2025/06/20

LIGHTERSの「Enchantment on the moon」。ゲストは、ステレオガール


 LIGHTERSの「Enchantment on the moon」。ゲストは、ステレオガール。
 ステレオガールを見るの何年ぶりだろう? とにかく曲がいいのだが、音が分厚く、何よりもメンバーが楽しそうなのが、いい。もっと長いセットを見たい。
 で、LIGHTERS。バンドとしての三人編成になっては、初めて。いろいろ迷ったりした末に、シンプルな編成に戻ったって感じかな。台湾でのライブなど、演奏の機会は多いだけに、安定してきた。ゲストのギタリストを交えた四人スタイルは、ボーカルの良さがより際立つし、今後もあるのかな。
 とにかく最高の夜だった。

2025/06/18

まだ咀嚼できていません。『無名の人生』

 『無名の人生』。何だろう、うまく咀嚼できていない。ただ誰しもが無名の人生を歩んでいるように思う。「◯◯くんのお母さん」とか「◯◯さんの彼」とか、まさに。
ヴィヴィアン佐藤さんと鈴木竜也監督のトークで、物語の背景など、何となくだが、理解を深められた。
 100ページにも及ぶパンフレットを購入(これ、すごいです)。じっくり読んで、もう一度だね。

 

主人公は、金権と利権にまみれた日本の政治家のよう。 『我来たり、我見たり、我勝利せり』


 『我来たり、我見たり、我勝利せり』。上級国民を自任する主人公の趣味は、「人間狩り」。金持ちが正義。悪事を働いても捕まらない一家とその取り巻きのストーリー。
 主人公は、ヒトラーで、トランプで、マスクであり、金権と利権にまみれた日本の政治家そのもの。退治しなければならない。

2025/06/16

思い込みって怖い。 『ハイテンション』


 『ハイテンション』。フレンチホラーだそう。思っていたような作品ではなかった。勝手に思い込んでいた、私が悪いのだが。日曜日の午前中に見る映画ではなかったが、かなり好き。

2025/06/14

ちょっと残念、『ドールハウス』


 『ドールハウス』。バッドエンドありきなのが残念。いろいろと展開して悪くないんだけど、読めてしまうのよ。難しいね。

2025/06/13

あまりにも不条理、『アメリカッチ コウノトリと幸せな食卓』


 『アメリカッチ コウノトリと幸せな食卓』。子供のころ、迫害から逃れるためアメリカに渡ったアルメニア人男性。大人になって母国に戻るも、そこはソ連統治下。そして無実の罪で収監されてしまう。それでも、楽しみを見つけ生きようとするのだが⋯。あまりにも不条理。これが戦争であり国家思想の対立。ほんと仲良くしようぜ、と思う。

2025/06/11

『Koizumi In The House』


 小泉さん自身がプロデュースし1989年にリリースされた『Koizumi In The House』が、ドイツのレーベルSound Metaphors Recordsから再リリース。ソールドアウト必至ということで予約購入。キョンキョン関連のリリースラッシュ、付いていくのに必死。

2025/06/10

辞書尚友(JISHO SHOW YOU)

 辞書好きの大学生によるインカレサークル、辞書尚友(JISHO SHOW YOU)。職業柄、辞書にあたることは多いのだが、何だ、この人たちは? きれいな文章が並んでいるし、ていねいに作られていて、気持ちがいいZINE(同人誌)に出会えた。


 ちなみ、私が一番好きな辞書(辞典)は、齋藤秀三郎著『英和中辞典』。初版は、1915年。熟語に重点が置かれた用例とその訳が、秀逸で、パラパラッとめくって読むのが好き。

『リンダ リンダ リンダ』が、4Kに!


 何でも4Kにすればいいってわけではないが、この予告編を見る限り、マイ・オールタイム・ベスト・ムービーの一つ、『リンダ リンダ リンダ』の4K版は極めてよさそう。
 日本公開は、8月22日~。早く見たいし、blu-rayも出してほしい。




2025/06/09

10年くらい経って、40代のマキシーンがどうなっているのかを見てみたい。 『MaXXXine』

 『MaXXXine』2回目。今日は、シネクイント。スタンプカードが一杯になったので1回無料を発動。この作品については、前回のアップリンクよりも、シネクイントのスクリーン2の方が合っているように思った。
 ところで、この作品、三部作の最終章なわけだが、「えっ? ほんとに終わりなの?」が、正直なところ。10年くらい経って、40代のマキシーンがどうなっているのかを見てみたい。




 そうそう、マキシーンが、リジ―・ボーデンのMVオーディションに落ちたというエピソードが紹介されるのだが、「なるほどね」な説得力のある設定だった。

『ウルフ・ウォーカー』同様、圧倒的な絵の力に感動、『ソング・オブ・ザ・シー』


  6月8日は「世界環境デー」ということで、『ソング・オブ・ザ・シー』が1日だけの再上映。『ウルフ・ウォーカー』は観ていたが、こちらは初めて。
 陸上では人間で海ではアザラシの姿になる妖精・シルキーの母と、人間の父の間に生まれた兄と妹。シルキーの血を引いた妹がフクロウの魔女にさらわれ、兄は妹を救うため度に出るのだが。
 アイルランドの神話をベースにした、温かくて切ないファミリー・ストーリー。ストーリーもだが、『ウルフ・ウォーカー』同様、圧倒的な絵の力に感動。すばらしい。


『サイコ・ゴアマン』みたいなテイストもありな『リロ&スティッチ』


 『リロ&スティッチ』。まったく初めてで、予備知識もゼロでの鑑賞。すごく良かったし、何度泣いたことか。そして『サイコ・ゴアマン』のようでもあり、楽しめた。

RATTの、「I’m Insane」が流れるとは!『MaXXXine』


 『X』『PEARL』に続く三部作最終章『MaXXXine』。舞台は、1985年のハリウッドで、主人公は、『X』で猟奇殺人を生き延びたマキシーン。製作は、A24、監督は、タイ・ウエスト、主演は、ミア・ゴス、そして共演に、ケビン・ベーコン。これだけで、鳥肌もの。
 前二作とは違ったテイストで、この作品を独立した映画として見ても成立する。が、見ておいた方が楽しめるかも。ホラー、スプラッターの名作へのオマージュありだし、PMRCが叫ばれだした時代背景が描かれていて、世代としては、ツボ。そして、RATTですよ。しかも、「I’m Insane」。家に帰って聞こう。

2025/06/04

ラストシーンのふみちゃんと、ひきこおりの兄、むっちゃんの距離感が絶妙。『折にふれて』


 村田陽奈監督作品『折にふれて』。京都芸術大学の卒業製作として、村田監督をはじめ9人による秀作。主人公のふみちゃんの実直さ、いるのにいないような存在として描かれる兄のむっちゃんと家族の関係性が、とてもていねいに表現されている。ラストシーンのふみちゃんとむっちゃんの距離感が絶妙。


 上映後には、村田監督と、むっちゃん役の豊山紗希さん、ゲストの辻凪子さんのトークショーと、何とも豪華。辻さんのインタビュアーぶりが素晴らしく、興味深い話が聞けた。
 パンフレットに村田監督、豊山さんのサインを頂き、さらに辻さんの出演作『夜のマニマニ』『みんな笑え』のパンフレットを持っていき、辻さんのサインも。
 併映は、村田監督の短編作品『水魚の交わり』。こちらは、男子中学生同士のひと夏を描いた短編。じゃれあったり、すれちがったり、誰もが経験した、あれこれ。
 6月6日まで、新宿K’sシネマで限定上映。

2025/06/01

人は、再生できるのか? 『秋が来るとき』


 フランソワ・オゾン監督作品『秋が来るとき』。人間の再生の物語。それぞれが、静かに見えて、激しく葛藤するさまが、ていねいに描かれていた。いろいろと考えさせられるし、あの結末で良かったのかな~、と思ったり。

2025/05/31

結局、ロンドンに行きたくなる。『パディントン』


 『パディントン』。今回は、ペルーが舞台なのだが、結局、ロンドンに行きたくなるのよ。そういうものね。

2025/05/26

人は、犯した罪を許され救われるのか? 『THE DEVIL’S BATH』


 『THE DEVIL’S BATH』。17〜18世紀のヨーロッパでは、死にたい人は自殺するのでなく、誰かを殺害し、そのことを教会で告解。そのことをもって赦され(処刑され)天国に行けるといわれ、ドイツ語圏では400件ほどの事例が残されているのだとか。しかも、そのほとんどが女性だったという。
 作品の舞台は、18世紀のオーストリアの小村。女性が家や村の慣習に馴染めず追い込まれていくさまが、ていねいに描かれている。
 ラストシーンは、引くほどに怖い。


『ウナイ 透明な闇 PAFAS汚染に立ち向かう』


 平良いずみ監督作品『ウナイ 透明な闇 PAFAS汚染に立ち向かう』マスコミ試写会へ。
昨年末、平良さんにお会いした時、本作については聞いていて、その後、さらに取材・撮影を重ねられ、いよいよこの夏上映。
 PFAS問題って何だろなという人は、まだ多いはず。とても理解しやすいし、何より社会や政治って変えられるはずと、希望が沸いてくる作品。

2025/05/25

『キャリー』や『バスケットケース』の影響はあるのか? 『サブスタンス』


  『サブスタンス』。京子さんを説き伏せて、2回目。途中、『キャリー』っぽくもあり、最終的に、『バスケットケース』感が漂う不思議な作品。監督も好きなのかしら?

2025/05/24

「未知との遭遇」って、そっちの都合でしょ? 『サスカッチ・サンセット』

 『サスカッチ・サンセット』。A24で、アリ・アスター、UMA。「未知との遭遇」って、そっちの都合でしょ?と。乱開発、環境破壊。人間ってな作品。そして、案外に、スリリングで、そして物悲しい。いいです。

2025/05/21

主人公が覚醒するラストは見応えあり『ウィキッド ふたりの魔女』

 『ウィキッド ふたりの魔女 Wicked』。自分では決められない出自に抗い、悩みながらも、自我を捨てはしない主人公。
 
『The Witch/魔女』三部作や『X』シリーズにも通じる設定(内容や表現方法はまったく違うけど)で、ちょっと楽しみにしていたのだが、前半が長いし、そこまでミュージカルが好きではないので、少し疲れたものの、スクールカーストや独裁者に洗脳されていく大衆の描き方は悪くないし、主人公が覚醒するラストは見応えあり。
 冒頭、「Part 1」が宣言され、次回作が11月に全米で公開されるとか。気になると言えば、気になるのだがね…。

2025/05/20

あっさり薄口。ヒュー・コンウェルのソロ作品と同タイトル。『ノスフェラトゥ』


  『ノスフェラトゥ』。『ライトハウス』監督のロバート・エガースが、ホラーの古典「吸血鬼」にあらたな解釈を加え再構築ということでかなり期待していたのだが、あっさり薄口。先に見た『ガール・ウィズ・ニードル』が、あまりに強烈だったので、そう感じたのかも。


 ちなみに、THE STRANGLERSの初代ボーカル、ヒュー・コンウェルのソロ作品も『ノスフェラトゥ』。なかなかいいアルバムなのよ。

戦争、貧困、格差、女性蔑視など、いま見ておきたい。『ガール・ウィズ・ニードル』

 『ガール・ウィズ・ニードル』。デンマークで100年前に起こった乳児殺人事件に着想を得たという作品。
 妊娠し男に見放された主人公が出会ったのは、里親探しを支援する女。女を頼る主人公だが、女の正体は⋯。その事件の背景には、戦争、貧困、格差、女性蔑視。
 全編モノクロで描かれた作品は、終始重たく辛い場面も多いが、ラストの微かな光に救われた。いま見ておきたい作品。

2025/05/18

ここ数年では、一番、エビ中らしかった。「小林歌穂プロデュース公演〜私のわがまま聴いておくれミニツアー」


 私立恵比寿中学「小林歌穂プロデュース公演〜私のわがまま聴いておくれミニツアー」。ここ数年では、一番、らしかった。だって、「新・青春そのもの」ですよ。

2025/05/17

エンタメ業界に中指を付きたてた衝撃のホラー映画『サブスタンス』


 コラリー・ファルジャ監督とデミ・ムーアがタッグを組み、エンタメ業界に中指を付きたてた衝撃のホラー映画『サブスタンス』。薬の投与により自分の分身が背中から生まれるという設定からして突拍子もないのだが、分身の暴走を静止しようとするも、終いには、分身と融合し、テレビスタジオでの生放送に乗り込み、ブチまかすって、痛快過ぎる。
 彼女らを突き動かすものは、美への執着。その目的は?と、大いに考えさせれれるテーマを、ああいう描写で表現したファルジャ監督は、さすが。そして、デミ・ムーアの吹っ切れた怪演、マーガレット・クアリーの白熱の演技も見もの。
 もう一回、見てしまうかも。そうとう後引く作品かと。

2025/05/15

地方自治から国政、そして馳浩まで、「映画と民主主義」


 LOFT9で、『能登デモクラシー』公開直前SPトークショー「映画と民主主義」。これまで取材した『能登デモクラシー』監督の五百旗頭幸男さん、『◯月◯日、区長になる女。』監督のペヤンヌマキさん、『NO 選挙, NO LIFE』主演の畠山理仁さん、そしてプリ鹿島さんによる刺激的なイベント。
 途中から、『国葬の日』監督の大島新さん、『NO 選挙, NO LIFE』監督の前田亜紀さん、フリーライターの相澤冬樹さんが加わり、収拾できるのか?な流れに。
 地方自治から国政、そして馳浩まで。おもしろ過ぎた。会場と配信セットのチケットだったので、週末にアーカイブを楽しみたい。

あの時どうだったのかな~、と考えさせられる、『季節はこのまま』

 『季節はこのまま』。コロナ禍のロックダウンを振り返るロマンティックコメディ。フランスと日本の違いはあれど、あの時どうだったのかな~、と考える。
 私の場合、生活様式とまでは言わないが、いろいろと考え方は変わった。いい意味で。

2025/05/13

かなりざっくり言えば、キム・ダミの『魔女』みたい。 『VENUS』


 『VENUS』。ラヴクラフトの短編「魔女屋敷で見た夢」を原案にした、スペイン発のホラー映画との触れ込みだが、スピード感もあり家族愛も感じさせる点もあり。
 ラスト15分なんか、かなりざっくり言うとキム・ダミの『魔女』みたいだし、伏線は確かに張ってあった「うそだろう!」な展開は、とても好き。続編があっても許す。

 

2025/05/12

案外に清々しいゾンビ映画。『噛む家族』


 「田辺・弁慶映画祭セレクション2025」で、馬渕ありさ監督『噛む家族』。社会とつながりたいゾンビ一家が、事故的に人とつながり、ここまでは悪くなかったのだが、SNSがきっかけであらぬ方向に。ドタバタしているし、辛辣な言葉も並ぶのだが、案外に清々しかったりもする。
 併映で、馬淵監督の前作『ホモ・アミークス』。上映後には、馬渕監督らの舞台あいさつとサイン会。パンフレットやポスターでひと際目立つおばあちゃん役の下東久美子さんがチャーミングだった。

伊東蒼が素晴らしい。『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』


 原作も読み始めた『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』2回目。
 原作のあのシーン、すご過ぎるのだけど、さっちゃん役の伊東蒼の熱演が圧巻で、結末を知っているだけに、ここで号泣。そしてラストの「初恋クレイジー」をバックに流れるさっちゃんの映像に、また号泣。また見に来るかも。

2025/05/11

ソフィー・サッチャー、クロエ・イーストの演技が素晴らしい。『異端者の家』


 『異端者の家』2回目。ヒュー・グラントの怖さが強調されるが、いやいや、ソフィー・サッチャー、クロエ・イーストの演技が、これまた素晴らしい。だから、怖いのよ。

2025/05/10

終戦ですべてがリセットされるわけではない現実を描いた『リー・ミラー 彼女の瞳が映す世界』

 『リー・ミラー 彼女の瞳が映す世界』。従軍写真家、リー・ミラーの生涯を、ケイト・ウィンスレットが製作総指揮・主演で描いた作品。
 勇まさしなどなくて、ただただ虚しい戦争を、最前線で捉えたミラー。終戦ですべてがリセットされるわけではない現実は、広島、長崎、沖縄に重なる。

2025/05/09

スピッツの「初恋クレイジー」で号泣。『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』

 『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』。原作は、ジャルジャルの福徳秀介。河合優実の出演作は一応見ておこうと劇場へ。監督は、こちらも河合優実が出演していた「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」の⼤九明⼦。
 原作は読んでいないのだが、とても愛おしくて切なく優しい作品。主演の萩原利久、河合優実、そして伊東蒼、それぞれの長セリフのシーンにしびれ、劇中で流れるスピッツの「初恋クレイジー」で号泣でした。

2025/05/06

連休の過ごし方


 連休は、吉祥寺まで散歩したり、芦花公園でピクニックしたり、砧公園を散策したり。毎日、まぁまぁ歩いた。酒が、うまい。

2025/05/04

タリア・ライダーの演技(バレエも)がすご過ぎて、びっくり。『JOIKA』


 『JOIKA』。『スイート・イースト』のタリア・ライダーが主演。自分だけを信じて信じて、プリマをめざすバレリーナ。ボリショイバレエ団が、何と古典的な組織化と。今でも、そうなのかね。それにしても、タリア・ライダーの演技(バレエも)がすご過ぎて、びっくり。いい役者です。

2025/05/02

最後まで我慢して見るべし。『けものがいる』

 『けものがいる』。そんなに遠くない2044年の話。AI中心の社会では、人間の感情は必要ないとされ、心を浄化しないと就職もできないのだとか。何だか、嫌な世界だね。
 時代をあれこれ行き来する展開が複雑で、伏線を回収したのかと思いきや、されてなくて。2時間30分、心が折れそうになりながら見た。で、最終的に、我慢の甲斐があったよ。怖いです。


今年初めて2度見た『KIDDO』

 『KIDDO』。今年、2回見る映画は初めて。破天荒な母親としっかり者の娘。セリフにもあるように、ボニー・アンド・クライドと言えなくもないのだが、設定がとてもリアル。泣きどころが分かっているだけに辛い。また見るかもなほど好きな作品。

天国への扉の先は地獄。『異端者の家』


 A24のサイコスリラー『異端者の家』。モルモン教徒の女性2人が、天国への扉を開いたら、地獄だった話。ヒュー・グラントが怖すぎるのに加え、時間を追うごとに変化するソフィー・サッチャーとクロエ・イーストの演技も素晴らしい。
 劇中で流れるThe Hollies「The Air That I Breathe」、Radiohead「Creep」が、不穏な雰囲気を増長させる。エンディングのソフィー・サッチャーが歌う「天国への扉」に妙に納得したり。音楽、効果音を楽しみたいので、音響設備のいい劇場が、お勧め。

2025/04/29

Laura day romance「wonder wall」


 Laura day romance「wonder wall」@東京国際フォーラムCホール。会場ととても親和性があるのだと思う。いいライブでした。

2025/04/28

懲罰ではなく更生の道筋を。『SING SING』


 『SING SING』。懲罰ではなく更生、日本の刑務所は見習うべきだが、トランプ政権下で、どうなるのか心配。

2025/04/23

可愛らしくて、愛おしくて、切なく、優しい、二人の逃避行。『KIDDO』


 『KIDDO』。数年ぶりに娘の前に現れた母親は、自分はハリウッドで俳優をしているといい、娘を施設から連れ出す。可愛らしくて、愛おしくて、切なく、優しい、二人の逃避行を、ボニー・アンド・クライドになぞらえて描いたロードムービー。ストーリーも、絵の作りも、音楽も、とても好き。娘ルーを演じたローザ・ファン・レーウェンが、とにかくいい。すでに名優。

2025/04/22

暴動集会


 暴動クラブの暴動集会第二回。爆音を浴びて帰って来た。70年代名曲のカバーや歌謡曲っぽい歌モノまでもマルっと飲み込んで、吐き出す四人。すばらしい。

2025/04/20

最高、大好き。The Last Dinner Party

 The Last Dinner Party 名古屋クアトロ。来て良かったよ。最高、大好き。


センチュリーシネマは良かったのだが、『アット・ザ・ベンチ』は、「?」


 名古屋で昼食を食べて、THE LAST DINNER PARTYのライブまで時間があるので、クアトロと同じパルコ8階にあるセンチュリーシネマで映画。大して見たい作品ではなかったが、時間の関係から『アット・ザ・ベンチ』を見ることに。
 うーん、映画は予想どおり「?」だったが、センチュリーシネマは、いいね。見やすいし(シートがいいので、睡魔注意)、ゆっくり飲食ができるスペースもあるし。
 途中、SNOWMANのライブビューイングに来たというお客さんに声を掛けられ、「いってらっしゃい」と返したり。なかなかおもしろかった。

2025/04/19

失望。『白雪姫』


 けっこう期待していただけに、失望が半端ない。『白雪姫』である。うーん、何とも言えない。

2025/04/17

拉致・殺害された伝説のピアニストの足跡を追う『ボサノヴァ~撃たれたピアニスト』


 『ボサノヴァ~撃たれたピアニスト』。ブラジル音楽の伝説的ピアニストであるテノーリオ・ジュニオルを題材にしたアニメ作品。ボサノヴァについては、まったく分からないが、軍事政権下で拉致・殺害されたテノーリオの足跡を追うドキュメンタリーと知り興味が湧き劇場へ。
 南米の暗い歴史を扱った作品だが、ミステリーや政治ドラマの要素もあり楽しめた。そして、絵と音楽が素晴らしい。

2025/04/15

ブロンディの「コール・ミー」のカバーも爆上がり、The Last Dinner Party


 The Last Dinner Party。昨年夏のリキッドルーム以来、2回目。今日は、ZEPP HANEDAの二階指定席で座って見ることに。開演前に薄っすらと見えるセット、そして流れる音楽が、すでにシアトリカル。期待が高まる。
 そして、良かったのよ。前回よりギターの音が大きかったと思うのだが、その分ダイナミック。ボーカルのアビゲイルの歌とパフォーマンスに、エミリーのリードギター、そして、バンドの要、リジのギターとコーラス、お茶目で日本語の上手なベースのジョージア、変幻自在、オーロラのキーボード、これらが合わさって奏でられる音楽は、唯一無二。
 ブロンディの「コール・ミー」のカバーも爆上がり。京子さんも大満足だったよう。セカンドアルバムを制作中だとのこと、楽しみだし、1日も早い再来日を望む。

Set List

01. Prelude to Ecstasy
02. Burn Alive
03. Caesar on a TV
04. Beautiful Boy
05. On Your Side
06. Gjuha
07. Sinner
08. Portrait of a Dead Girl
09.The Feminine Urge
10. Call Me
11. My lady of Mercy
12. Big Dog
13. Mirror
en01.The Killer
en.02. Nothing Matters 

2025/04/14

その先には? 『ドマーニ!愛のことづて』


  『ドマーニ!愛のことづて』。このタイトル、意味分からんが、作品は、とてもいい。引っ張って、引っ張って、女性参政権。その先も見たかった。

2025/04/12

油断してたよ。これは、傑作。『ミッキー17』

 ポン・ジュノ監督最新作『ミッキー17』。予告編では、まったく内容がつかめなかったのだが、良かった。『パラサイト』の延長にあって、ヒトラーとトランプとネタニヤなサイコパスと対峙する完全懲悪でありながら、人間のズルさも描かれていた。最高。

2025/04/11

まー何にも考えなくていい。『アンジェントルメン』

 ガイ・リッチー監督によるスパイ映画『アンジェントルメン』。実話ベースとのことで、主人公は、ジェイムズ・ボンドのモデルになった人物。イアン・フレミングも出てくるし。目新しいストーリーではないが、スパイ映画とかウエスタンとか、いろんな要素が散りばめられていて、楽しめた。まー、いくらナチスだとは言え、少々殺し過ぎな感じはあったけど。

2025/04/09

残された妹二人の独白がすべてを表している『Four Daughters』


 ようやく見られた『Four Daughters』。失踪しISに参加した15歳と16歳の娘。彼女たちは、なぜISと合流したのかを、残された母親と妹二人(三人は本人が出演)が、俳優を交え考察するドキュメンタリー。追体験とは、現実の直視。家父長制に支配された母、伝統に抗いながらも結局ISという保守に走った姉たちを愛し続けた、妹二人の独白が、この作品のすべてだと思う。

2025/04/08

娘と母、そして鳥の姿を通して死生観を描いた、A24製作『終わりの鳥』


  A24製作『終わりの鳥』。原題は、『Tuesday』。死期が近い娘チューズデイに死を告げる鳥DEATH、そしてDEATHに抗う破天荒なチューズデイの母ゾラの姿を通して描かれる死生観。新感覚。
 冒頭で、チューズディとDEATHが歌う、ICE CUBEの「It was a Good Day」が、とても暗示的。
 いい作品だし、クロアチア人監督ダイナ・O・プスィッチの初長編作品だというが、監督の次回作に期待したい。

2025/04/06

主題を見失ったのだが、悪くはない。『エミリア・ペレス』


 『エミリア・ペレス』。ミュージカルなので言葉が多く、しかも要素がてんこ盛りで、結局何が主題なのか分からなくなったのだが、悪くはない。

2025/04/05

今年最後の花見かな?


 近所の公園で、花見。混雑もしておらず、とても楽しいひと時でした。

2025/04/04

これほど悲しいラストシーンは、稀有。『1980 僕たちの光州事件』

 韓国の民主化勢力や無辜の市民を、軍が虐殺した光州事件を、町の小さな中華料理店を舞台に描いた『1980 僕たちの光州事件』。
 家族団らんなど、ほっこりする場面と、市民が分断され蹂躙されていく場面の落差が激しい。これほど悲しいラストシーンは、稀有。
 とても、いい作品だが、キャパからの流れは、重たいわ。いや、この流れで正解。ハン・ガン著『少年が来る』を読み返しつつ、また見たい。

ロバート・キャパ 戦争」

 恵比寿の東京写真美術館で、「ロバート・キャパ 戦争」。キャパが、思い描いた戦後は、未だに訪れていないと、あらためて実感。

2025/04/02

毎年4月2日は、中目黒?


 雨も止んだし、毎年恒例なので、桜を見に中目黒へ。去年も4月2日に中目黒へ来たとフェイスブックが教えてくれた。
 渋谷からバスで菅刈小学校まで行き、目黒川沿いを中目黒駅まで歩く。ライトアップが派手な分、ちょっとうるさいかな。


 駅から先は、田道小学校まで歩く。こちらはライトアップがされていないので、フラッシュを駆使して撮影。こっちも人が多いね。
 で、田道小学校からバスに乗って渋谷に戻る。田道まですごい人だったね。金曜日は代休なので、昼間に来てみようかしら。

2025/04/01

「スローなブギにしてくれ」


 帰宅したら、暴動クラブのニューEP『VOODOO SEE,VOODOO DO』が届いていたので、iTunesに取り込んで、さっそく聞くことに。
 全曲がカバーで、2月のTop Beat Clubでのライブで、「上を向いて歩こう」は披露済み。「つきあいたい」はMVが公開されているので、未聴は、残り3曲。いいねと思いつつ、聴き進めていると、3曲目の「スローなブギにしてくれ」で、度肝を抜かれた。何と、ボーカルがロージー。これは、ライブでも見たい。

「ちいさな庭で」スナップエンドウのためのネット


 先日取材した港まち手芸部の宮田明日鹿さんらのグループ展「同伴分動態」のオープニング・レセプションへ。
 宮田さんの展示は、《「ちいさな庭で」スナップエンドウのためのネット》など。ピンク色のネットには、憲法13条から「国民」を取り除き再編成した「生命、自由及び幸福追及に対する権利」という言葉と宮田さんの家庭菜園で収穫したスナップエンドウの写真から抽出したという柄が編み込まれている。黄色の方には、「個が個であるための、連帯と協働」という文章と、パレスチナの象徴でもあるスイカなど。
 宮田さんに話を伺うと、「国民」の定義への疑問と「世界市民」という考えがあるそう。ご自身のステートメントが書かれたネットを使って、展示会場でスナップエンドウを育てており、会期中には、「スナップエンドウを採る会」も企画されている。
会場は、東京駅に隣接しているグラントウキョウサウスタワー「BUG」で、5月6日まで。

七代目三遊亭圓楽


 今宵は、紀伊國屋寄席。三遊亭圓楽襲名記念しての一夜。出演は、順番に、春風亭一花『馬大家』、五明樓玉の輔『お菊の皿』、春風亭小朝『鰍沢』と続き、圓楽襲名披露口上。この口上は、襲名披露ならではだし、これが、なかなかおもしろかった。
 後半は、わが家では、林家木久扇と双璧の三遊亭好楽の桂文枝作『優しい言葉』、そして、三遊亭圓楽『宗珉の滝』。七代目圓楽、いいね。ほんと、寄席に通わんと。

2025/03/30

久々の英国ドラマの傑作! 『Adolescence』


 ブレイディみかこさんに「久々の英国ドラマの傑作」と教えてもらったNetflixの『Adolescence』を一気見するため、Netflixを一時的に再契約。
 『This Is England』のコンボ役のスティーヴン・グレアムが、主人公の父親役。全シーンがワンテイクで、流れるように物語が進む。自分が、殺人を犯した主人公の家族でもあり、セラピー、そして刑事でもあるような感覚に陥る。重たくて、辛い内容だが、確かに傑作かと。

「ネムルバカ」は、いい曲。『ネムルバカ』


 『ベイビーわるきゅーれ』の阪元裕吾監督作品『ネムルバカ』。最後の最後まで引っ張って引っ張って、泣かせる手法。泣けた。タイトルにもなっている「ネムルバカ」、いい曲です。

2025/03/29

黒い巨人は、何? 『Away』

 『Flow』のギンツ・ジルバロディスの2019年作『Away』が再上映。黒い巨人から逃げる、飛行機事故から生き残った青年。セリフなし、脳をフル回転させながら、映像美に酔いしれる。

2025/03/28

もっとおもしろくなったはず。『ぶぶ漬けどうどす』


 『ぶぶ漬けどうどす』の試写会へ。京都の老舗扇子屋の14 代目と結婚したライターが、京都に移り住み、赤裸々マンガレポートを連載したことがきっかけで起きるドタバタ。ケンミンショー的で中途半端なストーリー。もっとおもしろくなったはず。

すぐにでも読み返したい、ハン・ガン『ギリシア語の時間』


 ハン・ガン著『ギリシア語の時間』読了。突然言葉を発することができなくなった女性が、視力を失いつつあるギリシア語講師の男性の出会いの物語。とてつもなく長いように感じるプロローグで二人の痛みが語られたと思ったら、すでにエピローグに。そして、再びプロローグへと。すぐにでも読み返したくなる一冊。

2025/03/25

主人公の建築物に対する異様なまでの執着する理由は? 『ブルータリスト』


 『ブルータリスト』。ホロコーストを生き延びてアメリカへ渡ったハンガリー系ユダヤ人建築家ラースローが主人公の大河ドラマ。ホロコースト、トラウマ、シオニズム、人種差別、フェミニズムと、テーマが盛りだくさんだが、構成が分かりやすく、本編215分で、途中15分の休憩でも長さは感じない。
 ラースローが、請け負った建物の設計に異様なまで執着したのか、ラストで納得。


 入場者特典として、ラースローの展覧会ルーフレット。ちょっとした解説も掲載されていて、これを読んで、もう一回見るのもありかと。

2025/03/23

政治好きならぜひとも見たい。『教皇選挙』


 『教皇選挙』。コンクラーベですよ、コンクラーベ。世界史の授業を思い出す。教皇の死去に伴う教皇選挙。各候補者(これが、そもそも誰かが分からない)は票を獲得するために、いろいろな工作を行ない、候補者おろしに奔走するのだが、これがなかなか複雑。騙し騙されな要素もあって、おもしろかった。
 日本でも総裁選とか代表選で似たようなことをやっているわけで、選挙とか政治に興味があれば(ないと困るのだが)、楽しめはず。

2025/03/21

映像と音楽も圧倒的。多様性、共存、分断を描いた『FLOW』


 『FLOW』。大洪水に飲み込まれた世界に生きる一匹の猫と仲間の動物。セリフはないのだが、動物たちの声が聞こえてくる。多様性、共存、分断について考えさせられる、いい作品。映像と音楽も圧倒的。
 アカデミー賞長編アニメーション賞を受賞した本作。アニメとして優れているというよりも、日本のそれでアニメ部門を制した『ルックバック』もそうであるように、優れた映画作品に間違いなく、もはやアニメ部門は、必要ないと思う。

2025/03/20

青に染まった、私立恵比寿中学15 Anniversary 「大学芸会2025 〜LOVE & BRAVE」

 私立恵比寿中学15 Anniversary 「大学芸会2025 〜LOVE & BRAVE」。エビ中10年ぶり3回目のSSA、私たちも3回目のエビ中のSSA。サイリウムを忘れたが、とてもいいライブだった。
 ちなみに、今日は、青のコンバースを履いて会場へ。最後は、衣装も、会場も、青でいっぱいに。

2025/03/17

危険な(デリカド)フィリピンの現実

 気候変動に抗い、最後の秘境を守るフィリピンの環境活動家集団を追った『デリカド』。ドゥテルテ政権と経済を最優先する企業による弾圧・暴力に屈することのない姿勢は、信じられないほどに尊い。が、環境活動家の殺害が世界一多いという、危険な(デリカド)フィリピンの現実を国際社会は見逃してはならない。

災害に備えるためにも必見。『能登デモクラシー』


 『はりぼて』『裸のムラ』に続く、五百旗頭幸男監督の最新作『能登デモクラシー』の試写会へ。
 主人公は、能登半島の穴水で手書き新聞『紡ぐ』を発行する滝井元之さん。滝井さんは、新聞を通じて町の未来や議会のあり方を問い続ける。町長と町議会、そして地元有力者の癒着により、議会は機能不全。
 そして撮影中に「能登半島地震」が発生。震災前から穴水で撮影されていた本作は、災害に備える指針ともなっている。
 個性的な地元代議員や、石破の10万円問題でも注目される「政治資金規正法」と選挙などのサイドストーリーも、興味深い。必見。

2025/03/16

少しだけ希望を抱けるラストシーンに、少しだけ安堵。『校庭』


 『校庭』、原題は、『Un monde(世界)』。舞台は、ベルギーの小学校。いじめられる兄を何とか守りたい妹の葛藤が、学校という世界で溢れに溢れる。BGMは一切なく、映像と共に流れて来る児童らの遊び声が、作品にリアリティを加えている。
 それにしても、あの兄妹、どうなるんだろう。少しだけ希望を抱けるラストシーンに、少しだけ安堵。

2025/03/15

ニコラス・ケイジのサイコパスぶりがナイス。『ロングレッグス』


 『ロングレッグス』。未解決連続殺人事件を巡るサイコスリラー。話も良かったし、ニコラス・ケイジのサイコパスぶりがナイスだが、「この10年で一番怖い」というのは、煽り過ぎ。あっさりしてました。もしかしたら、次が、あるのかな?

2025/03/14

何より、タリア・ライダー、最高。一先ず、今年一番『スイート・イースト』

 『スイート・イースト』。修学旅行を抜け出した女子高生が乱射事件に巻き込まれ、追い込まれた先に隠し扉。そこから出会う、パンクなアクティビティスト、理屈っぽいネオナチ、EDMなムスリムと、奇想天外かと思いきや、いや、これぞ現代アメリカなのかと。
 映像も音楽も、とても好き。何より、タリア・ライダー、最高。一先ず、今年一番。

ケナの旅立ちに、希望を感じる。『ケナは韓国が嫌いで』


 『ケナは韓国が嫌いで』。韓国に嫌気がさしニュージーランドへ移住した28歳のケナ。揺らいで揺らいで3年、何を思い、どこへ行く。ニュージーランドで出会う、韓国人青年との関係が、とても気持ちがいい。ケナの旅立ちに、希望を感じる。

2025/03/09

騙されるな!『デビルズ・ゲーム』

 『デビルズ・ゲーム』。サイコパスの殺人鬼と追いかける刑事の心と体が入れ替わるという話。登場人物だけでなく、観客もだまそうとする、巧妙な構成で、なかなか楽しめた。

中盤の伏線が、後半でじわじわと効いてくる。『アノーラ』


 『アノーラ』。アカデミー賞を受賞しようとしまいと、見ようと決めていたのだが、見てよかった。前半は、ラリッてセックスするシーンが多いのだが、中盤の伏線が、後半でじわじわと効いてくる。ラストシーンも、私は、好き。そして、アノーラを監視するアルメニア人男性イゴールが、いい。

2025/03/08

JR中央線グリーン車のお試しが来週金曜日まで。ということで、大月まで行ってみた。

 JR中央線グリーン車のお試しが来週金曜日まで。
 せっかくなので、どこか行ったことのない場所まで乗ってみようということになり、日本橋で映画を見た後、三越で、つまみを買って、東京駅へ。三遊亭小遊三師匠のふるさと、山梨の大月まで、ノープランの小旅行。
 同じようなことを考える人がいるようで、東京駅のホーム、グリーン車乗り場は、そこそこ混んでいる。大月行電車の列に並び、無事に狙った席に座り、さっそく宴会。三越で買った大徳寺さいき家の鯖の巻きに、青柳の筑前煮に鶏と蕪の煮物、卯の花、だし巻き、そしてチューハイをテーブルにセットし、一路大月をめざす。
 何も観光しないのも何なので、途中猿橋駅で下車し、日本三大奇橋の一つ、猿橋へ。ここで、雪がちらつき始め、橋に着く頃には横殴り。そそくさと、駅に戻りローカル線で大月に到着。
 駅のホーム直結の蕎麦屋いろり屋のもつ煮でちょこっとだけ温まり、帰りの列車を待っていたのだが、なんと大月発の快速が運休に。ということで、高尾までローカル線で戻り、そこから中央線快速に乗って、吉祥寺まで。
 雪が本格的に降って来たので、タクシーで帰宅。楽しかったが、寒かった。

2025/03/05

誰もがサバイバーかもしれない。『リアル・ペイン』


 『リアル・ペイン』。ニューヨークに住むユダヤ人のデヴィッドと、いとこのベンジーが、ポーランドの歴史遺産ツアーに参加し、ホロコーストのサバイバーである祖母の思い出の地を巡る。
 互いに不器用で、時にぶつかり合う二人、旅を終え、空港で別れる姿が切ないし、ラストシーンのキーラン・カルキンの表情に心を鷲掴みにされた。誰もが人生のサバイバーなのかもしれない。

パレスチナの人々への民族浄化を止めろ!『ノー・アザー・ランド』


 『ノー・アザー・ランド』。ヨルダン川西岸で生まれ育ったパレスチナ人の青年が、イスラエル軍による、ふるさとの占領と破壊を撮影。彼に協力するイスラエル側から来たジャーナリストとの活動を描いた決死のドキュメンタリー。
 銃とブルドーザーで、住居や学校、インフラを次々と破壊するイスラエル軍と武装した入植者の行動は、人権侵害でしかない。
 「世界中の人々に呼びかけたい。この不公平に対して真剣に立ち上がり、パレスチナの人々への民族浄化を止めて」アカデミー賞の是非は二の次に、この作品が長編ドキュメンタリー賞を受賞し、世界に、監督らのメッセージが発信された意味合いは大きい。必見。


2025/03/02

デビッド・ヨハンセン、永眠


 私が中学生~高校生のころ、よく通った、というか、高校2~3年生時には、店番をやっていたZAPPED RECORD。店主は、フランク・ザッパのコレクター、伊藤さん。中学生の時、「ピストルズは、聞きよる」とのたまう私に、「だったら、これ好きやろう」と教えてくれたのが、New York Dolls。どっぷりとハマった。
 そして、オリジナルメンバーであり、ドールズの象徴、デビッド・ヨハンセンが、永眠。今晩は、あれやこれやと引っ張り出して、追悼酒。

さくっと1時間。北烏山四丁目梅林市民緑地で、梅見


 昨年に引き続き、北烏山四丁目梅林市民緑地で、梅見。さくっと1時間、満喫。

2025/03/01

エル・ファニング、最高! 『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』

 『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』を、Dolbyシネマで。ボブ・ディランについては、すーっと通った程度だが、『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』で、話が分かりやすく、良かった。エル・ファニング、最高でした。もう一回見たいね。
 ちょこっとだけど、「The Irish Rover」を大音量で聞けたのも、うれしかったよ。

2025/02/27

ゆるやかに、しなやかに、したたかに。「港まち手芸部」


 今日は、手芸アーティストの宮田明日鹿さんが主宰する「港まち手芸部」を取材するため、日帰りで名古屋へ。
 午前中は、主に町に住む人たちが参加する定例の「港まち手芸部」に参加。写真を撮ったり話を聞いたりしながら、初手芸に挑むの巻。そして、自分の不器用さを痛感。スイカあみキット(経費を除いた売り上げは、パレスチナ支援に)を成し遂げることできず。家に持ち帰り、再び挑む。
 そして、午後は、場所を、カフェ・イベントスペースNUCOに移動して、今度は、「誰でも手芸部」の取材。こちらには、ふらっと来る人もいて、編み物の話をしたり、本の話をしたり。
 ゆるやかに、しなやかに、したたかにつながる皆さんに、たくさん刺激をいただいた。