2020/07/31

公共、私たちのものだし、私たちが守るべきもの『パブリック 図書館の奇跡』


 『パブリック 図書館の奇跡』。極寒の夜に、ホームレスが公立図書館を占拠。人権、命と、公共。考えさせられるが、何より、笑えて泣ける最高の作品だった。こちらは、ドキュメンタリーだが『ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス』も、お薦め。合わせてみると、この国と、トランプだとしても、あちらの市民感覚の違いが分かる。何でも、民間に委託すればいいって発想は、終わりにしたい。
 市民の政治参加、草の根って、大切です。

2020/07/30

PEALOUT復活祭


 今晩は、岡崎君と高橋による、まさかまさかのPEALOUT復活祭。配信をまだやっているので、多くは語りませんが、当時の懐かしい話や二人の演奏に浸る、いい夜でした。岡崎君のエレキ、マーシャル音で、撃沈。

2020/07/27

the peggies


 映画『アルプススタンドのはしの方』。エンドロールと共に流れてきた曲が良過ぎてパンフでアーティストを確認してタワーレコードに直行。
 その曲「青すぎる空」が収録されているthe peggiesの『アネモネep』を購入。どの曲も良い。ハマるかも。

私も座っていたよ『アルプススタンドのはしの方』


 『アルプススタンドのはしの方』。原作は兵庫県東播磨高校演劇部が上演し、第63 回全国高等学校演劇大会で最優秀賞に輝いた舞台劇。
 高校野球夏の甲子園大会一回戦。グラウンドでスポットライトを浴びる選手やブラスバンドの中心で活躍する同級生らを、スタンドの上の方から眺める、ちょっと冴えない4人。この設定がすでに面白そうで、見たいと思っていた作品。高校3年の夏休み、勉強・部活・恋愛のどれにも挫折した彼・彼女らを待つ結末は。
 高校の演劇部の作品なので、あまりにトリッキーな展開にはならないが、結構うなずける部分もあって、好きだね。私の場合、もう少し屈折してはいたけど。
 ちなみに、高校3年の夏休みは、バンドでコンテストに出場。1回戦で敗退しましたとさ。

2020/07/26

狂い咲かない『サンダーロード』


 武蔵野館で予告を見て、楽しみにしていたのだが、日程が合わず、上映終了。と思ったら、アップリンクでの上映が開始されたので、見に行ってきたよ、『サンダーロード』。
 予告で期待していた物語ではなかったのだが、これが、なかなかの佳作。何をやっても空回りする男の話。笑えて切なくて、ハッピーでもバッドでもないラスト。何だか主人公の行く末を心配する自分がいて、不思議な作品だった。やられた感がハンパないです。

2020/07/25

はじめましてPIGGSです!!


 プー・ルイ率いるPIGGSの実質初ライブ「はじめましてPIGGSです!!~東京編~」2回公演の1回目に参戦。250人キャパのO-NESTで35席限定、着席、発生禁止というコロナ禍仕様である。自由席だったので、全体を見渡せるイスを確保し、開演前に、ファン(私よりコアな)からサイリウムが配られ、準備万端。開演時間ぴったりに、5人のメンバーが登場した。
 プー・ルイ以外は、ほぼ初舞台。たどたどしい部分は否めないが、曲がいいし、シアトリカルな振り付けも悪くない。てか、着席だと、演劇を見ているようで、案外にこのシチュエーションが合っているのかも。
 ファーストアルバムから全曲を披露。1時間弱のライブだったが、良かった。が、時折り見せるプー・ルイの鬼気迫る表情が、今後の改良点の数々を物語っていたのだが。

2020/07/21


 プー・ルイ率いるPIGGSが土曜日にO-NESTで2回公演とのアナウンス。各回35人、東京剤儒者限定だというので、ダメもとで応募したら、当たったよ。着席で、声を出すのは禁止。どんな感じなんだろうか。

2020/07/20

間違いのない映像美、切なくも柔らかくて温かい『燕 Yan』


 『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』や『新聞記者』で撮影監督を努めた今村圭佑初監督作品『燕 Yan』(イェン)。前述二作のカメラワークや色味がとても好みだっただけに、楽しみにしていたのだが、コロナの影響で公開が遅れたり、時間帯が合わなかったりで、見られないかもとあきらめていた。が、何とか間に合った。ほんとは、登壇がある日がよかったんだけどね、ぜいたくは言えません。
で、久しぶりのアップリンク渋谷へ。台湾と日本を舞台にした家族の物語、切なくいんだけど、柔らかくて温かい作品だった。
 撮影は、今村監督自身があたっているだけに、間違いのない映像美。『志乃ちゃん』のさわやかさ、『新聞記者』の冷たさ、『燕 Yan』の蒸し暑さ、どれも青を基調にして表現されているのだが、全部違う。どれも好みだな。

2020/07/18

まさかの初見『千と千尋の神隠し』で、映画音楽の醍醐味を味合う


 遠い昔のような「緊急事態宣言」解除後、再開した映画館で再上映されているジブリ作品。いくつかの作品は見ていたのだが、ジブリが好きとか嫌いとかは特にない。
 でも、コナンが再放送されていたり、カリオストロは大好きだったりするし、1100円という特別料金ということもあって、見てみようかと思い、『千と千尋の神隠し』を見たのだが、初っ端からから好きであると確信。そして、感動。良かったわ。ストーリーもだけど、音楽素晴らし過ぎ。映画音楽は、あれです。

2020/07/16

ジャンル分けなんて必要ない佳作、『ラ・ヨローナ』


 グアテマラの軍事政権による先住民大虐殺を背景に、南米の怪奇伝説「ラ・ヨローナ」(悪霊、殺人鬼など。冠詞がlaなので、女性だと思われる)を取り入れた作品、『ラ・ヨローナ~彷徨う女~』。
 宗教(黒魔術や祈祷)、歴史(ヨーロッパ諸国による植民地支配)、社会正義などの要素が入り混じっているのだが、とてもきれいに整理されていて理解しやすいと思う。
登場人物の葛藤に対する、キーとなる女性の冷めた目線。見た後、悪夢にうなされそうな感じもするが、それも、また良し。ホラー、サスペンス、社会派など、ジャンルなんて無用に感じる、なかなかの佳作でした。

2020/07/14

現れないのが『透明人間』です


 製作は、『ゲットアウト』『アス』のジェイソン・ブラムと、監督として『ソウ』の脚本家リー・ワネル、主演は、『アス』のエリザベス・モス。と聞けば、見に行くでしょう、『透明人間』。予告編からも期待は大なのである。
 が、見事に裏切られた。いい意味で。ネタバレ注意なのだが、新しい時代のサイコ・サスペンス。そして、次回作があるかもなエンディング。意味深な作品でした。

2020/07/12

「映画って、ほんとに、いいもんですね」。初めて『エレファント・マン』を映画館で見たよ


 今から30年ほど前までは、テレビの映画番組って、各局にあって、吹替ではあるけど(この吹替が良かったりするのだが)、まずテレビで鑑賞するって作品は多々あった。その後、レンタルビデオで見返したりね。
 で、今日、アップリンク吉祥寺で見た『エレファント・マン』も、そんな作品の一つ。ということで、映画館で見るのは、初めてなのである。
いやー、何回目かだが、切なさマックス。音も映像も、そりゃ素晴らし過ぎるので、どんどん突き刺さる。においまで、感じちゃいそうなくらいの臨場感。
 「映画って、ほんとに、いいもんですね」と思わず、つぶやきそうになるのである。

2020/07/04

『メランコリック』、Blu-rayで再び


 昨年ハマりまくった映画の一つ『メランコリック』が、Blu-rayに。先行予約していたのだが、皆川プロデューサー直筆メッセージ入りポストカード付でした。特典映像を早く見て、また本編を堪能したい。
 ちなみに、ケースは、経年変化を楽しめるようにと、あえて紙。藤原ヒロシ主宰fragment designの監修で、とても凝っているし、かっこいいやつ。

2020/07/03

あまりの美しさに開封できません

 Manic Street Preachers2ndアルバム『Gold against the soul』のリマスター盤。LPCD、フォトブック、Tシャツ、そしてメンバーのサイン。コロナの影響で発売が遅れていたのだが、ようやくイギリスから到着。なぜかは分からないけど、オランダ経由だった。で、あまりの美しさに、開封できず。日本盤を待つしかない。


赤い区域には入ってはならないと、米軍が言っておりますけど。


 この地図は、横田基地公式ページに掲載されている「新型コロナウィルス感染症」に関する横田基地の対策状況に添付されているもの。要するに赤い区域には入っちゃダメってこと。左上の緑の区域が横田基地だって。
 資料によれば、「今も続くCOVID-19 の感染拡大から我々の人員および家族を守るため、日本国内の地域を定める。我々の地域は、東京首都圏および横浜首都圏を除外した本州とする。東京首都圏内(例:渋谷、新宿および六本木)は地域の一部ではない。添付の地図(最終ページを参照)は、地域および立ち入りが禁止される場所を示す」だとか。
 除外されている地域は、米国や米軍関係の施設がある場所だと、推測。
 それにしても、私、完全に入っちゃってます。

2020/07/01

衝撃のラストシーン、『レ・ミゼラブル』


 もっと早くに見る予定だった『レ・ミゼラブル』。コロナの影響で、この時期になったのだが、世界的なBLMとリンクするタイミングだったと痛感する内容。
 貧困、格差、差別、人種、人権、あらゆる要素を網羅し、それぞれの課題をダイレクトにぶつけてくる作品だった。日本に差別はないなどという人たちがいるが、映画が提示する課題は、日本が含有するものと何ら変わらない。『SKIN』と合わせて、今見るべき。衝撃のラストに言葉を失うが、見て良かった。