2019/06/05

ハイスクール・ムービーで、ゾンビ映画で、ミュージカルな『アナと世界の終わり』


 ハイスクール・ムービーで、ゾンビ映画で、ミュージカルですって? 斬新過ぎる。しかも、公式サイトには、「世界中の映画ファンが熱狂!! 負け高校生が歌って、踊って、暴れまくる 〈青春ゾンビミュージカル〉爆誕とある。煽り過ぎか?
 で、見に行きました。結果、素晴らしい。笑えて、スリリングで、泣けて、これぞ、エンターテインメントです。本格的なミュージカルだし、何と言っても、曲が、ブリットポップな感じもあって好み。サントラほしいな。
 が、一方で、思ってた以上に、本気のゾンビ映画でした。『カメ止め』の前半30分なんか、まったく問題外(あれが、だめって人、けっこう周りにいました)。血とか内蔵、嫌いな人(私も好きではないが)には、勧めません。いっぱい出てきます。
 それでも見終わった後の、何とも言えない爽快感は、演出と役者の技量なんだろうね。
 特に、主役のエラ・ハント(むっちゃ好きになった)の冒頭と、中盤、後半の表情の具合、そして、同級生役のサラ・スワイヤー(劇中の振り付けも)は、素晴らしかった。
 エンドロール前、大勢のゾンビで泣ける映画って、ほぼないでしょ。高橋さんの意見を聞きたい。ゾンビ、走らないし。