『ポトフ』。舞台は、19世紀末のフランス。ジュリエット・ビノシュ演じる天才料理人と、美食家を主人公に繰り広げられるグルメ・エンターテイメント。
全編にわたり、作ってるか食べてるかの、私のためにあるかのような作品。しかも、調理シーンはワンカットで、見応えあり。ジュリエット・ビノッシュはじめ、出演者の努力の跡がうかがえる。
ただし、ポトフが映画の主題ではないのに、この邦題は、酷い。ジュリエット・ビノッシュが主演した『ショコラ』を意識したのかも。
全編にわたり、作ってるか食べてるかの、私のためにあるかのような作品。しかも、調理シーンはワンカットで、見応えあり。ジュリエット・ビノッシュはじめ、出演者の努力の跡がうかがえる。
ただし、ポトフが映画の主題ではないのに、この邦題は、酷い。ジュリエット・ビノッシュが主演した『ショコラ』を意識したのかも。
ところで、この作品で重要な役どころである天才的な舌を持つ少女ポーリーヌ役のボニー・シャニョー・ラボワール(左)と、美食家宅で、給仕として働くヴィオレットを演じるガラテア・ベルージが、また素晴らしい。絶え間なく動き続ける演技の中にあって、所作が美しい。この二人を軸にした次回作があっても、いいかと思う。