『ブルーを笑えるその日まで』二回目。もう一度見たかった。そして見て、また、武田かりん監督のトークもあり、製作に至った経緯や監督の思いが聞けて、良かった。
あの頃、自分には逃げ場があったから、嫌なことがあったら、逃げればいいと、ほんとに思う。子供だけではなく、大人も。
あの頃、自分には逃げ場があったから、嫌なことがあったら、逃げればいいと、ほんとに思う。子供だけではなく、大人も。
『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』。時間的に合わず、また人気もあって、チケットもうまく取れずで、ようやく。で、悪くはないが、前半の市川崑版『犬神家の一族』オマージュが濃く、気が散って仕方がなかった。知らない人は、いいのだろうが、あれは、やり過ぎかな。
『ファースト・カウ』。初めて見るケリー・ライカート監督作品。配給は、A24。
舞台は、1980年代のアメリカ・オレゴン州。いわゆる“開拓時代”に大陸にやってきたイギリス人と中国人が、偶然出会い、ドーナツで一攫千金を狙う、という流れなのだが、なかなかにせつない。冒頭で定時された疑問が、最後に解かれると思いきや、また冒頭へと、ある意味でタイムリープ。なるほどね、と納得。もう一回かな?
北野武作品『首』。ようやく、結局見るの巻。北野ワールド全開で、人間の愚かさ、バカバカしさが十分に表現されていて、好き。加瀬亮の演技が取り沙汰されているが、私のツボは、たけし、大森南朋、浅野忠信のやり取りが、特に、ね。そういえば、お宮の松も出ていて、たけしの愛情を感じたり。
『屋根裏のラジャー』。子供の頃にいた自分だけ見える友達は、どういう思いを抱いて、一緒にいてくれたのか。本当は、彼が現実世界で、私が創造物なのかも、と思ったりすることはある。そんなことを思っていた人が、他にもいたのね、な作品。
A・F・ハロルドの原作『THE IMAGINARY(ぼくが消えないうちに)』も読んでみたい。