タイ発断捨離ムービー『ハッピー・オールド・イヤー』。おそらく誰しもが思い当たる瞬間がずらっと描かれる。捨てられるもの捨てられないもの、あるよね。捨てようとして眺めたり。あるよね。な、感じです。で、人から借りたものは、ちゃんと返しましょうなメッセージも。今年鑑賞ラストの作品、いい出会いでした。
2020/12/30
2020/12/28
脳内との交信、みんなあるはず、『私をくいとめて』
綿矢りさ原作&大九明子監督『私をくいとめて』。主演は、のん。おひとりさまライフ一筋の31歳、黒田みつ子を演じるのんの喜怒哀楽炸裂する表現力が最高。共演の林遣都の出過ぎない感じがのんを引き立たせる感じもよい。先輩役の臼田あさ美の怪演も心地いいのよ。そして、主人公の脳内に存在するA(声だけ)は、中村倫也。彼のファンは、あの声色を聞き逃すな、です。
橋本愛とのシーンは、『あまちゃん』のよう。これ大げさではなくて、ほんとにそう思った。帰って『あまちゃん』見ようかな。予想をはるかに超えたいい作品です。
2020/12/27
私立恵比寿中学の大学芸会で、久しぶりにサイリウムを買った
私立恵比寿中学「バンドのみんなと大学芸会2020 エビ中とニューガムラッド」。春のツアーが中止になったこともあり久しぶりのエビ中。会場は、有明ガーデンシアター。着席観覧席でゆっくりと観覧。コール禁止なので、ではと、サイリウムを購入。彼女は、バッジを全種類買っていました。
さて、今回のライブは、バックがバンド。もともとバンドセットの多いエビ中、選曲もバンドアレンジが中心だったので、まったく違和感なし。中盤では、楽曲提供最多のたむらぱんが登場し「頑張ってる途中」「感情電車」、そして新曲「イエローライト」を披露。後は、アップテンポな曲を畳み掛け、ラストは「スーパーヒーロー」。柏木さんのMC、うるっと来ました。
コロナ感染拡大防止を考慮して、アンコールなし短めのセットリストだったけど、良かったです。満足。が、やはり、フルで見たいものですね。
2020/12/26
残念でならない
定期購読している『料理通信』が年内で休刊。今年は、コロナの影響で、取材がままならず合併号が相次いでいたので案じていたのだが、残念な結論に。特集「自家製しよう!」は、あれやこれやと、ほんと勉強になったんだよね。他の特集も、参考にしたレシピ多々。ほんと、残念でならない。
2020/12/21
3000近い戦争資料は、まさにツボ。「永遠の図書室」
元薬局だった建物をリノベーションしてシェアハウスにするために購入したところ、元主の所有物から、3000近い戦争に関する資料が出てきたため、捨てるのも忍びないと、1階部分を個人が運営する施設「永遠の図書室」としてオープンさせた男性を取材するため、館山へ。これから記事を書くのだが、建物、資料・書籍など、ツボにはまった。ちょっと遠いので、次回は泊りがけにしようかな。
2020/12/20
私もあなたもフリークス
「はみ出し者映画」の特集上映イベント「サム・フリークス Vol.10」。
このイベントは、ちょっとクセがあって愛すべき映画をセレクトして上映し、有料入場者1名につき250円が虐待を受けたり貧困下にある子供達への学習支援&自立支援に充てられる好イベント。
今回は、その10回目にして、私たちは初参加。会場のユーロライブは、満席。皆さん、よくご存知ね。素晴らしい。
さて、二本立ての一本目は、元祖『エイス・グレード』『ブックスマート』なクリスマス映画『マリアンの友だち』。女子学生二人の日常が初々しいのだが、それだけにあらず。ピーター・セラーズの怪演が、炸裂する大好物。
そして二本目は、MANICSファン必見、「ROSES IN THE HOSPITAL」が、歌う「DAMNDOG 」! 『タイムズ・スクエア』。ニューヨークを活動拠点とするアーティストの曲が、彩る、これまた女子二人の熱い日常。泣ける。
2020/12/18
静けさと轟音が同居する心地よさ
LIGHTERS「bitter peanut butter Release Tour 2020」@渋谷O-nest。今年出会った中で、最上級。静けさと轟音が同居する心地よさ。好きだわ。間違いない。PAVEMENT、ジュリアナ・ハットフィールド、アーリー90's好きな皆さんは、ぜひ。
2020/12/17
じゅうねんPOP
後藤まりこアコースティック violence POP ワンマンライブ「じゅうねんPOP」@北沢タウンホール。16日(水)に発売になった後藤まりこアコースティック violence POP名義のアルバム「POP」の曲プラス新曲という短いセットだったが、いま、彼女がやりたいことがぎゅっと詰まったいいステージ(今日は、バンド編成)だった。
不器用で痛々しいまでに実直な後藤まりこ。これからも歌い続けるそうです。
2020/12/14
小さな<継承のはじまりの場>の記録『二重のまち/交代地のうたを編む』
坂上香監督作品『プリズン・サークル』の配給元である東風さんから来年2月に公開される小森はるか+瀬尾夏美作品『二重のまち/交代地のうたを編む』の試写会の案内をいただいたので、渋谷の映像美学校へ。ここの試写室、今年は、『ちむぐりさ』でも来たんだけど、なかなか見やすいんだよね。
さて、映画は、「東日本大震災」の記憶をどう継承していくのかをテーマに、当事者ではない若者4人が陸前高田市を訪れ被災者に当時の様子を聞いていき、それを言葉として紡ぐというワークショップの模様を撮影。
瀬尾夏美さんの描いた『二重のまち』をベースにしながら、『空に聞く』の小森はるか監督が撮影している。
「小さな<継承のはじまりの場>の記録」。二重のまちの意味合いが重いんだけど、その先に、再生・復興があるのかな。戦後日本ともリンクしていると思う。
『空に聞く』がまだポレポレ東中野で公開されているので、先に見ておくといいかも。お勧めです。
2020/12/11
プー・ルイには、共感というか感情移入しかありません
PIGGS『WALK OR PORK TOUR FINAL』。初の全国ツアーで移動は徒歩なやつのファイナルを見にO-WESTへ。今日は、最前に行けるほど整理番号も良かったのだが、さすがにね。で、会場を見渡すと、2階席を開放してい他ので、移動して真正面に。いいね。
PIGGSを見るのは、7月のお披露目公演以来だけど、すごく良くなってた。曲にバラエティーがあると言えば、そうだけど、もう少し一貫性があると、突き抜けるかと。
それにしても、プー・ルイには、共感というか感情移入しかなくて、ね。12月28日、場所を、O-EASTに移してのワンマンも決定。当たるかしら?
微妙っていいんですよ。『愛しのダディー殺害計画』
PIGGSのライブ、開演時間が遅めなので、短編映画を1本。『愛しのダディー殺害計画』。映像の色、好きだわ。で、佐藤ミケーラさん、モトーラ世理奈さんの配役も絶妙。セリフの掛け合いというかハーモニー、いいです。イリエナナコ監督の次回作も見たい。
監督、ミケーラさん、モトーラさんのアフタートークも、微妙な盛り上がりが良かった。
2020/12/09
髙橋浩司もお墨付きの酷い内容、『Better Watch Out』
ホラー映画版『ホーム・アローン』とも言われる『Better Watch Out』。クリスマスに、主人公らに忍び寄る影。確かに、『ホーム・アローン』的ではあるのだが。ネタバレ厳禁ということで、これ以上は語れない。
好きな作風だし、もう一度見てみたいのだが、髙橋浩司もお墨付きの酷い内容だとは言っておきたい。
かなり強烈、『タイトル、拒絶』
私の人生にタイトルなんて必要ですか。伊藤沙莉主演『タイトル、拒絶』。舞台演出家・脚本家である山田佳奈監督の舞台作品を映画化。確かに、主要な場面は、舞台を見るようだし、あの生々しさを生む演出・演技も舞台みたい。
デリヘル事務所で働く女性と風俗嬢、そして男たちの悲しくて力強い人生劇場。一度落ちるっと、幸せにはなれないのか、の問いでもある。かなり強烈ですよ。
2020/12/06
アーニャも来るには、来るのだけど、『アーニャは、きっと来る』
ナチスドイツ下の南仏で、ユダヤ人をスペインへ脱出させる住民らの物語『アーニャは、きっと来る』。ヒーロー不在の救出劇は、とても興味深いのだが、やや詰め込み過ぎかな。というか、もう少し長くて良かったのかも。アーニャも来るには、来るのだけど、ね。惜しい。
2020/12/02
「sky」と「air」『空に聞く』
久しぶりに、ポレポレ東中野。小森はるか監督作品『空に聞く』。「東日本大震災」後、陸前高田でFMラジオのパーソナリティを担当することになった女性を中心に撮影されたドキュメンタリー。癒えない傷、葛藤があっても、前を向いていく。
「sky」と「air」。監督が「空に聞く」に込めた思いを噛みしめた。
2020/12/01
こじれ過ぎな人間関係『レディオ・バードマン/ディセント・イントゥ・メールストロム』
そして、今日は、二本立てではないのだが、立て続けに、音楽ドキュメンタリー。2本目は、オーストラリアの爆音ロックバンドの栄枯盛衰を描いた『レディオ・バードマン/ディセント・イントゥ・メールストロム』。
バンドの成り立ちから分裂、再加入劇などを貴重なライブ映像とメンバーのインタビューと共に追うのだが、この人たちの仲の悪いことと言ったら、別次元。レディオ・バードマンというバンドにおける信頼感こそあれ、人付き合い的には皆無で、何ならこじれ過ぎ。メンバー全員が一致するのは、ニック・ケイブは最低だという点だけか。
それでも、かっこいいんだから、こちらもすごい。
祭りで踊れ! the原爆オナニーズ『JUST ANOTHER』
名古屋を拠点に活動するベテランパンクバンド、the原爆オナニーズを追ったドキュメント『JUST ANOTHER』。大石規湖監督が、2018年9月名古屋の今池まつりで、彼らのライブを目撃し撮影を決意したとか。確かに、じいさん、ばあさんから、子供までが、踊る姿を見たら衝撃を受けるわな。そして、彼女は、なぜ名古屋を離れないのか、なぜ仕事をしているのか、なぜ還暦を迎えてまでパンクバンドを続けるのかという疑問をメンバーに投げかけていく。
「バンドを続けるには、金と時間が必要」だから「働く」という彼ら、痺れます。いろいろぶつかることもあったんだろうけど、信頼できる仲間がいるって、素晴らしい。
登録:
投稿 (Atom)