2023/10/28

『魔女』と雰囲気が似ているかも。『ドミノ』


 ロバート・ロドリゲス監督作『HYPNOTIC/ドミノ』。特殊能力を持った集団が、最高の特殊能力を持った少女を探し、その父を追う。何だか、これも、『魔女』と雰囲気が似ているなと。そして、続編あるのでは?な展開だなと思っていたら、エンドロールで、そういう匂いが漂います。

2023/10/25

東京国際映画祭にプレス登録

 私、実は、今年の東京国際映画祭で、プレス登録。いくつかのトークショーやシンポジウムを取材する予定。
で、今日は、映画『ナックルガール』完成記念『日韓の映画制作の未来 シンポジウム』。登壇は、俳優の三吉彩花 さん 、チャン監督、キム・トーマス・プロデューサー、石坂拓郎撮影監督。時間の関係で、映画の宣伝色が濃いトークとなったが、今後、アジアの映画が、世界で勝負するにあたっての示唆的コメントもあり。
 とりあえず、雰囲気を楽しめたので、よしとする。


 

2023/10/24

俳優の演技はすばらしいが、どこか物足りない『月』


 宮沢りえ主演『月』。実際の障害者殺傷事件を題材にした辺見庸の小説が原作。宮沢りえと磯村勇斗(時に、宮沢りえ)が対峙するシーンが実質的なクライマックス。
 宮沢とオダギリジョー演じる夫妻の葛藤と、磯村演じる犯人、それに、宮沢の同僚役の二階堂ふみ、それぞれ演技はすばらしいが、ドラマが取っ散らかっている感じは否めないかな。特に、犯人のキャラクターがいかに形成されていったかが不透明。

2023/10/23

御年86歳、木久扇師匠は、すごいのである。


 職場の近所、連合会館で毎年行われる「連合会館寄席」。昨年までは、座席を減らしての開催だったが、今年は、フルスペックで。千代田区の広報でもお知らせされるとあって、お客さんは、千代田区在住・在勤者で、年齢層はけっこう高いかな。
 で、今日は、林家木久扇、林家喜久蔵の親子落語会。前座は、林家一八、演芸で、東京ボーイズ。木久扇師匠は、以前、紀伊国屋ホールに見に行ったことがあるが、他の皆さんは、初めて。
 まー、結論から言うと、木久扇師匠は、すごいね。86歳よ。しかも昨年大腿骨を骨折してからの復活。ネタも、息子を掴みにし、春風亭昇太、自身の師匠である林家正蔵、立川談志、そして田中角栄と展開。ものまねも交えつつの話芸を十二分に堪能させてもらったよ。
 こりゃ、木久蔵も、がんばらんとね。

2023/10/22

『魔女』に似ている? 『死霊館のシスター 呪いの秘密』


 死霊館シリーズ『The NUN』の続編。邦題は『死霊館のシスター 呪いの秘密』。監督は、製作は、ジェームズ・ワン、監督は、『ラ・ヨローナ 泣く女』のマイケル・チャベスとあれば、期待はマックス。で、そのとおりでしたよ。最高。
 そして見終えて思ったのは、作りが、『魔女』に似ているということ。まったく違う設定なのにね。

2023/10/21

『ヒッチコックの映画術』を見た後は?


 両親、そして、祖母が映画好きだったこともあり、毎週月、水、金は、映画番組にテレビのチャンネルが合わされていて、まー定期的にヒッチコックが取り上げられていて。あの頃の映画体験は、重要かと。
 で、『ヒッチコックの映画術』。タイトルそのままに、ヒッチコックの映画手法が、あれやこれやと検証されていく。映画の作りを知りたい人には、お薦めだが、この後に他の作品を見るたびに、ヒッチコックを感じてしまう恐れはありなので、要注意。

2023/10/20

禅僧とヤクザ。『DAIJOBU』


 『DAIJOBU』。元物理学者で禅僧の村上光照老師と、罪なき罪で獄中で22年を過ごした侠客・川口和秀親分。生と死に対峙する二人の姿を描いたドキュメンタリー。共にハードコアな道を歩む二人だが、それは素直さゆえかと。二人を捉えるカメラの距離感が絶妙。ラストに涙し、エンドロール後に、また感動。二人のようには、なれないかな。

2023/10/19

別府タワーが壊される〜。『大怪獣ブゴン』


 オール別府ロケ温泉、大怪獣劇(スパクタクル)!『大怪獣ブゴン』。昨年別府ブルーバードで上映され、今日、東京LOFT9Shinuyaを来襲。チケットは、完売だそう。迷わず行けよ、行けば分かるさってことね。
 で、『大怪獣ブゴン』本編も上映後の監督、キャストによるトークも、楽しかったわ。何より舞台の別府は、母親が生まれ育った町。子供のころ行った別府タワー、ラクテンチ、杉乃井ホテル、地獄巡りなど、知った場所が見られたのも、いい。今度帰ったら、別府で、ロケ地巡りだな。他も行くけど。

2023/10/18

自分の内面をえぐられるような『ロスト・サマー』


 中澤梓佐、麻美、椿弓里奈、関口アナンによる映像制作チーム・889FILMの初長編作品『ロスト・サマー』。『シック・オブ・マイセルフ』を見た後、同じ劇場・座席で。
 これが、また自分の内面をえぐられる感覚に。両作連続での鑑賞は、案外にお薦めかと。
 上映後、作家の爪切男さん、関口アナンさん、麻美監督によるトークイベント。爪切男さんの歌舞伎町話や夏休みの宿題話、刺さりました。


承認欲求には気を付けて。『シック・オブ・マイセルフ』


 『シック・オブ・マイセルフ』。異様な承認欲求を持つ主人公、パートナーは、盗難した家具で作品を作るアーティスト。そして振り回される周囲の人々と、すごい設定。怖いし何よりも、主人公とパートナーにムカつく。
 主人公の妄想が交わる演出で、頭がグルグルし、今晩は、悪夢にうなされること間違いなし。
 ところで、脚本・監督のクリストファー・ボルグリの次回作『DREAM SCENARIO』は、A24製作で、アリ・アスターのプロデュースだと。期待しかない。

2023/10/16

夜のパン屋さん


 料理研究家・枝元なほみさんが、プロジェクトリーダーを務める「夜のパン屋さん」が、今日10月16日17時~、アーバンネット大手町ビル1階で、トライアル営業(毎週月曜日17時~)をスタート! ということで、取材とちょっとだけお手伝い。売れ行き好調で、予定よりはるかに早く売り切れ。
 個人的には、メールのやり取りだけで、お会いできなかった皆さん、初めましての皆さんとの縁を感じる時間でも。
 ただし、パンを買えず。来週23日も17時〜同じビルで開店するとのこと。来週再度行く予定。
 ※夜のパン屋さんでは、次の三つをコンセプトに店舗を運営している。
・フードロスを減らす(街のパン屋さんで売れ残りそうになったパンを預かって代理販売)
・選ぶ楽しみを作る(どの店のパンが並ぶかはその日のお楽しみ)
・働く場所を作る(生活困窮に陥った人や居場所のなさを抱えている人が、気軽に関われる小さな仕事場)
 夜のパン屋さんは、大手町のほか、神楽坂、田町でも、店舗を開店。「緩やかな支え合い」の場所、夜のパン屋さんに、皆さんも、ぜひに~。
 夜のパン屋さん → https://yorupan.jp/

顔のYシャツ


 龍水楼で食事を終え、職場に戻る途中、小川町の交差点で信号待ちしていると、少し違和感。何だろうと、少し引き返してみると、3年前に閉店したはずの「顔のYシャツ」が開いている。しかも、何だ? 顔がプリントされたYシャツやらTシャツ。引き込まれるように店内へ入ってみると、クリアファイル、ステッカーなどのグッズも。
 お店の人(?)に話を聞くと、国際芸術祭・東京ビエンナーレ2023というイベントの会場になっているのだとか。店舗の二階では、ワークショップなんかもあるらしい。会期中は、無休とのことだし、今度の休みにでも来てみようかな。
 ところで、この店、北朝鮮の金日成のオーダーシャツを作ったとことがあるのだとか。建物は取り壊し予定らしいが、そういった逸話も含めて、この地で働いているからには、覚えておきたいね。

2023/10/15

謎解きが唐突、『名探偵ポアロ ベネチアの亡霊』


 ケネス・ブラナー監督・主演『名探偵ポアロ ベネチアの亡霊』。ミステリー要素が強く、映像もきれいで悪くないが、謎解きが唐突に訪れたり、忙しいかな。

2023/10/12

メインは、壮絶デスマッチ、山下りなvsマーシャ・スラモビッチ。GCW『THE WRLD ON GCW』


 アメリカのインディー団体・GCW『THE  WRLD ON GCW』@後楽園ホール。FREEDOMSから葛西純らが参戦だが、ビギンゴ、グリンゴ・ロコ、ジョーイ・ジャネラらGCW勢のレベルの高さに驚いた。見たことのないムーブの連続。
 メインは、葛西選手かと思いきや、山下りなvsマーシャ・スラモビッチのチャンピオンシップ。これが、壮絶かつプロレス愛に溢れたデスマッチで、まじ泣けた。GCW、また見たい。

スリリングかつ馬鹿げた展開で、最高のオチ、『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』


 ガイ・リッチー監督作品『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』リバイバル上映へ。先日、家でDVDを見ようとしたら、画質も字幕も粗くて、途中で断念しただけに、うれしい企画。
 クライム・サスペンスなわけだが、何ともスリリングかつ馬鹿げた展開で、軽いセリフもよくて、最高のオチ。音楽も、いい。久しぶりに見たが、これは、傑作。

2023/10/11

リチャード三世の遺骨が、駐車場で発見されたなんて!『ロスト・キング』


 『シェイプ・オブ・ウオーター』主演のサリー・ホーキンス最新作ということで見に来た、『ロスト・キング』。
 今から約10年前に、約8年の歳月を掛けてリチャード三世の遺骨を掘り起こした、アマチュア歴史家の話。実話に基づくと言いながらも、ミステリアスな要素もありで、なかなか楽しめた。それにしても、リチャード三世の遺骨が、駐車場で発見されたなんて、ね。世界的には、かなり話題だったらしいが、私は、まったく知らなかった。

2023/10/08

真木よう子は、フレッドペリーのトラジャケがよく似合う。『アンダーカレント』


 今泉力哉監督『アンダーカレント』。消えた夫、ふと現れた同居人、怪しい探偵。真実って何?な問いかけ。映像はきれいだし、好きだけど、なかなか咀嚼するのが、難しい作り。で、真木よう子、フレッドペリーのトラックジャケットがよく似合うなと。

2023/10/07

美味しいね」のその先に。埼玉朝鮮初中級学校「公開授業&焼肉交流会」


 埼玉朝鮮初中級学校と、通学生への支援を目的とする「埼愛キムチ」は、今や家の食卓に欠かせない。その埼玉朝鮮初中級学校で、公開授業&焼肉交流会が開かれるというので大宮まで。「埼愛キムチ」を知るきっかけになったジャーナリスト・安田菜津紀さん曰く、大切なのは「美味しいね」のその先。その通りだと思う。いい出会いがあった。

2023/10/06

LIGHTERS ONE MAN


 LIGHTERS ONE MAN SHOW「Enchantment in the Cosmos」を見に、SHIBUYA O-nestへ。サポートを含む四人編成になったことで、Rumiのボーカルがより際立つように。いいです。この日初披露された「about / without」の限定demo single も購入。これが、また素晴らしい。