2016/11/23

ロバート・フランク


 ロバート・フランク展「ブックス アンド フィルムス」。フランクのオリジナルプリントは、貴重ゆえに見ることがなかなかできない。そこで、新聞紙を再生した紙に印刷して展示、展示会終了後には破棄するという、まさにパンク。そして展示会は、世界の学校や教育機関を中心に行なわれているとか。
 という情報を展示終了ぎりぎりに知って、東京藝術大学へ。


 今回の展示は、すべて撮影可能。その展示法も含めて、こりゃ収めなきゃでしょ。初めてフランクの写真を間近に見たのは、20歳のころ、アメリカ・アトランタ。「The Americans」の展覧会をたまたま見たのだが、ブレッソンともキャパとも違う生々しさが、とても新鮮だった。今日、まさに、その感覚が蘇った。震えたね。
 明日、今日展示されていた作品はすべて、破り捨てられる。そこも震える。フランクらしい。