早稲田松竹で、今日まで山下敦弘監督特集。滑り込みで、ほんと大好きな『リンダ リンダ リンダ』。約20年ぶりに、映画館で見たが、ぺ・ドゥナ最高。前田亜季、香椎由宇、関根詩織も素晴らしいし、湯川潮音の歌声もたまらんよ。そして、イハの音楽も、いい。
この作品には、とにかくハマってDVDで何度見たことか。大きなスクリーンで見ると、また格別。もっと見に来ればと、悔やまれるので、帰ってDVD見る。
『リトル・エッラ』。久しぶりに、ハッピーエンドな映画を見た。まさにジェンダー・フリーな、この作り、日本では、まだない。まったく説明臭くないし、さらっと、エッラにイラっと来て、いい。
黒猫同盟TOUR 2024「めざせ!モンマルトル」東京公演@ビルボード東京。何と、最前列のど真ん中の席。小泉さんファンの私だけではなく、奥野真哉氏を尊敬する京子さんも緊張しつつ、楽しかったわ。
ブランドン・クローネンバーグの新作『インフィニティ・プール』。世界一不穏な香り漂う俳優ミア・ゴスが出演しているとなれば、見ない理由はないし、彼女の存在感に圧倒されっぱなし。『X』シリーズ三作目が、早くみたい。
何かと評判の『オッペンハイマー』を、とりあえず見てみることに。はじめから、反戦・反核作品だとは思っていなかったので、被爆者側からの原爆描写がないことには驚きもしないのだが、戦争って、この程度の人間によって進められていくんですよという認識は、クリストファー・ノーランと合っているのかな。原爆も、ホロコーストも、ジェノサイドも、やってる側からすれば、すべて正義ということね。
オッペンハイマーの人生から、いくつかのフェーズを抽出して重ね合わせた作りや、登場人物とセリフが多いながらも、うまくまとめ上げられていて、とてもよくできた作品であることは、間違いないかと。3時間という長さは、まったく問題なし。