2017/09/23

黒猫10周年


 今宵は、黒猫チェルシーの結成10周年記念3daysの中日。FINLANDSとの対バンライブ。FINLANDS良かった。真夏のフェスでも来ているというファー衣装なんて情報はどうも良いほど。シャープなギターポップ。黒猫との親和性はあるのかな。
 そして、黒猫チェルシー。3年ぶりに観たのだが、もともとレベルは高くて好きなバンドなのだが、いいーーー。素晴らしい。ドイツのKAVADARとのツーマンを願う。そして、ラウドパークに出て、度肝を抜いてやれというくらいの澤君のギター、いやがっちゃんのベース、宮田君のドラム。そこにがっちりとのっかる大知のまっすぐな歌。べた褒めします。
 アンコールの1曲は、彼らが生まれた1990年に発表されてジッタリン・ジンの『夏祭り』。案外に客層がイカ天世代っぽくってね。朝の連ドラの影響もあって、おばちゃん多いかも。それも良し!

あん


 映画『あん』。元ハンセン病患者と悩めるどら焼き職人、そして、家族との距離を感じている中学生を中心に物語は進む。静かな映像。その静けさが、優しさとともに、人間の差別意識を浮かび上がらせる。樹木希林、永瀬正敏、内田伽羅、そして、後半でもの凄い味付けを加える市原悦子、キャストも素晴らしい。劇場で観たかったな、と思っていたら、10月に目黒シネマでやるみたい。

春ねむり


 ひょんなきっかけ、というか、大好きな後藤まりこが復活してギターで参加しているというので、全く予備知識もなく買ってみた春ねむりの新作。いろんなサイトのプロフィールを見ると、ラップっていう触れ込みなんだけど、ラップちゃラップ。でも、後藤さんのボーカルスタイルにも似ているような。好きだな。ライブ、観に行ってみよう。

2017/09/22

ゼゼゼとベルハー


 THERE THERE THERES(旧ベルハー)の2ndシングル「There’s something behind先行販売ライヴ」@目黒鹿鳴館。CDに収録された3曲は、何だ? イタリアン・ロック、サイケ、ガレージ、テクノ?が交錯する3曲3様。1stシングルと続けて聴き、さらにベルハーを聴くと、進化というか変身の具合がよく分かる。いい。
 そして、ライブでは、ベルハー時代の曲もやるのだが、これもゼゼゼ流に昇華されている。帰りの電車で、ベルハーの楽曲を聴き直したが、全然違う。メンバーが違うので当たり前なのだが。おもしろいな〜。またライブに行きたい。

2017/09/20

『戦争のはらわた』


 サム・ペキンパー『戦争のはらわた』。必見、戦争が、どんだけくそつまらんかが、よく分かる。『ハクソー・リッジ』の正反対に位置する作品。ドイツ側から描いているのも、対置するロシアっていう設定も素晴らしい。

2017/09/19

戦争を知ろうとしない子供たち


 エミール・クストリッツア監督最新作『オン・ザ・ミルキー・ロード』。監督の作品を経験済みだと、まー分かるが、予告編との落差がすごい。ほんと、盛り上げて、盛り上げての、バッドエンドなんだけど、希望は残すというね。「平和だったら」「戦争がなかったら」。日本に住む私が感じ得ない日常が、ある国・地域。戦争は過去の記憶ではなくて、今そのものであることを思い知らされた。そして、戦争が「終わった」として、その後に、残された地雷、地雷、地雷。
 「戦争を知ろうとしない子供たち」にならないための作品。

2017/09/16

『アンダーグラウンド』完全版


 エミール・クストリッツア監督作品『アンダーグラウンド』(1995年)。監督の祖国旧ユーゴスラヴィアの50年にわたる戦争、内戦の歴史をブラックに、そして時にユーモアを交えて描いた感動作。昨年、恵比寿ガーデンシネマでの再上映を観て、ストーリー、映像、音に、衝撃を受け、そしてラストで涙。翌週に、また観に行って、そして、Blu-rayを購入し、いまも、たまに観ている。
 その『アンダーグラウンド』が、監督の新作『オン・ザ・ミルキーロード』の公開に合わせて開催されている特集上映『ウンザ! ウンザ! クストリッツア!』内で、再上映。しかも、完全版と銘打って、劇場版とは違うテレビ放映版6エピソードを2回に分けて一挙上映。前後編合わせて、5時間14分。
 初日の土曜日、鑑賞。素晴らしい。戦争、紛争、虐殺、難民、愛、裏切り。今の世界情勢を予見しているかのよう。

2017/09/14

4人組


 メンバーが増えたり減ったりすることで、お馴染みのThere There Theres(旧ベルハー)。5月以来にライブを観に来たが、一人減って4人。その時々の彼女たちの良さがあるのだが、唯一のオリジナルメンバー、カイちゃん、そして、もはや古株と言っていい玲奈は、安定的なのだが、芽衣、かりんが、素晴らしく成長していた。特に、芽衣は、旧メンバー朝倉みずほに迫るほど。かりんも、良いよ。メンバーが少なくなった分、誰が目立ったのかが分かりやすいしね。
 来週は、目黒鹿鳴館で、ニューシングルの発売記念。そりゃ、行くでしょ。

2017/09/13

人生はビジネスではない


 ジム・ジャームッシュ監督、the stoogesのドキュメンタリー映画『GIMME DANGER』。良かった。the stoogesの生い立ちや、葛藤がていねいに描かれている。でもね、ジム・ジャームッシュなわけで、そして、観客の前提が、the stoogesのファンなわけで、良い感じに破天荒なエピソードは省かれていて、もっと内面や家族の話などに描写の重点が置かれていたのも、好きなポイント。そして、the stoogesは名曲が多い。
 「音楽は人生、でも、人生はビジネスではない」というイギーの言葉が染みた。

2017/09/05

ルパン vs 複製人間


 『ルパン三世 ルパン vs 複製人間』MX4Dバージョン観て来た。けっこうシュールで、今の時世に合わない表現もあるが、発想自体は面白い。
 ルパンって、制作スタッフによって、作風がまったく違うのも面白いところだが、この作品を小学生のころ観たという事実が、実は一番の驚きだった。親、よく観に連れていったな〜。ちなみに、久留米の映画館だった。

2017/09/03

大好物


 maeの『THE EVERGLOW』再現ライブ@代官山UNIT。絶対に見たかったやつ。いきなり『THE EVERGLOW』から始まるのかと思いきや、代表曲3曲で会場を温めてから、『THE EVERGLOW』のS.E.で、一気に場内爆発。あとは、名盤が再現されていくのだが、シンガロングに次ぐシンガロング。メロディーがきれいで、音が重厚で、エモーショナル。素晴らし過ぎる。アンコールでは、新曲も。今回が最後の来日かな~とも思っていたのだが、また来てほしいし、アメリカでも見てみたい。ホントに、良いライブだったよ。大好物。

Set List
01. BLOOM
02. EMBERS & ENVELOPES
03. REFLECTION
EVERGLOE INTRO S.E. / JAM WE’RE SO FAR AWAY
04. SOMEONE ELSE’S ARMS
05. SUSPENSION
06. THIS IS THE COUNTDOWN
07. PAINLESS
08. THE OCEAN
09. BREAKDOWN
10. MISTAKES WE KNEW WE WERE MAKING
11. COVER ME
12. THE EVERGLOW
13. READY & WAITING TO FALL
14. ANYTHING
15. THE SUN & THE MOON
EN.1 OUR LOVE IS A PAINTED PICTURE
EN.2 JUST LET GO