2021/08/09

私も失神しそうになった、『アレサ・フランクリン アメイジング・グレイス』

 アレサ・フランクリンが、1972年1月13日、14日、ロサンゼルスのニュー・テンプル・ミッショナリー・バプティスト教会で行ったライブ。本来は、映像作品として発表される予定だったのが、カチンコを用意しておらず、音と映像がシンクロせずに、お蔵入り。が、現代の技術によって50年越しに映画を完成させ、公開されるという奇跡の作品『アメイジング・グレイス』。
 いやー、すごいアレサ・フランクリン。何だ、この声、劇中では、興奮したり、失神したり人が続出。音楽って、そういうものだと思う。後ろの方で、手を叩いていたミック・ジャガーも気がつけば、最前列で興奮気味。分かるわ〜。
 ライブシーンだけではなく、リハや、アレサの父フランクリン牧師の説教も収録。未公開映像も含むソフト化を熱望。

2021/08/07

監督独特の手法で、地理と時空を超えていく『オキナワ サントス』


 松林監督にインタビューした『オキナワ サントス』東京初日。語られることのなかったブラジル移民史のダークサイドが、監督の登場で動き出す。沖縄ゆいレールが発車し、ブラジル・サントスへ、そこから日本人移民収容所へ向かう道のりは、地理と時空を超えていく。松林監督独特の手法が生む、奇跡のような展開。ぜひに。

2021/08/06

まさかの涙! 『サマーフィルムにのって』

 『サマーフィルムにのって』を初日に鑑賞。勝新好きの女子高生が時代劇を撮影する青春映画。この設定だけで十分なのだが、ラストシーン、カッコ良すぎ、知らぬ間に泣いていたよ。主人公のハダシ役伊藤万理華、『左様なら』で主役を務め本作では、ちょっと天然な剣道部員ブルーハワイ役の祷キララ、そして、地味な位置ながら作品のキーを握るビート板役の河合優実、と、若手女優陣が素晴らしすぎる。金子大地ら男性陣も、良かったです。
 最近、学園内マイノリティーを中心に据えた学園ものが多いのだけど、そこら辺りもツボ。この夏、全世代に見てほしい作品。 #私たちの青春は傑作だ

2021/08/04

さすがA24な『ライトハウス』


 『ミッドサマー』のA24製作、ロバート・パティンソンとウィレム・デフォー主演の『ライトハウス』。孤島にやって来た二人の灯台守。外界から遮断された彼らの運命はいかに、なのだが、主演二人の演技の素晴らしさもあり、そうとう後味悪し。特にラスト20分ほどの畳み掛けるような演出は、映画史上に残るえげつなさ。さすがA24。『ミッドサマー』が爽やかですら、ある。
 ところで、この作品、基本的に全編モノクロなのだが、時折カラーに見えるシーンがある。気のせいなのかな~。けっこう効果的だったと思うのだが。

2021/08/03

内容はいいけど、ソフトが取り出しづらいのよ。『原子心母』箱根アフロディーテ50周年記念盤


 ピンク・フロイド『原子心母』箱根アフロディーテ50周年記念盤が届いた。待ってたよ。
 何と言っても、「原子心母」1曲しか確認されていなかったライブ映像が発見されて、デジタルリマスター化という奇跡。その他、CD、当時のパンフレットやポスターの再現版、未発表写真が掲載されたフォトブックなど盛りだくさんである。
 ただし、7インチの紙ジャケットに収められたCDとBlu-rayがとても取り出しづらい。友人のミッチ―は2枚買ったらしいが、ここは、ぜひ、おまけの付いていない通常盤を希望。

2021/08/02

2020年代の作品ながら懐かしさもあり『DISTORTION GIRL』


 昨年夏に放YouTubeドラマとして放送された『DISTORTION GIRL』。3月に劇場版として公開され、好評だったようで、吉祥寺のアップリンクで一週間限定レイトショー。ちらっとポスターを見ただけで、大した予備知識もなかったのだが、「見ておいた方がいいんじゃね?」と天の声。で、行ってきました。いいと思います。
 ある高校で、体育系と吹奏楽部以外は廃部という騒動が持ち上がり、世の中的には「フツー」ではないとされる、文芸部、軽音部、写真部、帰宅部の生徒たち(私みたい)が、バンド、スチール・MV担当として、ローカルフェスをめざすという、ある意味で、ありそうな、ストレートな作り。そして、そこは2020年代の香りがあつつも、アナログへのリスペクトも感じられて、ね。
 主題歌や劇中音楽を担当した羊文学も好み。ライブも見てみたいな。
 ちなみに、YouTube版は、ネットで全部視聴可能なので、ぜひに~。

2021/07/31

選挙に行きましょう! 『パンケーキを毒味する』


 『パンケーキを毒味する』。衆議院議員選挙に向けて、いま見るべき映画。オススメです。というか、結局のところ、有権者である私たちの責任です。選挙に行きましょう。
 特に、共産党アレルギーのある連合幹部の皆さん、ぜひ!

2021/07/29

公開当時はジョー・ストラマー目当てでした。『Mystery Train』


 【JIM JARMUSCH Retrospective 2021】『Mystery Train』。記憶が間違っていなければ、上京して初めてミニシアターで見た映画かと。当時は、ジョー・ストラマー目当てで見に行ったんだけど、あのダメっぷりが衝撃的でね。
 さて、作品は、メンフィスのホテルの一夜を舞台にした3本のオムニバス。久しぶりに見たけど、三者三様のストーリーの微妙なすれ違いが絶妙。工藤夕貴、いい。永瀬正敏が着るサイドベンツのジャケットもセンスあり。そう言えば、昨日見た『PERMANENT VACATION』でも主人公は、サイドベンツだったけ。

2021/07/28

ニューヨーク大学に入りたいと思ったのです。『PERMANENT VACATION』


 都内四ヵ所で絶賛公開中の【JIM JARMUSCH Retrospective 2021】。今日は、『PERMANENT VACATION』。この作品を見て、ニューヨーク大学に入りたいと思ったので、最初は、日田で借りたレンタルビデオだったはず。大したストーリーもないし、何で、そんなことを思ったのかは不明。悪くはないが、万人に進めるものじやないな。
 さて、このジム・ジャームッシュ特集も今週で終了。全通するつもりだったのに、目標倒れ。明日は、行けるか?


2021/07/23

オリンピック関係者は見るように! 『東京クルド』


 以前インタビューした日向史有監督作品『東京クルド』を見に、渋谷イメージフォーラムへ。試写を見て原稿を形にして、また作品を見るというサイクルは、自分の仕事を振り返ることもできるので、必ずやるようにしてる。
 重いテーマの作品ながら、青春映画のように描く手法は、やはり好き。日本という国の現実とあり様を知る上で重要な作品である。オリンピックでは多様性とか言っているが、関係者諸君、この作品を見てから、言いなさい
 ところで、ミニシアターでは、作品について取材した新聞や雑誌の記事が掲示されていることが多いのだが、何と私の書いた記事も並べられていて、びっくり。組合の機関紙なので、メンバー限定なのだが、読みたい人がいれば、言ってください。そして、作品を見てください。