2020/02/29
DJ後藤まりこが好きなのです
後藤まりこ、今はDJ後藤まりこ、5年ぶりの東京ワンマン。5年前の渋谷AX、とってもよくて、でも、彼女は、そこからフェードアウトしていって、でも、復活して、地道に活動を続けて、ニューアルバム発売、そしてツアー。アルバムがとてもよかったし、今回のライブも期待以上。以前のバンドスタイルではないのだが、感情が溢れまくって、洪水になりそうなくらい。PRIMAL SCREAMの『XTRMNTR』を想起する。今後のライブなども発表になった。追いかけます。
行きは、聖蹟桜ヶ丘からがお勧め百草園
世の中は、新型コロナウイルス、マスク不足からのトイレットペーパー不足と騒がしいが、天気もいいし、せっかく天気もいいしと、京王線の車内吊り広告で見た京王百草園へ行くことに。
最寄りは百草園駅らしいのだが、こちらは勾配のきつい坂を登らなければならないらしく、時間は掛かるがなだらかな坂だという聖蹟桜ヶ丘駅から街道を歩き向かう。が、看板などなく、頼りはグーグルマップ。いまどきな感じだが、役に立つね。
で、住宅街を抜けて、百草園。8分咲きほどの梅。種類も多くて、へー、ふーんと感心しながら、梅を愛でる。帰りは、勾配のきつい坂を降って行ったが、ほんとにきついわ。行きにこっちから来ていたら、折れたかも。
2020/02/21
『西部戦線異状なし」を想起した「1917』
ワンシーンワンカットが話題となっている『1917』。確かに、どう撮っているのかわからない映像もすごいのだが、そんなの関係ねーとばかりのストーリーに引き込まれる。製作者の意図は知らんが、まぁまぁ反戦映画的要素あり。
第一次世界大戦時の実話をもとにしたストーリーということもあり、高校生の時に読んで、私の反戦人生を確固たるものにした『西部戦線異状なし』を想起する場面も。『ジョニーは、戦場に行った』も思い出すね。
悪くないです。話題の撮影技術もうまい具合に効いていたし、ぜひ、劇場で見たい作品かな。
2020/02/20
沖縄で『ちむぐりさ』を見る
今回の沖縄出張は、沖縄の祖国復帰闘争を体現した沖縄教組の石川元平さんに話を伺うたためだったのだが、もう一つ、エクストラとして、『ちむぐりさ』を沖縄で見て気持ちを整理するという目的があった。そして、見てよかったよ。最初に見た時よりも、何だかんだ魂を鷲掴みにされたのは、昨日、石川さんの話を聞いたからだと思う。
そして、国際通りからほど近い桜坂劇場、いい劇場です。また来ちゃいそう。
2020/02/19
沖縄祖国復帰闘争
沖縄出張。今回の目的は、沖縄祖国復帰闘争を、初代沖縄県知事の屋良朝苗氏と共に闘い抜いた元沖縄教組委員長の石川元平さんに当時の話を伺うこと。
沖縄戦や在日米軍基地問題については、不十分であるけど、それなりに学んできたつもりだが、復帰闘争については抜け落ちているところ多々だと思っていた。
そんな時に、復帰闘争の拠点となっていた沖縄教育会館がこの春に取り壊される。そこには、当時教育に携わった先生、生徒らの慰霊碑があり、新しい会館に移されるのだが、その前に、石川さんの話を聞いて残さないかとの話を、連合沖縄の砂川事務局長から頂いた。そして、貴重な話をたくさん聞くことができた。詳しくは、石川さんの話をまとめて、自分の組織だけでなく、友人らにも知ってもらおうかと思う。
2020/02/17
映画『プリズン・サークル』に、ブレイディみかこさんとの共通項「エンパシー」を感じる
ようやく見れた、映画『プリズン・サークル』。取材許可まで6年、撮影2年。初めて日本の刑務所にカメラを入れた圧巻のドキュメンタリー。受刑者同士の対話をベースに犯罪の原因を探り、更生を促すプログラムTCが提示する犯罪とは? 更正とは? 新たな気付き多々。見て良かった。
この作品の坂上香監督が、ブレイディみかこさんと対談したらしいのだが、二人の共通ワードは、「エンパシー(意見を異にする他者への共感)」。どんな話が展開されたのか、とても楽しみである。
2020/02/13
早めの謎解きに意表を突かれた『9人の翻訳家』
『ダ・ヴィンチ・コード』など、ダン・ブラウンの小説『ロバート・ラングドン』出版秘話を基にした映画『9人の翻訳家 囚われたベストセラー』。ベストセラー作家の新作を多言語翻訳して出版しようと目論む出版社が、各国の翻訳家たち密室に隔離して翻訳を行なわせる。ところが、密室で作業が行なわれているはずが、原作本の内容がネットに流出していくというミステリー。普段あまり見ないタイプの作品だが、予告編が気になって見に来てしまった。
案外に早く謎解きが始まるのには意表を突かれたが、その多重構造的な仕掛けが新鮮で、楽しめた。
2020/02/11
プロレス・ラブなら必見『THE PEANUT BUTTER FALCON』
『THE PEANUT BUTTER FALCON』。プロレスラー志望のダウン症の青年と、逃亡中の漁師、そして青年が入居する施設のボランティア女性のロードムービー。予告編を見て気になっていたので、アップリンク吉祥寺へ。休日ということもあって混んでいたのだが、アメリカの批評家サイトで評判が良かったり、主演のザック・ゴッサーゲンがWWEのレッスルマニアにゲスト出演したりの話題性も影響しているのかな。
で、この作品、ストーリーは単純なんだけど、登場人物のキャラクターが立っているのと、説明臭くない演出に好感。そして、何と言っても、ジェイク〝THE SNAKE〟ロバーツが出演しているのはもとより、田舎町のどインディプロレスが舞台として登場するなど、溢れんばかりのプロレス愛に感動。80年代アメプロファンは必見かと。
2020/02/08
すべてを経験せよ 美も恐怖も 生き続けよ 絶望が最後ではない
「すべてを経験せよ 美も恐怖も 生き続けよ 絶望が最後ではない」ー R.M.リルケ
「ジョジョ・ラビット』、2回目の鑑賞。前回に気づかなかった伏線の数々。なーるほど、そうなのね、である。
戦争の愚かさ、悲惨さ、凄惨さがよく描かれているし、切ない家族愛や恋心も。いい映画だと思います。
2020/02/07
悲しくてやるせない『ちむぐりさ』
映画『ちむぐりさ』。石川県から那覇市のフリースクールに通うため移住してきた坂本菜の花さんの視点を介して在日米軍と私たちの日常を描写したドキュメント。その試写を観賞。
冒頭、ビークルの「悲しくてやるせない」のウチナー語カバーからグッときたが、菜の花さんの実直な人柄とそれを支える周りの皆さんの優しい眼差し。あなたが悲しければ、私も悲しい。その問題提起を心に、また沖縄に向かいます。
2020/02/06
ガイア・ジャパン一夜限りの復活
4.15後楽園ホール ガイア・ジャパンが一夜限りの復活。メインイベントは、彩羽匠 vs 橋本千紘。
セミファイナル、長与千種・里村明衣子・広田さくら vs KAORU・永島千佳世・植松寿絵。なんだ、このカード。たまりません。25年前の4月15日を思い出す。まじで、ガイアじゃんか。そりゃ、行くでしょ。
2020/02/04
『ジョジョ・ラビット』はナチス化のドイツを描いた映画だが、いまの日本に通じる部分あり
映画『ジョジョ・ラビット』。第二次世界大戦中、ナチス下のドイツを舞台にしたヒューマンドラマ。コミカルなポスターや予告編とは裏腹に、シニカルな戦争映画だった。なのに、ちょっとほっこり、そして泣ける展開に、感服。音楽も含めた、小ネタもなかなかのセンス。
特に、冒頭のビートルズ「抱きしめたい」と共に流れる当時の記録映像には、ゾッとさせられるし、2020に沸く日本のようでもあるなと。要注意。
2020/02/03
これが、日本
ブレイディみかこさん著『THIS IS JAPAN―英国保育士が見た日本―』が文庫本化された。しかも、すでに重版決定だとか。今年も勢いがあるね、みかこさん。
この本は、イギリス在住のみかこさんが、日本に一時帰国して取材したものをまとめたルポルタージュ。取材といっても、労働争議の現場やホームレスの人たちの夜回りなどに同行するなど、なかなかにハードコア。
『ぼくイエ』で描かれるイギリスの格差や貧困は、ここ日本でも同じであること。同じであるのに、見えない・見ないようにされていることがよく分かる。2020で浮かれている人にこそ見てほしい。
ちなみに、みかこさんと仕事をするきっかけになった一冊でもある。
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