オンガク、プロレス、シャシン、ムカシカラスキナモノタチ。
人類が生み、いまだに捨てることを止めない原爆がもたらす脅威を描いた『風が吹くとき』。原爆症に侵されながらも、最後まで政府を信じ生きようとする夫と妻の姿が、異様なまでに現実的。37年前の公開時には見られなかったが、見て正解。 音楽は、ロジャー・ウォーターズ、主題歌は、デヴィッド・ボウイ、劇中では、ジェネシスやヒュー・コンウェルの曲も。日本語版は大島渚が監修し、吹き替えは森繁久彌と加藤治子。 東西冷戦期、この時代の真剣さを感じる。