子供の頃から大好きな映画。田舎が舞台になったりもしたな。そんな寅さんを今観る。
この作品は、1978年の作。世は不況。就職難、中小企業の経営難、パレスチナ紛争、アジア危機、30年以上前だが、状況は、今と類似している。
今、渥美清が生きていたら、どんな寅さん作品になっていたことか。憂いつつも、押し付けがましくない、おせっかいが描かれていたかな。
そして、本作「噂の寅次郎」のマドンナ、大原麗子は劇的に美しい。そして、本作は、ぐっと寅さんの面白さが凝縮されている。緩急がすさまじい。志村喬、室田日出男、大滝秀治、泉ピン子、キャストだけ見ると、バラバラなようだが、見事なまでの配役。
寅さんを観たことない人は、まず、ここから観てほしいな〜。
因みに、「男はつらいよ」は、コンプリート。いつでも観られる、これ、幸せ。