2009/10/02

無幻という名のフェス

 7月20日は、私にとって、まさかの幻の日となってしまいました。アジカン presents NANO-MUGENフェスの会場である横浜アリーナに、私が首を長〜くして待ち望んでいた、タワレコでのインストアライブも決定していた、MANIC STREET PREACHERSが現れることはありませんでした。BEN FOLDSの演奏に、ちょっとだけ救われはしましたが、期待が大きいゆえの虚脱が、私を襲う。悪夢とはこのことか。
 あれから、2ヵ月が過ぎ、私の前に現れた、MANICS。そこは、1991年のMAQUEE CLUBを彷彿とさせる、2009年の高円寺HIGH。MANIAC STREET PRETENDERSという、一瞬の幻たちが、私の前に立っていたのです。
 友人の髙橋浩司とともに駆け抜けた、MANIC STREET PREACHERSの初来日公演、そして、READING FESTIVAL '92。あれから、すでに17年。まさか、あのセットリストのライブを見る日が来るとは、まさに夢にも思いませんでした。
 と感傷的な文章はここで終了。以下、雑感。
 いやー、真剣、真っ向勝負ゆえのくだらなさが生み出す、奇跡の瞬間。登場から、ニヤけっぱなしの笑いっぱなしで、シンガロング。似てねーのに、時折走る、あの時の初期衝動。
やりきった髙橋と、今回、
北海道から参戦した、その仲間に賞賛を。あんたら、MANICSだったよ。私が言うのですから、間違いありません。
 がしかし、無幻をこれで終わらせることなかれ。次回、私のリクエストに答えてください。現在進行形のMANICSを再現してくれ〜。