2013/01/18

ビルマの少数民族への攻撃が激化


 先日、報告したビルマ・カチン州での政府と武装勢力の衝突で、政府軍による攻撃が激化している。非戦闘員のカチン民族への空爆も連日行なわれており、116日には3人の少年が死亡した。

 また、現地にいる在日カチン族難民の家族の情報では、ビルマ政府軍には相当数の少年兵が徴兵され、戦闘の最前線に立たされている。それも、「第1次大戦の塹壕からの突撃」と同じような無謀な攻撃が強制され、山頂にいるカチン軍に狙い撃ちされ、たくさんの死者を出している。子供たちは最前線に出るのが怖いので、大量の麻薬を摂取させられてから前線に出ている。負傷したら、その場にいる少年兵に殺害を命じている、とのことだ。

 これらの情報や写真は、日本国内でビルマ人少数民族を支援しているPEACEを通じて、現地カチン族から頂いたもの。今後も、この場で情報を提供していきたい。
 ※写真については、あまりにも悲惨なものもある。掲載については、今後の状況を見ながら検討したいと思う。