2026/08/17

描写によって【R18+】だが、怖いのはそこでない。『マーターズ』


 フレンチホラー『マーターズ』。「殉教」という意味だとか。映倫は、「極めて刺激の強い精神的・肉体的な拷問・虐待の描写がみられ【R18+】区分に指定」。その通りの描写が、作品の9割ほどを占める。
 でも怖いのはそこではない。自分たちが描く正義のためなら犠牲は厭わないという集団は、旧日本軍やナチスなど現実に存在したし、今もある。描写うんぬんよりも、その現実感を突き付けられ、ぞわっとした。