2017/09/19

戦争を知ろうとしない子供たち


 エミール・クストリッツア監督最新作『オン・ザ・ミルキー・ロード』。監督の作品を経験済みだと、まー分かるが、予告編との落差がすごい。ほんと、盛り上げて、盛り上げての、バッドエンドなんだけど、希望は残すというね。「平和だったら」「戦争がなかったら」。日本に住む私が感じ得ない日常が、ある国・地域。戦争は過去の記憶ではなくて、今そのものであることを思い知らされた。そして、戦争が「終わった」として、その後に、残された地雷、地雷、地雷。
 「戦争を知ろうとしない子供たち」にならないための作品。