2020/10/30

脅威、他者との関係性、分断と包摂とは。『ウルフウォーカー』


 アイルランドのキルケニーに伝わる物語がベースのアニメーション映画『ウルフウォーカー』。とてもとてもきれいなな映像を伴いながら、脅威、他者との関係性、分断と包摂を考えさせられる。いいですよ。ほんと、大人も子供も、楽しめると思うので、ぜひに。

2020/10/29

分かるかな~、分かんねーだろうな~『リトル・サブカル・ウォーズ ~ヴィレヴァン!の逆襲~』


 ヴィレッジヴァンガードを舞台にしたドラマの映画版。『リトル・サブカル・ウォーズ ~ヴィレヴァン!の逆襲~』。サブカルが禁止・規制された世界で戦うサブカリアンを描いたスターウォーズみたいな作品。「分かるかな~、分かんねーだろうな~」ってとこですかね。ヴィレヴァン好きは、ぜひに。

2020/10/26

笑うなという方が無理、林家木久扇師匠の落語


 今晩は、「紀伊国屋寄席」。中入り前が、林家木久扇師匠ということもあって、チケットを購入。とても楽しみにして来たのだが、想像以上に面白かった。全体的に、今どき、テレビでは無理かもな、ちょっとブラックな味わい。皆さん、おもしろかった。いい。
 木久扇師匠は「明るい選挙」という演目で、談志やら角栄のモノマネも織り交ぜて。うまいというのも、おこがましいが、とにかく、うまい。このご時世ですが、笑うなという方が無理です。

2020/10/24

社会にあって「狂う」こととは? 『スパイの妻』


 黒沢清監督作品『スパイの妻』。太平洋戦争時、関東軍の愚行を告発しようとする夫妻の話。これも、実話に基づくとか。
 社会にあって人が「狂う」こととは?の問いかけ。攻めてました。舞台っぽい演出に好き嫌いが分かれるかもしれないけど、お勧めです。

2020/10/22

民主主義とは何か『シカゴ7裁判』


 『シカゴ7裁判』。1968年8月、民主党大会でベトナム戦争反戦デモ。抗議は平和的に行われるはずだったが、デモ隊が警察と衝突し、参加者のうち7人が逮捕・起訴された実話に基づく映画。ニクソン政権下のアメリカで繰り広げられる隠蔽・忖度、揺らぐ三権分立、今秋の大統領選挙を意識しているのだろうし、まるで、現代日本を見ているようでもある。
 まー、それにしても、スリリングな展開。構成が素晴らしく、役者の演技も手伝って、一秒たりともスクリーンから目が離せない。そして、法廷劇だけに必死で字幕を追う。
 民主主義とは、対話とは、を考えさせられる作品。説教くさくないのもポイントかと。

2020/10/17

【若松孝二監督命日上映】『性輪廻〈セグラマグラ〉死にたい女』、案外な新宿感


 【若松孝二監督命日上映】『性輪廻〈セグラマグラ〉死にたい女』。50年前の1970年11月25日に起きた三島由紀夫割腹事件事件に衝撃を受けた若松孝監督が、脚本家の足立正生氏と準備中だった映画の脚本を書き直し、撮影に入ったという作品。上映後には、足立氏や俳優の井浦新さんらを交えてのトークショーも。
 「死と生(性)」に向き合った作品で、1時間程度ながら、重たく疲れるかと思いきや、意外なラストが抱腹絶倒。トークでは、田中小実昌、赤塚不二夫なんて名前も飛び出し、新宿感がなかなかでした。

2020/10/15

変わりゆく街をどう受け止めるのか。今の東京みたい『ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ』


 A24とPLAN B作品『ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ』。祖父が建てた家に住み、今は他人が住んでいるのでが、また今も愛する元わが家。そして、そこは、主人公の心のよりどころ。かつて黒人が開拓した住んだ地区。今では、裕福な白人層の街に。そんな変わりゆくサンフランシスコを、主人公は、どう受け止めるのか。
 というストーリーなのだが、中々に重たい話で、衝撃のラスト。でも、淡々と流れる前半から、後半の激しい感情のぶつかり合い、音楽の使い方も絶妙で好きな作品です。今、東京にすむ自分とも重なるし。
 ところで、カメオ出演と言っていいのか分からないけど、サンフランシスコ市長選挙にも立候補したことのある、あの人が出ている。引きの映像から寄りに映るのだが、独特の訛りですぐに分かりました。元気そうだった。ちなみに、彼と私は誕生日が同じという、どうでもいい情報も。

ぼくイエノート

 ブレイディみかこさん著『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』大ヒット御礼企画として、Twitterで展開された「#ぼくイエ感想文」。Twitterで、『ぼくイエ』の感想をつぶやいた人から抽選で10人、蔵前の文房具店カキモリの特製「ぼくイエノート」が当たるというもの。厚かましく応募したら、当たってしまいました。
 そして、昨日仕事中に在宅勤務をしている彼女から「新潮社から荷物届いたよ」の連絡。
 帰宅して早速開封。というか、包装がまず素敵。そして、担当さんからの手紙。泣ける。
 そしてそして、いよいよ開封。『ぼくイエ』の表紙と同じ鮮やかな黄色。リングは、上下に4つずつ。深いグリーンのボタン留めを外して、開くと方眼が施された書きやすそうな中紙。ページをめくっていくと、みかこさんのサイン。わざわざブライトンに送って書いてもらったそうな。こりゃ、宝物ですな。使えるかな~? 当分は、眺めているようだね。
 ありがとうございます。

 ちなみに、以下のような投稿でした。

 「1980年代に、不良に囲まれながら10代を過ごしたふるさとの情景がよみがえるのは、ぼくイエに登場する大人たちが同世代であるからかもしれない。ノスタルジーに浸りながら、ぜひ映画化したいと思う。そんな夢を見せてくれた、息子とかあちゃん、そして連れ合いさんに感謝。」


2020/10/10

原崎山ジャンボリー!


 やってきました中野ブロードウェイの墓場の画廊。原崎山ジャンボリー! 購買意欲マックスな品揃えなのだけど、そこは抑制しつつ。が、

2020/10/09

「原崎山オータムジャンボリー」開催中


 中野ブロードウェイにショップを構える墓場の画廊で、夏の「モンモンモンのSARU SHOP」に続き、今日9日から「原崎山オータム・ジャンボリー」が開催。今回は、「GO TO HARASAKIYAMA」ということで、アウトドアを意識したアパレルやグッズなど。
 購入に応じた特典もありな、購買意欲をかき立てるナイスな商品群。さっそく、まずはネットショップで、ポチッと。明日は、台風迫る中、ショップへ「GO TO」なのである。

2020/10/06

加速する終わらない青春の物語、『根矢涼香、映画監督になる。』


 『根矢涼香、映画監督になる。』。わずか30分ほどに詰め込まれた、終わらない青春の映画。後半、加速するストーリーは、ドキドキもの。笑えるし、熱くもなれる。


 上映後、上村奈帆監督、森累珠さんのトーク。制作秘話など。こういう時間が楽しいのよね。映画館、やっぱいいです。
 最終の木曜日は行けそうもないので、明日、再び。超絶にお勧め。

「政局ではなく、政策」、NO YOUTH NO JAPAN


 今日は、30歳以下の若者に政治参加を呼びかけるNO YOUTH NO JAPANの能條代表を招いての取材。団体の設立目的や取り組みについてのプレゼンをしてもらった後、意見交換と補足インタビュー。
 「政局ではなく、政策」という信念のもと、インスタなどを駆使して、日常のイシューを発信。「是非ではなくて、対話」。刺激をいただきました。
 仕事用にまとめて、また、この場でも共有できればと。おっさんこそが聞くべき主張が多々でした。

2020/10/03

『メイキング・オブ・モータウン』。2回目。『もしも』なんですよ。


 『メイキング・オブ・モータウン』。2回目。まー、とにかく素晴らし才能が集まった結果で、奇跡。でしかない。
 で、エンドロールで、『HEAT WAVE』。あの音を初めて聴いたのは、このアルバムかと。あくまでオリジナルですし、聴いてみたら、まー凄いっす。『もしも』。