2021/08/16

コロナ禍でよりカオス化する世相が反映されている、『ザ・スーサイド・スクワッド』


 『ザ・スーサイド・スクワッド』。ハーレイ・クインら、極悪犯罪者が活躍するという作品で、予告編からも、その破天荒さは分かっていたのだが、超えてきた。
 「平和のためなら、女も子供も殺す」なモチベーションの、世界のリーダーを自認する国家、アメリカ。そこに属するんだけど、個人として、どう対峙するのか。国、民族自決、格差、貧困など、コロナ禍でよりカオス化する世相が反映されていて、今見るべき作品になっている。