2023/04/18

何でも自己責任で片付けられはしない。『わたしの見ている世界が全て』


 末の妹にかき回される姉妹兄弟のあれこれを描いた『わたしの見ている世界が全て』。森田想が演じるのは、自分は自立している、何でも自己責任だと主張する熊野遥風。その憎らしさに、思わず、いるわ、こんな奴と妙に共感。というか、森田想、すごい俳優だと思う。堀春菜の存在感も、良かったな。
 上映後ティーチインでは、佐近圭太郎監督が登壇。ラストシーンやモノローグに込めた思いなど、興味深い話を聞くことができた。好きな作品です。