公開時に気になっていたが、見逃し、WOWOWで録画。年末に見て、衝撃を受け、年明けにリピート。若松監督が、連合赤軍を内面から描いた、傑作だと思う。
テロやリンチなどの暴力には絶対反対だが、世の中を変えようとしたモチベーションは凄まじいし、シンパシーを感じる。
そして、集団が狂気へと向かう姿は恐ろしくあると同時に、何かと言えば、集団至上主義がまかり通る日本に生まれた私に、お前は自己を抑制できるのかと問うてくる。
監督の新作は、「11.25 自決の日 三島由紀夫と若者たち」。左から右へと、若松監督の降れ幅はハンパないが、エンドロールで、「三島由紀夫」を演じたものが、アルファベットなのはどうかと、芸名を本名にする「ARATA」も、またハンパない。