2020/09/27

邦題は、なぜ原題にある「HITSVILLE」を外したのか? それ以外は、最高『メイキング・オブ・モータウン』


 映画『メイキング・オブ・モータウン』。89歳にして引退を表明したモータウンレコード創設者ベリー・ゴーディに密着したドキュメント。モータウンは、黒人アーティストを多く輩出したレーベルだが、人種や性別の分け隔てなくスタッフを雇用。そういう社風も、ウケた要因なんだろうね。
 ベリー・ゴーディ自身は、政治との曲を置く一方で、マーヴィン・ゲイは『ワッツ・ゴーイング・オン』を発表。←ここは、重要なポイントだけど。作家の離脱など、レーベル内でのいざこざがありつつも、今日まで、確固たる地位を築く。ゴーディと共に、その歴史を振り返るのが、スモーキー・ロビンソン。彼の合いの手がまたいいのよ。
 そして、劇中で流れるミラクルズ、テンプテーションズ、ダイアナ・ロス&スプリームス、フォー・トップス、スティーヴィー・ワンダー、マーヴィン・ゲイ、ジャクソン5、マーサ&ザ・ヴァンデラスなどの音楽の素晴らしいこと。エンドロールのあの曲は踊らずにいられないかも。
 それにしても、邦題は、なぜ原題にある「HITSVILLE」を外したのだろうか。そこは、ちょっと疑問。


2020/09/25

大人も楽しめる、川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム


 遅めの夏休み。今日は、川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアムへ。天気が悪いのが気になるけど、基本屋内だからね。10時の回のチケットを購入して、登戸からバスでミュージアムへと向かう。こんなところにあるのかしら?と思うほどの住宅街を10分ほど走ると、突如としてミュージアムが姿を現す。
 中に入ると、すぐに展示室。今は、特別展示「藤子・F・不二雄とドラえもん」を開催中。1970年に6誌で連載がスタートした『ドラえもん』の原画が多く展示されているのだが、こま割りやあて書きなど、藤子・F・不二雄のこだわりが垣間見られる。個人的には、フォントの指定や校正担当へのメッセージなどが楽しかった。すごく作品を愛していただろうね。
 第2展示室では、「ゲラゲラ笑える話」「ゾ~ッとするこわい話」をテーマとした特別展示。こちらは、話ごとに原画が飾られていてストーリーを楽しみながら、展示を鑑賞。知っている作品も多くて、こちらも悪くない。
 この後、シアターで、『ドラえもん』誕生秘話など2作品を鑑賞し、ミュージアムショップへ。ドラえもん以外の作品のグッズもあって、ここも楽しい。パーマンのピンバッチを購入し、帰路へと着く。
 入場料1000円にしては、かなり楽しめると思う。天気が良ければ、屋外の「はらっぱ」も楽しいかと。

2020/09/23

行き当たりばったりの鬼怒川旅行2日目

 鬼怒川旅行2日目。朝風呂からの朝食を楽しんだら、まず日光東照宮に行くことに。この日は平日ということもあり、混雑具合もさほどではなし。東武日光駅から世界遺産めぐりバスに乗り込んで、東照宮まで10分ほど。20年ぶりに来た。その前は、40年前だから、20年周期かな。彼女ははじめてだと。
 左甚五郎の彫刻や家康のお墓などを巡るも、あっさりと見学を終了し、金谷ホテルをちょっとだけのぞいて、駅へと戻る。駅前で軽く食事をして、今度は、下今市駅へ。ここは、蒸気機関車の運行が有名なのだが、平時なのでお休み。駅舎や機関区を見学して、帰りのスペーシアに乗り込んだ。
 華厳の滝などの奥日光にも行ってみたいし、また来ようかな。次回は、浅草発のスペーシアで。

2020/09/22

行き当たりばったりの鬼怒川旅行1日目

 遅めの夏休みを取って、鬼怒川温泉にある保養所・碧流へ。まず、腹ごしらえにとかしわめしと鶏唐揚げを購入し、新宿からスペーシアに乗り込み、鬼怒川温泉をめざす。ゆったりと、食事をしながら、駅は栃木へ。2時間ほどで、鬼怒川温泉駅に到着するも、ほぼノープランゆえ、さて、どうしようか。
 まずは、迫力満点、奇怪岩石で知られる龍王峡に行ってみることにしたのだが、これが、山あり谷ありの行程で、日頃運動不足の身としては、なかなかに大変。岩々と鬼怒川の光景は、圧巻なんだけどね。
 続いて、鬼怒川温泉駅まで戻り、チャックインには時間があるしと、ライン下り。眼前に迫る風景だけではく、船頭さんの話も面白くて良かったです。
 そして、チェックインし、さっそく温泉へ。普段はシャワーだけなのだが、湯船にゆっくり浸かると体が休まるね。悪くない。その後、食事。和洋折衷の懐石風料理。追加で栃木和牛を注文。脂の乗り具合が抜群。〆は、ごはん。で、栃木産の白米が、うまいの何の。ちょいと感動。
 ちょいと部屋飲みをして、1日目を終了。後半へ続く。


2020/09/20

面倒臭そうではあるが、好かれていたんだろうな、と。『マイルス・デイヴィス クールの誕生』


 『マイルス・デイヴィス クールの誕生』。マイルスの生涯を描いた作品だが、個人的には70〜80年代前半が好き。破天荒ではあるが、みんなに好かれていたんだろうな。面倒くさそうではあるが。

2020/09/19

抑圧に抗え『クレヨンしんちゃん2020 激突! ラクガキングダムとほぼ4人』


 『クレヨンしんちゃん2020 激突! ラクガキングダムとほぼ4人』。映画館で、初しんちゃん。抑圧に抗うしんちゃんら。意表を突かれ涙が溢れるというね。
 政治や社会、いろんな落書きが必要と思い知らされました。

2020/09/15

亀梨の演技がこっけいで怖いけど笑える『事故物件 怖い間取り』


 売れない芸人自ら事故物件に住み売れようとするという実話に基づいた映画『事故物件 怖い間取り』。主演の亀梨和也の演技がこっけいで、怖いんだけど笑えるというね。悪くなかったです。江口のりこ、いいですよ。この人が一番怖かったかも。
 ちなみに、私、案外に引きが強いので、心配な面もあるのですが。

タイトル通りだが不屈にもほどがある『マイ・バッハ 不屈のピアニスト』


 ブラジルのピアニストであり指揮者である、ジョアン・カルロス・マルティンス。若くから名声を得る彼だが、不慮の事故で右手に障害を負い、そして、また更なる悲劇が彼に襲い掛かるのだが、そこは、タイトル通り『マイ・バッハ 不屈のピアニスト』というか、不屈にもほどがあります。ガチですごい。
 映画全編で流れる曲は彼の演奏によるものだがと、普段クラシックは聞かないけれど、心を揺さぶられた。途中のエピソードとして、キース・エマーソンとカール・パーマーが紹介されるのは、ご愛敬。

2020/09/14

有権者として政治の当事者になりましょう。『なぜ君は総理大臣になれないのか』


 国会議員・小川淳也氏を追ったドキュメンタリー『なぜ君は総理大臣になれないのか』。民主、民進、希望、立憲・国民、立憲と渡り歩かざるを得ないという悲しい大人の事情など、国民生活には官界のない、けっこう生々しい政治の世界が垣間見られる。が、これが現実であり、この状況を打破していくのは、国民だということも現実。第三者的になるのが、一番いけないとあらためて思う。

2020/09/12


 人間は立ち直ることができるのか否か。その前提で、政策も結果もまったく変わる。私は、前者の立場。坂上香監督に話を聞いてみたい。『プリズン・サークル』とともに、マストな作品。

英語を勉強したい『ブックスマート』2回目


 『ブックスマート』2回目。今日は、セリフと音楽をていねいに。英語、もっと勉強せねば。案外、スラングは分かるのが、困ったもんだけど。

 

主人公の虚ろな目線の先を想像したい『ミッドナインティーズ』


 『ミッドナインティーズ』。今日、ここから3本見るのだが、何だろう、通貫な感じ。少年が青年になっていく課程の作品なんだけど、人種、家庭状況、DVが織り込まれていて、考えさせられること多々。主人公の虚ろな目線の先を想像したい作品。

2020/09/10

はしも真ん中もない『アルプススタンドのはしの方』を見ると、無性に『ブックスマート』が見たくなる


 いろいろと確かめたくて、また、小野莉奈さんのアフタートークもあると言うことで、『アルプススタンドのはしの方』、2回目。世の中には、はしも真ん中もないってこと。いい映画だと思うのだが、無性に『ブックスマート』が見たくなる。こりゃ、週末は、『ブックスマート』ですな。すでに、他2本の鑑賞が決まっているのだけど。

2020/09/07

設定が独特で、どちらに肩入れしていいか分からない『ファナティック』


 ジョン・トラボルタの怪演が話題の『ファナティック』。大好きな俳優のストーカーと化していくファンの物語なのだが、ストーキングされる俳優の設定が独特で、ストーカー側に肩入れしそうになるという不思議な感覚に。どちらにしても、怖いです。ラストが微妙な気はするけど。
 監督は、リンプ・ビズキットのフレッド・ダースト。そして、主人公の友人、リア役のアナ・ゴーニャ、なかなか。期待の若手です。

2020/09/06


 今夜は、"無謀な夜のサンデーナイツ♥" HellMeows[TOKIE,中村達也]&栗原健。先日に続いて、QUEに中村達也、降臨。今日は、ソロとは違い、トリオ編成で、心地よいビートが鳴り響く。ブランキ―、見たくなったよ。

初LIGHTERS


 初LIGHTERS。3月以来のライブということで、緊張していたようなのだが、何気ない佇まいが、素晴らしいし、曲が何と言っても、いい。何度でも見てみたい。

2020/09/05

政治は僕らの手の中に。『私たちが生まれた島 2018OKINAWA』


 2年前の8月翁長前沖縄県知事の追悼集会で、偶然嬉野京子さんと再開。その時に、「梅山くんに紹介したい双子の兄弟がいるの」だと。それが、『私たちが生まれた島 2018OKINAWA』の監督、都鳥伸也さんと、撮影・編集都鳥拓也さん。コロナの影響で上映が延期されていたのだが、アップリンク渋谷で4日金曜日から上映開始ということで、見に行ってきた。
 沖縄に生まれ生きる若い世代の行動と葛藤。私自身のやるべきことを再確認。20年ほど前に訪れた伊江島の映像も懐かしさと共に、わびあいの里の謝花さんの言葉を聞き、気が引き締まる。
 作品の中心を担う元山仁士郎さん、 SEALDsなどを経た若い活動家だが、リスペクトしかない。彼の姿に、大人がやるべきことを学ぶ。
 政治の季節である。政治は政治家のものではないと思うみなさんに、ぜひ、見てほしい作品。

2020/09/01

芋生悠と石川瑠華が出ているだけで見てしまう『ソワレ』


 『ソワレ』プロデューサーは豊原功補、アソシエイトプロデューサーは小泉今日子。原作ありき、出演者ありきではない作品を撮りたいのだと。やりたいこと、分かりました。悪くないです。
 主演の芋生悠、まさに体当たり。石川瑠華も、脇ながら、存在感あり。『左様なら』を見てるだけに、想い入れがハンパなかったりするけどね。。


そういう話だったのね。『赤い闇』


 スターリン時代のソビエトの闇を取材する若きイギリス人記者。事実をベースにした映画『赤い闇』。出だしで、あれって思うのだが、そういうことだったのでねと、最後に納得。ネタバレっぽいが、ジョージ・オーウェルを読んでおくと、楽しみ方が違ってくるかも。