2021/06/09

ミャンマーの民主化問題


  参議院会館で開かれた、院内集会「フリージャーナリスト・北角裕樹さん帰国報告会」。今年2月にミャンマーで起こった国軍によるクーデターで、2月と4月に身柄を拘束・解放されたジャーナリスト・北角裕樹さんの帰国を受け開かれたもの。
 司会進行を、ミャンマーの民主化を支援する議員連盟事務局長のNTT労組組織内・石橋みちひろ参議院議員が務めた。
 北角裕樹さんは、「日本人である私は、政府の働きかけなどで解放されたが、現地では、いまだ4400人以上の活動家や市民らが拘束されている。私は民主化を望むミャンマー市民から思いを託されている。ジャーナリストとして、根強く着実に、ミャンマーの現状や日本としてできることを伝えていきたい」と述べた。
 パネルディスカッションでは、東京新聞・望月衣塑子記者がファシリテータ―を務め、北角さん、ヤンゴン在住のAさん(仮名)、在日ミャンマー人コミュニティ若手グループ代表、日本のミャンマー支援若手グループ代表が、それぞれの立場から、今後の活動などを提起。
 何と言っても、日本でミャンマーの民主化問題が知られていないこと、クーデターのマスコミ報道も減っていることに危機感を持つ。国、自治体、企業への圧力が必要であり、今後、在日ミャンマー人の皆さんの記者会見やWebによる署名活動も展開されるもよう。
 また、報告したい。