2021/06/02

あれっ?どうした。余白のある作りの『ペテロの帰り道』


 『ペテロの帰り道』。通信制の高校に通う17歳の女性と、神様を名乗る50歳代らしきおじさんの話。説明が少なめの余白のある作りで、あれっ?どうしたという感覚が心地いい。後半に向かって、じわじわとさせておいて、もやもや感を少々残す。面白かった。
 上映後には、オカモトナオキ監督の舞台挨拶。コロナによる映画界へのダメージを受けて、昨年夏に制作を決意、紆余曲折あり、クランクインは11月、2月におぼろげながら配給が決まり、5月に二週間限定で上映。連日、動員は及第点なのだとか。映画愛、半端ない。
 で、私が来週インタビューを予定している『なんのちゃんの第二次世界大戦』河合監督とのちょっとしたエピソードも。帰りに、オカモト監督にあいさつし引き上げたのだが、こりゃ、面白い展開があるかも。