこうな人気作品らしく劇場がすぐ満席に。ようやく見ることができた。
 『101匹わんちゃん』のクルエラが、よりエキセントリックかつサイコ、しかもパンキッシュに描かれているのだが、アクセルが思いっきり、ふみ込まれていて、好み。特に、メイクも含めた衣装は、良かったな。音楽は割合に普通、ま、あんまりやり過ぎるのもね、ディズニー映画だし。

 あと、ロンドン好きは、見た方が、いいかもです。 #クルエラ

私たちの隣人の話、『東京クルド』

 日本で難民申請を続けるトルコ国籍のクルド人・18歳のオザンと19歳のラマザンを5年以上にわたって取材したドキュメンタリー『東京クルド』の試写会へ。難民認定率が1%にも満たない日本。昨日終わった国会で『入管法』改悪は見送られた、そもそもの制度自体が、難民らを保護するのではなくて、管理することが目的の悪法で、人権侵害が甚だしい。
 人種、宗教、政治的な理由などで国を追われ日本に辿り着いた多くの外国人。日本は、「難民条約」に批准していることから、それらの人々を保護する義務を持つ。が、実際は、刑務所以下と言われる入管施設に収容し、解かれたとしても、「仮放免」という一時的な措置を講じるだけ。この仮放免によって、就労も許されず、生活保護や健康保険も受けることができない。かろうじて支援者らのサポートにより、住居を借り仕事に就き暮らしているが、いつまた収容されるかも分からない。
 映画に登場するオザンとラザマンは小学校低学年で両親と一緒に訪日し、日本の学校で義務教育を終了。それぞれに夢を持つが、仮放免であるため、そのハードルは高い。
 親や社会への反抗、友情など、誰もが青年期に抱える問題であっても、二人にとっては、より深刻。それでもクルド人としてのアイデンティティを失わない二人。
 彼らのような境遇の人々は、いま、私たちのすぐそばで暮らしている。そして、直接的・間接的な違いはあれど、私たちの生活を支えている。
 今回、『入管法』を巡る動きもあり、7月から緊急上映される『東京クルド』。ぜひ、見てほしい。
  #東京クルド

2021/06/15

戦争が生む分断の物語『オキナワサントス』

 第2次世界大戦中にブラジルのサントスで起こった日系移民強制移住事件に迫ったドキュメンタリー『オキナワサントス』の試写会へ。戦前に多くの日本人がブラジルへ移民として渡ったことは知っていたが、知られざるというか、表舞台に出ることのなかった埋もれた史実の数々。戦争が生む分断の歴史を目の当たりにした。#オキナワサントス

2021/06/13

広田さくらは、天才である。


 長与千種が1995年4月15日に旗揚げしたGAEA JAPAN。2005年に解散も、昨年2月、突如、長与と里村明衣子が記者会見し、4月15日に一夜限りの復活を宣言。が、コロナの影響で大会は延期になり、今年4月29日に開催予定も再延期。で、今日6月12日、大田区総合体育館での開催となった。
 長与率いるマーベラスと里村率いる仙台女子の対抗戦的色合いが濃い大会で、若い選手が躍動する、それは、それで、十分に楽しめたのだが、やはりセミファイナルの長与、KAORU、旧姓・広田さくら vs 里村、植松寿絵(一夜限りの復活!)、永島千佳世にワクワクしないはずはなくて、そして内容的にも植松が言う「間のあるプロレス」を堪能できた。しかも、セコンドを、山田敏代、輝優優、カルロス天野、シュガー佐藤が務めるなんてね。あまりにも素晴らし過ぎる。
 そして、ザ・グレート・サスケとのシングルも、オリジナルスタイルで戦った広田さくらは、天才だと、再認識した次第。

2021/06/11

葛西選手の性春の街で、『狂猿』


 デスマッチファイター・葛西純を追ったドキュメンタリー『狂猿』。2回目は、アップリンク吉祥寺の初日、そして葛西選手、川口監督のアフタートーク! 司会進行は、佐々木貴。
 葛西選手が上京して初めて住んだ性春の街が、吉祥寺界隈ということで、その辺の話も。また、川口監督の撮る試合シーンについても話は及んだのだが、本当に見たことのないアングルや編集方法によるリング内のレスラーは、カッコよ過ぎ。Blu-ray化、希望。絶対に買います。

2021/06/09

ミャンマーの民主化問題


  参議院会館で開かれた、院内集会「フリージャーナリスト・北角裕樹さん帰国報告会」。今年2月にミャンマーで起こった国軍によるクーデターで、2月と4月に身柄を拘束・解放されたジャーナリスト・北角裕樹さんの帰国を受け開かれたもの。
 司会進行を、ミャンマーの民主化を支援する議員連盟事務局長のNTT労組組織内・石橋みちひろ参議院議員が務めた。
 北角裕樹さんは、「日本人である私は、政府の働きかけなどで解放されたが、現地では、いまだ4400人以上の活動家や市民らが拘束されている。私は民主化を望むミャンマー市民から思いを託されている。ジャーナリストとして、根強く着実に、ミャンマーの現状や日本としてできることを伝えていきたい」と述べた。
 パネルディスカッションでは、東京新聞・望月衣塑子記者がファシリテータ―を務め、北角さん、ヤンゴン在住のAさん(仮名)、在日ミャンマー人コミュニティ若手グループ代表、日本のミャンマー支援若手グループ代表が、それぞれの立場から、今後の活動などを提起。
 何と言っても、日本でミャンマーの民主化問題が知られていないこと、クーデターのマスコミ報道も減っていることに危機感を持つ。国、自治体、企業への圧力が必要であり、今後、在日ミャンマー人の皆さんの記者会見やWebによる署名活動も展開されるもよう。
 また、報告したい。

2021/06/02

あれっ?どうした。余白のある作りの『ペテロの帰り道』


 『ペテロの帰り道』。通信制の高校に通う17歳の女性と、神様を名乗る50歳代らしきおじさんの話。説明が少なめの余白のある作りで、あれっ?どうしたという感覚が心地いい。後半に向かって、じわじわとさせておいて、もやもや感を少々残す。面白かった。
 上映後には、オカモトナオキ監督の舞台挨拶。コロナによる映画界へのダメージを受けて、昨年夏に制作を決意、紆余曲折あり、クランクインは11月、2月におぼろげながら配給が決まり、5月に二週間限定で上映。連日、動員は及第点なのだとか。映画愛、半端ない。
 で、私が来週インタビューを予定している『なんのちゃんの第二次世界大戦』河合監督とのちょっとしたエピソードも。帰りに、オカモト監督にあいさつし引き上げたのだが、こりゃ、面白い展開があるかも。