2010/07/03

中春こまわり君


 一番好きなマンガ、『がきデカ』。旧友High Fidelity高橋と私を繋いでいるのも、かなりの割合で、『がきデカ』だ。“1992年”と、どっこいかも。んぺと。
 さて、昨年、すでに終わったはずの『がきデカ』が、『中春こまわり君』として復活(実際には、過去数回、短期的に再連載されたりしている)。40歳のサラリーマンとなった、こまわり君や旧友西城らの日常を目にすることができる。
 日常と言っても、そこは、山上たつひこ。静かな中にも、そこには、淡々とした悲哀や狂気が溢れている。ある意味、北野武作品のよう。この二人の対談を見てみたい。
 因みに、第二巻では、志賀直哉の『剃刀』がカギとなる作品が描かれている。これが、わが家での“志賀直哉ブーム”のきっかけとなった。