オンガク、プロレス、シャシン、ムカシカラスキナモノタチ。
『クモとサルの家族』。オールアフレコ(子役の三人は中国人で、日本語は話せないのだとか)、荒唐無稽な時代劇だが、テレビで『Mr.BOO!』を見ていた、あの頃の感覚に陥る。作品は違うが、奥田瑛二は、まさに蘇化子。場面ごとに当てられた音楽も、いい。音楽家の入江陽さん、俳優の手島実優さん、長澤佳也監督による、映画愛に溢れるアフタートークも、良かった。 公開に間に合わなかったという100ページを超えるパンフレット、サウンドトラックCDも楽しみ。