またまた原爆の図丸木美術館へ。学芸員の岡村さんに書いた原稿の校正を見ていただいたり、個展「牧場」を行なっている山内若菜さんとお話したりね。
さて、今日から、常設展示が一部変更され、《原爆の図》初期3作が、2作づつ展示されている。
何のこっちゃと思うだろうが、《原爆の図》は、GHQ占領下の1950年代に、全国巡回を行なっている。
で、あまりの人気ぶりに、本作と同じ作品を作って、同時に全国をまわったのである。制作は、丸木位里・俊夫妻以外に、知人の画家らが加わっている。
今回、その3作について同時に展示し、その違いを見比べることができるのだ。
今日は、山内さんと共に、作品を鑑賞。彼女が感じていることや、私の感想などを話し合いながら、《原爆の図》を観るというぜいたくな時間を味わえた。
また、山内さんの「牧場」も、トークしながら鑑賞。制作の苦労話や今後の展望なども聞けて良かったよ。山内さんは「牧場」に、原発事故で失われたものが、そこに存在していたのだということを、レイヤーとして表現したかったのだそう。年月が重なり合って、今に至っていること。そのことは失われないし、絵として、継承していきたいのだとか。
そして、戦争法成立から半年、あの日の朝、「牧場」に描かれている「希望の牧場」の吉澤さんが国会前で街宣していたことを伝えたりね。とても有意義な3.19だった。
そして、戦争法成立から半年、あの日の朝、「牧場」に描かれている「希望の牧場」の吉澤さんが国会前で街宣していたことを伝えたりね。とても有意義な3.19だった。