2017/08/07

『きっと、いい日が、待っている』


 映画『きっと、いい日が、待っている』を鑑賞。1960年代、コペンハーゲンの児童養護施設で実際に起きた、幼児虐待をモチーフにした、幼い兄弟たちの物語。観ているうちに、怒り、せつなさ、悲しさ、温かさが交差する。今でも、児童養護施設や介護施設での虐待が起きている。その他にも、生活保護の水際問題など。ともすれば、行政や施設の論理がまかり通ってしまうのだが、そこに人権侵害や理不尽さが含まれている日常は許されない。すべての人に観てもらいたい、痛いほどに良い作品。