坂上香監督作品『プリズン・サークル』の配給元である東風さんから来年2月に公開される小森はるか+瀬尾夏美作品『二重のまち/交代地のうたを編む』の試写会の案内をいただいたので、渋谷の映像美学校へ。ここの試写室、今年は、『ちむぐりさ』でも来たんだけど、なかなか見やすいんだよね。
さて、映画は、「東日本大震災」の記憶をどう継承していくのかをテーマに、当事者ではない若者4人が陸前高田市を訪れ被災者に当時の様子を聞いていき、それを言葉として紡ぐというワークショップの模様を撮影。
瀬尾夏美さんの描いた『二重のまち』をベースにしながら、『空に聞く』の小森はるか監督が撮影している。
「小さな<継承のはじまりの場>の記録」。二重のまちの意味合いが重いんだけど、その先に、再生・復興があるのかな。戦後日本ともリンクしていると思う。
『空に聞く』がまだポレポレ東中野で公開されているので、先に見ておくといいかも。お勧めです。