クラスメイトの死が一つ(あくまでも一つ)の起点になって、揺れ動く高校生ら。石橋夕帆監督作品『左様なら』。原作はSNS発信のマンガ、これに石橋監督がキャラクターやエピソードを追加し映画化したものである。
仲が良かったはずのクラスメイトの葬式で涙を流さなかった主人公。ドラマは彼女を中心に進んでいくが、登場人物の感情がとても詰め込まれた作品で、誰の視点に立つのかで印象が変わるかも。
設定、脚本、映像など、すべてにおいて好きな作品。リピートは間違いなし。
上映後、監督のアフタートークあり、その後、直接話を聞く時間もあったりと、いい時間を過ごした。
ちなみに、この映画が気になったきっかけは『カランコエの花』に出演していた石本径代さんのツイート。石本さんが、この作品にも出演していることを知り、いろいろ調べているうちに期待が増したんだよね。その期待感、間違いなしである。