2022/09/30

ロック・ウィル・ネバー・ダイ。『ロックン・ロール・サーカス』

 『ロックン・ロール・サーカス』。ローリングストーンズが構想し実現した「ロックン・ロールとサーカスの融合」。キース・リチャーズとジョン・レノンらによるザ・ダーティ・マックが必見と言われるが、個人的には、ジェスロ・タル。それにしても、53歳の私、最年少かもな、年齢層。すばらしい。ロック・ウィル・ネバー・ダイ。

タイトルそのまま。『戦地で生まれた奇跡のワイン』


 『戦地で生まれた奇跡のワイン』試写会へ。世界最古のワインの産地レバノン。幾度となく戦争に巻き込まれてきたこの地でワインを作り続ける人々の話。

 ワインの飲み方が変わるかも〜。

2022/09/28

家族が感染しても生活を変えない女子高生。『DEAD OR ZOMBIE』


 『DEAD OR ZOMBIE』。サブタイトルは、「ゾンビが発生しようとも、ボクたちは自己評価を変えない」。家族が感染しても生活を変えない不登校の女子高生と家族の話。低予算の短編だけに物足りなさも感じるが、周りが感染することで、自分自身が変わっていくという、ちょっとシニカルな設定で楽しめた。

シャルロット・ゲンズブールが初々しくも、白いワイシャツとジーンズ姿はすでにかっこいい『なまいきシャルロット』


 「クロード・ミレール映画祭」で、『なまいきシャルロット』。劇場で見るのは、何年振りだろうか。シャルロット・ゲンズブール、初々しいが、白いワイシャツとジーンズ姿は、数年前に見たライブ時と同様、すでにかっこいい。もちろんバスクシャツも。
 で、当時見たときよりも、シャルロットと小さな幼なじみルル、メイドのレオーヌの関係性がていねいに描かれていることに気付いた。見返すって、いいね。

2022/09/24

コロナの前後は、Mae。


 Mae来日公演。思えば、コロナ前に見た外国人アーティストの単独ライブは、Maeが最後。そして、コロナ禍で見る外国人アーティストの単独ライブは、Maeが初。というのは、なくとも、最高。歌うなと言う方が無理なのだが、声を出さずに、心で歌う。本編2時間、そしてアンコール、素晴らし過ぎたよ。

音を聞け。『LAMB』


  ちょっと回収したいことあり『LAMB』2回目。なるほどね。この作品のポイントは、音です。2回目の方が、良かった。

2022/09/19

今の大相撲幕ノ内上位の取り組みは、プロレスで言えば、ずーっとセミファイナルな感じ


  大相撲名古屋場所で、ずっと応援している湊部屋の逸ノ城が優勝。見に行きたいよねと話していたものの、チケットの購入は難しいかなと。ところが、チケットぴあでも販売していて、二階のイス席ならが、空席もあるではないか。
 ということで、両国国技館へ。大相撲の本場所はいつ以来だろうか。北の湖がまだ理事長だったので、そうとう前だね。そして、逸ノ城は、何とか勝利で三勝目。せめて勝ち越して九州場所を迎えてほしい。私の両親らが待っとるよ。
 横綱大関は全敗だったわけだが、幕内力士の実力が均衡していて、それは、それで楽しめた。プロレスで言えば、ずーっとセミファイナルな感じ。分かるかな?

子供たちに囲まれて、『ミニオンズ フィーバー』二回目


 大相撲9月場所の前に、早朝のTOHOシネマズ日比谷で、『ミニオンズ フィーバー』二回目。京子さんは三回目。まー、『ミニオンズ』だからというのもあろうが、字幕版なのに、子供が多いこと。今まで来た映画の中で、一番騒がしいというか、落ち着きのない雰囲気。笑うポイントが違ったりして、この環境も、おもしろくもあるけど。

2022/09/18

『どついたるねん』が見たくなる『AKAI』


 『AKAI』。赤井英和のドキュメンタリー。赤井のボクシングスタイルの荒削りさが、今となっては、新鮮。『どついたるねん』が、見たくなった。で、見てしまう、日曜日の午後。
 赤井引退後、大和武士がちょっと違ったボクサー像を提示していて、後楽園ホールに通ったな〜。大橋秀行や井岡弘樹ね。

2022/09/17

非武装福祉文化国家へ。『日本原』


 『日本原 牛と人の大地』公開初日。自然を愛し自然と共に生きる反戦牛飼いヒデさん、そして妻の早苗さん、息子の大一さん、陽さん。皆さんと共に、非武装福祉文化国家をめざしたい。
 そして、監督の黒部俊介さんと、妻でありプロデューサーの麻子さんの舞台あいさつ。俊介さんには、先日インタビューして、いろいろと話を伺ったのだが、麻子さんに聞きたいことがたくさんあったので、こういう機会はうれしいし、お二人とごく短時間だがあいさつもできて、良かった。
 #日本原

2022/09/14

ルパンではなくクルーゾーな『華麗なる大泥棒』


 ジャン=ポール・ベルモンド主演『華麗なる大泥棒』。フランス・アクション映画の定番が、これまで公開されてきた英語版よりも11分長い「フランス語完全版(未ソフト化)」として、HDリマスター版され51年ぶりに劇場公開。それはいいのだが、ちっとも華麗ではない。派手なアクションとコミカルな展開が、バカバカしく楽しい作品。
 この作品、『ルパン三世』と比べられることが多いのだが、どちらかと言えば、ピーター・セラーズ主演の『ピンクパンサー』シリーズを意識しているように思う。

2022/09/13

暗黒時代と言われたイギリスを生き抜く黒人青年らの『BABYLON』とは


 「Peter Barakan's Music Film Festival 2022」。二本目は、日本初公開の1980年作品『BABYLON』。アスワドのブリンズリー・フォード演じるサウンドシステムDJブルーは、人種差別を受けながらも、レゲエ、ダブを支えに懸命に生きているのだが、周りの白人が執拗に加害を加えて来る。1970年代後半~80年代にかけて、暗黒時代と言われたイギリスを生き抜く黒人青年らの話。
 音楽の変遷に加え、差別の歴史を知る上でも、『RUDEBOY』から引き続き見て正解。10月7日~、全国で順次ロードショー。また見たい作品。

何となく懐かしさもある『RUDEBOY』

 「Peter Barakan's Music Film Festival 2022」へ。角川シネマ有楽町、初めて来た。
 一本目は、1960年代、ロンドンに設立された初のレゲエ専門レーベル・トロージャンレコーズを追ったドキュメンタリー『RUDEBOY』。そんなにレゲエに詳しくはないが、劇中で流れた30曲には知ったメロディが多々。最後は倒産するわけだが、そのDNAは、クラッシュから2トーン、そして現在へと受け継がれている。
 ところで、
映画とは直接関係ないが、1990年代初頭、ロンドンには何度か行っていて、ギャズ・メイオールの「Gaz''s Rockin Blues」に、よく通っていて、何となく懐かしさもある作品だった。もう一度見たいし、Blu-rayを買おうかしら。


2022/09/12

『OTHER MUSIC』のパンフは、雑誌形態。「ムービー・マヨネーズ」


 『OTHER MUSIC』のパンフは、雑誌形態の「ムービー・マヨネーズ」として発行されていて、10月7日~公開される『Support The Girls』とのW仕様になっている。ていねいに作られているな~。映画にまつわる特集記事もあり、テーマは、「映画とお仕事」。映画のエンドロールで流れてくる職業についての記事やダイナーやガスステーションなどについても。業界の労働条件とかハラスメントの記事もあって、こちらは、タイミングよし。

日田にあったザップレコードを思い出す、『OTHER MUSIC』


 イースト・ヴィレッジのランドマーク、インディーズの砦と呼ばれたレコードショップの21年間に迫る『OTHER MUSIC』。中学生後半から高校生の時に通ったというか、店番もしていた日田のザップレコードを思い出す。あそこで、ニューヨーク・ドールズを初めて知った。コミュニケーションと学びの場所なんだよね、レコードショップは。

2022/09/11

天野アキ? 『さかなのこ』


 『さかなのこ』。のん(まだ違和感があるな~)と沖田監督の舞台あいさつ付き上映。何とかチケットをゲット。撮影秘話をいろいろと聞けてよかったのだが、作品中、のんが海に入ると、どうしても、天野アキを思い出してしまうのは、私だけ?と言いつつ、好みの作品。いい役者ぞろいで、安心感もあり。また、見たい。 

うーん、惜しい。『この子は邪悪』


 『この子は邪悪』。なにわ男子の大西くんが出演しているから、というわけではなく、予告編で見た南沙良の表情が気になっていて、ね。で、設定はいいのだが、うーん、玉木宏、どうにかならんかったかな〜。ラストの展開も雑。惜しい。

2022/09/10

骨身にこたえる『百花』

 『百花』。認知症の母を演じる原田美枝子の老いてゆく演技がすばらしいが、骨身に答える。そして、菅田将暉、長澤まさみ、よかった。

2022/09/09

マニックスの『KNOW YOUR ENEMY』は、『DOOR TO THE RIVER』『 SOLIDARITY』だったのだとか。


 MANIC STREET PREACHERS 『KNOW YOUR ENEMY』。もともと『DOOR TO THE  RIVER』『 SOLIDARITY』の二枚としてリリースされるはずだったのだとか。20年を経て、その試みを実現。大胆なのは、マニックスらしい。
 ところで、マニックスのLPやCDは、本人サイトでサイン入りが販売されていて、いつも、購入しているのだが、今回、日本への発送はできないとの表示が。残念だが、まー、この人らのサインはたくさんあるしな、と、自分を納得させてみた次第。

静岡と米原に停車する『ブレット・トレイン』


 丸の内ピカデリーのDolbyCinemaで『ブレット・トレイン』。設定が、無茶苦茶。なのだが、まー最高。2回目、ある。
 ちょいネタバレで、弾丸列車が、静岡と米原に停車するところが、たまらん。

牧歌的反戦闘争『日本原』

 今日は、『日本原』黒田俊介監督のインタビュー。中国・四国地方最大の自衛隊演習場がある日本原で、牛飼いをする内藤さん一家の生活に、一年間密着。牧歌的反戦闘争。監督いわく「せんそうのない平和な世界という人類最大の未知との遭遇」をめざす人たちの話。
 「この作品、とっちらかってますね」とか失礼なことを言ってしまったが、牛飼い、自衛隊、基地問題、農業、家族、地域社会など、ほんとに、とっちらかっているのよ。
 撮影秘話もたくさん話してくれて、仕事だが、楽しかったわ。妻でプロデューサーの麻子さんの話も聞いてみたいね。


2022/09/05

Twitterへの148連続投稿がベース、さすがA24な展開、『ZOLA』


 デトロイトに住むZOLAによるTwitterへの148連続投稿をベースに作られた『ZOLA』。製作は、『LAMB』の公開が控えるA24。
 ポールダンサーZOLAが、同業者に誘われ、出稼ぎに向かったフロリダで起こる、ひと悶着、ふた悶着。 期待通りというか一筋縄とはいかない展開。さすがA24なエンディングが待っている。

『裸のムラ』で、保守王国・石川を俯瞰してみる


 『裸のムラ』の試写会へ。富山市議会の政務活動費不正受給事件を追った『はりぼて』の五百旗頭幸男監督作品で、こちらは、保守王国・石川を舞台にしたドキュメンタリー。家父長制が根強い地域での男女平等感や閉鎖的な地域性など、根強く残る日本の悪しき伝統をえぐっていく。複雑な構成だが、俯瞰する楽しさあり。
 来週は、監督へのインタビュー。聞きたいこと、山ほど。

2022/09/04

 昨日は、政治学者、宇野重規さんの講演会『そもそも民主主義って何ですか?』に参加。そのもようが、『東京新聞』朝刊に。宇野さんのコラムも必見。
 ちなみに例の国葬については、「法的根拠なく拡大解釈に拡大解釈を重ねている。多くの反対があり、どこで決めたのかも分からない。日本の民主主義を前進させるものでなく違和感。国民の分断を進めるもので認められない」とのことでした。

2022/09/03

案外に怖い結末。『地下室のヘンな穴』


 穴に入ることで、ドラマが始まる「穴映画」というジャンルがあるとか。『グーニーズ』『ショーシャンクの空に』『マルコヴィッチの穴』など。
 で、『地下室のヘンな穴』。新居の地下室に空いた穴に入ると「12時間進んで、3日若返る」というのだが、12時間進むというのがポイント。もう一つ、性欲に関わる設定もあるのだが、人間、欲を持ちすぎるのは良くないということ。そして、案外に怖い結末が待っているのと、虫が嫌いな人は要注意である。