2020/11/20

ロイ・アンダーソン監督の『ホモ・サピエンスの涙』。絵画展に来たような感覚だが、一度では回収できず


 スウェーデンの巨匠、ロイ・アンダーソン監督の新作『ホモ・サピエンスの涙』。待ってました。初日に鑑賞。前作『さよなら、人類』を見て、アンダーソン監督作品をハマったのだが、今作は、また違うアプローチ。
 主題は、「人間の儚さ」で、それが絵画の展覧会のように表現されていく。33のシーン、つまり一枚の絵画が、ワンカットで描かれ、美術館で作品を鑑賞しているよう。これまでの監督作品には、それなりに主人公的な人物がいたのだが、今作では、あやふや。
 一度では回収できるはずもなく、また明日、朝イチで見にいくことにした。
 初めて見に行く人がいたら、ネタバレ覚悟で、ある程度情報を入れていくことを勧めます。私の場合、見終わってパンフを見て、納得した箇所も多かったので。