2022/07/27

『カメラを止めるな!』をフランスでリメイクするという設定の『キャメラを止めるな!』


 『キャメラを止めるな!』。『カメラを止めるな!』のリメイクではなくて、『カメラを止めるな!』をフランスでリメイクするという設定の映画。細かいアレンジが楽しい。オリジナルを見ていなくてもいいと思うが、見ていた方が満喫できるかも。それと、オリジナルのあの場面、どうだった?とオリジナルを見たくなるし、それをふまえて、フランス版は?とループする可能性は大。

2022/07/24

小細工は必要なし、逸ノ城が優勝


 コロナ陽性者の続出で物議を醸しだした大相撲名古屋場所で、逸ノ城が初優勝。冷や冷やしたが、横綱・大関陣に全勝しての優勝は立派なもの。優勝インタビューやその後のテレビ出演など、ハラハラする場面もあったけど、逸ノ城らしくて、よかった。間垣親方が「前へ出れば勝てる」と言っていたが、まさにその通り。下手は小細工はいらんのです。

確かにそういう内容の映画だが、原題は『Be Natural』


 映画創成期から長らく第一線で活躍しながらも、女性だからという理由で評価されることのなかったアリス・ギイ。彼女の半生を追ったドキュメンタリー『Be Natural』。この邦題が、「映画はアリスから始まった」というのだが、確かにそうだろうけど、どうなのかね。それにしても、原題のSNS動画って凝ってるなと思ったりするのだが、アリスの作風そのものなのは衝撃。クローズアップも彼女の発明品なのね。

2022/07/23

臭いがするチェコ映画の最高傑作『マルケータ・ラザロヴァー』


 チェコ映画の最高傑作『マルケータ・ラザロヴァー』。約3時間、何が展開されているのか理解不能。恐らく歴史ものを忠実に映画化していくと、こういう作品になるのだろう。臭いのする映画だった。

2022/07/20

多重構造が刺激的『こころの通訳者たち』


 「耳の聴こえない人にも演劇を楽しんでもらうために挑んだ、3人の舞台手話通訳者たちの記録」「その映像を目の見えない人にも伝えられないか? 見えない人に『手話』を伝えるには」という試みの記録『こころの通訳者たち』。
 昨年末にプレ上映をみたのだが、10月〜の上映決定を前に、あらためて試写会へ。上映前に、プロデューサーであり、チュプキ・タバタ代表の平塚さんにインタビュー。作品が、手話通訳付きの舞台と、その舞台に字幕と音声ガイドを付ける平塚さんら、そして、それらを追うカメラの多重構造。けっこう刺激的です。
 ちなみに、チュプキ・タバタでは、昨年、葛西純選手のドキュメンタリー『狂猿』を、字幕・音声ガイド付きユニバーサル上映。時間の都合で見られなかったのが、残念だが、その制作秘話も合わせて聞けて、良かった。

2022/07/18

昔の私のよう?『こちらあみ子』


 説明するのが難しいのだが、傘をさすのが大嫌いだった昔の私のようでもある。『こちらあみ子』。

2022/07/16

武藤敬司 引退ロード


 プロレスリング・ノア「ABEMA presents DESTINATION 2022」。メインは、GHCヘビー級選手権試合「小島聡 vs 拳王」だが、お目当ては、もちろん、武藤敬司。引退ロード始まる。その第一戦目の相手は、清宮海斗。ドラゴンスクリューの攻防、良かったし、何よりも、武藤のフランケンシュタイナーが見られたし、足四の字を受けている武藤の指のムーブに大満足。

親近感? 『イントロダクション』


 ホン・サンス監督作品『イントロダクション』。不穏で何か起きそうで、何も起きないのだが、妙に親近感が生じる。

2022/07/15


 今日の二本目は、『ボイリング・ポイント』。ロンドンの人気レストランを舞台にしたドラマだが、人種、家庭、ここ重要、労働、SNSなど、現代社会が抱える問題がてんこ盛り。90分ワンショット・ノーCGの緊迫感もいい。今年一、いや、すげーよ。

京子さん、ドはまり。『ミニオンズ フィーバー』


 今日から夏休み第一弾ということで、映画を二本。まずは、予告編から京子さんが興味津々だった『ミニオンズ フィーバー』。前作『ミニオンズ』の前日譚。楽しいし、70年代ロック、ソウル全開の音楽最高。そして、京子さん、『ミニオンズ』に、ドはまりの巻。配信では、世界観台無しの吹き替え版しか見られないということで、Blu-Rayも購入。

2022/07/13

ど名曲「ダイヤモンドスマイル」が初音源化。なにわ男子1stアルバム『1st Love』


 なにわ男子1stアルバム『1st Love』。ど名曲「ダイヤモンドスマイル」が初音源化でPVまで公開。Jr時代からのナンバーもボーナストラックとして収録。来週末に向けて予習せねば。

 

ぞわぞわ感が薄れていく、『ビリーバーズ』


 『ビリーバーズ』。山本直樹の作品を、城定秀夫が実写映画化。今さらながらだが、何かと話題のカルトがテーマ。統一教会やオウム真理教が盛んに報道されていた時代を過ごしてきただけに、カルトのイメージとしては、エンターテインメント作品として、よく描けていると思う。ただ、ラストに向かうほど、ぞわぞわ感が薄れていったのは、残念。

2022/07/12

案外にポップだったりもするが、やはりA24。カルトな残虐性『X』


 『X』。A24製作。ミッドサマーとは違ったテイストのカルトな残虐性なんだけど、1970年代オマージュが盛りだくさんで、前半は案外にポップ。でも、それだけに、ね。
 ところで、この作品、三部作なのね。本作の前日譚であるという次回作『PEARL』の予告が、二週間の限定で上映されているのだが、これが、またおぞましい。


 そして、ネタバレ満載なパンフは必見。もう一度見たいし、いろいろ回収して、次回作に備えたい。

一度始めてしまった戦争は終わらない。『失われた時の中で』


 『失われた時の中で』試写会へ。坂田雅子監督は、写真家だった夫の死の原因が、彼が送り出された戦地ベトナムにあるのではないかと、カメラを取り現地へ。そこで枯葉剤の影響で重い障害を持って⽣まれてきた子供たちとその家族に出会う。そして、カメラを回し続けて、約20年。50年が経った今も、戦争は終わっていないことを突きつけ、一度始めてしまった戦争は終わらないことを訴える。

2022/07/09

感情の起伏を静かに表現、『あなたの顔の前に』


 ホン・サンス監督作品『あなたの顔の前に』。韓国出身でアメリカで活動するベテラン女優の人生最後のときを描く。感情の起伏が静かに表現されており、特段何が起きるわけではないのだが、ぐっと引き込まれる。

2022/07/03

ダークな『スタンド・バイ・ミー』、『ブラック・フォン』


 『ブラック・フォン』。アメリカの片田舎で相次ぐ少年たちの消息不明事件。拉致された主人公を救うのは、妹が見る悪夢と、黒電話から聞こえるメッセージ。ダークな『スタンド・バイ・ミー』でした。70年代感を演出しるSWEET、Pink Floydなど、音楽もなかなか。