2011/01/16

Inglorious Basters と、Casino Royale

 何の因果関係もない、この2作品。スカパーHDで録画してあったので、続けざまに見た。


 まず、Inglorious Basters。クエンティン・タランティーノ監督の変態ぶりが、いかんなく発揮された、見ているこちらも痛みを感じる作品だが、ドキドキ・ハラハラ、イライラ、ムズムズの連続。しかも、ラスト20分が、何ともやるせない。とほほな感じも込みで◎。


 Casino Royaleは、十数年ぶりに見たが、素直に好きな作品であることに変わりはなかった。私の彼女は途中、あまりのトンパチな作風に置いていかれそうになったみたいだが…。
すでに、この時、Pink Pantherで共演しているデビッド・ニーヴンとピーター・セラーズ(大好きな俳優!)が、マッドな部分を若干抑えて演じている一方で、オーソン・ウェールズとウッディ・アレンは、まさに狂演。非現実的なほど美しい女優陣が、繰り広げる怪演、そして狂喜乱舞。
 Inglorious Bastersとはかけ離れた、考えて作ったのかと疑いたくなるような構成も、馬鹿ばかしさに拍車をかけ、勢いを数万倍に押し上げている。